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死者375人以上。38万人が避難。フィリピン台風直撃「電気も水もない」なかで……

3年前まではフィリピンが台風で大打撃を受けても、自分とは関係ない国の出来事だと感じてた。オンライン英会話でフィリピンの先生たちと知り合う前まではーー。

今は違う。日本から飛行機で4時間。たくさんの友達が住む街で、わかっているだけでも数人の友達の家が全壊してしまった。どこかの誰かではなく、多くの友達に起きた話。

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死者375人以上。38万人が避難。ほんのわずかな時間で街が壊滅的な状態に

「水が出ないから顔も洗えないし、汗をかいてもシャワーも使えない。トイレに行くのも大変。電気もまったくないから、夜は真っ暗な中で生活している」。そう話すのは、フィリピン・セブ島に住むフィリピン人の友だちや、現地でオンライン英会話を教えてくれている先生たち。セブ島やボホール島などのフィリピン中部と南部を直撃した台風22号(オデット)発生から約1週間たった現状をお伝えします。

現在の被害状況は、死者が375人となったと明らかにした。500人が負傷し、56人が行方不明。38万人が避難となっていますが、エリアによってはまだ報告されていない、または把握しきれていないところもあるので、人数が増える可能性があります。

16日の夜、風雨は急速に強まった

「週末に台風が来るみたいだね。学校でやるクリスマスパーティーの日に当たらないといいね」。セブ島にあるオンライン英会話スクールのQQ Englishの先生たちとそう話していたのが、たしか12月14日。その2日後の16日。フィリピン・セブ島、ボホール島を中心に台風が直撃。

当日、メインの先生のレッスンを3コマ予約していたものの、午後9時すぎにみたら突然すべてのレッスンがキャンセルに。2年間ほとんど休んだことがない先生だったので体調でも悪くなったのかと思っていたら、台風の影響ですべてのレッスンを中止にするとのアナウンス。たまたまライブ配信をしている人がいたので様子を見ていたのですが、最初はちょっと雨が強いなというくらいだったのが、30分ほどでかなり風が強くなり、さらに上から何かが降ってくる映像まで映し出されました。ライブ配信は、約40分ほどで止まったのでその後はわからなかったのですが、翌日、学校全体でレッスンがキャンセルに。

その後、徐々にレッスンが再開しはじめたものの、顔見知りの先生は誰もいなくて状況がわからないまま。その後、セブ島に住むフィリピン人の友達から連絡が入るようになり、少しずつ現状がわかってきました。

夜はろうそくの火をともして暗闇で簡単な調理

友達2人(夫婦)は、セブ島中心部のITパーク付近に住んでいるのではないかと思います。家などは壊れていないようなので、ひとまずは安心。ただ、庭にはえていた大きなバナナの木が倒れてしまったのと、停電で電気が使えないため、仕事もできないし、食事をするのも困ると言ってました。

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折れてしまったバナナの木。

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食事の準備はろうそくの火のもとで。

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夜はランタンだけで過ごす日々。友達夫婦には、1歳と3歳の小さな子がいるので、この状況はかなりつらいはず。ガソリンは50ペソから90ペソ、水は30ペソから70ペソで売っているそうです(1ペソ=2円ちょっと)。ただし、今はどこも込み合っていて買えない可能性が高い、と。

セブ島での移動は、ほとんどが車かバイクなのでガソリンは必須。水もないと困ります。でもお店に行っても買えない状態が続いている――。

この家族は家が壊れなかっただけよかったのですが、別の場所に住む友達は、住んでいた家が全壊、実家が半壊になってしまったとのことで、本当に命があってよかったという、そういう状況だったようです。

先生たちは無事……だった人も多いけれど

セブ島の中でもとくにひどかったのが、QQ Englishのシーフロント校があるラプラプ市とマンダウエ市あたり。オンライン英会話のレギュラー先生の1人と12月20日の夜のレッスンで連絡が取れ、翌朝は別のレギュラー先生ともレッスンで再会することができました。

どちらもシーフロント校にいた先生ですが、1人は、セブ島中心地のITパークエリアにあるITパーク校に移動し、もう一人はシーフロント校に残っているそうです。ITパークエリアは、学校前にあるセブ島最大のナイトマーケットが全壊したり、隣のアヤラショッピングモールのガラスが割れたりと大変なことになってはいたものの、学校自体は電気も水も使えるそうです。

まだ知り合い数人しか確認が取れていませんが、少なくとも学校にいた先生たちは無事だったようです。

台風前のITパーク校とナイトマーケット

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(ITパーク校前の公園/2019年撮影)

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(ITパーク校前にあるセブ島最大のナイトマーケット/2019年撮影)

台風直撃で全壊したナイトマーケット

(↑左が台風前、右が台風直撃後のナイトマーケット)

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ITパーク校そばのお店。街の中ではビルのガラス窓が壊れ、道路にガラスが散乱していると言ってました。

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街のあちこちに電信柱が倒れ、そのため電気の復旧が進まない状態。修理しようにも、車が通れないところもあるため作業は難航。

毎日片道一時間かけてバスでITパーク校へ

ITパークに移動できた先生たちは、トレーニングルームや新たに作ったダンススタジオなどの部屋を使って寝泊りしていると言ってました。ただ、部屋には限りがあるため、他の先生たちはシーフロント校に残り、送迎バスで片道1時間かけてITパークに通っているとのこと。

「朝3時に起きて支度をし、バスに乗って1時間かけてITパーク校に移動してる。朝はまだいいけど、夕方、交通渋滞に巻き込まれると車が動かなくなるから本当に大変だよ。しかも、シーフロント校では水も電気もないから、顔も洗えないし、シャワーも使えない。電気もない。ネットもつながらない。部屋の中は被害を受けていないからきれいだけど、生活には本当に困ってる」と、レギュラー先生の一人が教えてくれました。

シーフロント校の被害は、想像以上にひどかったです。

被災前のラプラプ市にあるシーフロント校

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これは被害を受ける前のシーフロント校です。海に直結していて、プールもあり、大きなヤシの木が2本はえています。この写真を撮ったのは2年前の12月10日あたり。気候は温かく、プールに入るのにちょうどいい気候でした。

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留学中、授業のない時はプールで遊んだりしていました。プールの向こうには海があり、まるで海とプールがつながっているかのように見えます。

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天気のいい日には、カフェテラス横のヴィラで海を見ながらのんびりして過ごしました。

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カフェも広々としていていい気持ち。よくここでいろんな先生に話しかけて、仲良くなりました。レギュラー先生の一人と偶然出会ったのもこのカフェ。台風の2日後には、近くに住む子供達を迎えてクリスマスパーティーをする予定でした。

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それが……。

ヴィラが全壊。被災直後のシーフロント校

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ヴィラは完全につぶれ……

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カフェテラス内のステージもぐちゃぐちゃ。本当は、クリスマスパーティー用にデコレーションしたすごくかわいい家があったのに、跡形もなくなっていました。

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どこからかマットレスらしきものが飛んできて、机も床もぐちゃぐちゃ。

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シーフロント校の入り口付近にあったと思われるプレハブの建物。なぜか二階部分に先生たちが寝ていた二階建てベッドがのっかっています。

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部屋の中にあったパソコンは水浸しに。

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先生たちが寝泊まりしていたと思われる部屋もめちゃくちゃに。幸いなことに、白亜の建物のほうは大丈夫だったようです。ただ、7階に泊まっていた先生によると、窓を開けていたのか雨漏りがしたのかで、部屋の中の一部と私物が濡れたと言ってました。

不幸中の幸いで、住む場所があったこと、ITパーク校の電気がつながるためオンライン英会話の継続はできているようです。QQ Englishは24時間体制で、深夜の時間帯だけレイテ島のタクロバン(?)に住んでいる先生たちがやっています。そのため被害がなく、そちらは問題なくレッスンを継続できているようです。

もしも自分がCEOの立場だったら……

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セブ島は観光地のため、海外からお客さんが来ないと生活が成り立たなくなる人がたくさんいます。留学事業もその1つでしょう。2020年3月に突然フィリピン政府から、留学事業を含むすべての学校の閉鎖が命じられ、多くの学校が閉鎖に。QQ Englishは先生たちをすべてシーフロント校に移動させ、外部との接触を一切たち、そこでずっとこの2年間レッスンを提供し続けてきました。家に帰れない、家族と会えない、1年近く一歩も外に出られない。先生たちのストレスは相当なものだったと思います。

先生たちも大変だったと思いますが、一番きついのはやはり代表を務める藤岡頼光(らいこう)さんだったのではないかなと思います。メインの留学事業が停止せざるを得なくなったものの、ここで事業全体を止めてしまうと、1000人以上いる先生やスタッフが雇用できなくなってしまう。先生たちの収入に頼っている家族も多いため、そうなると家族全体が路頭に迷うことにもなりかねない。

前にも進めない、後ろにも戻れない。私だったら、ストレスで胃がおかしくなり、血反吐を吐いてのたうちまわっているんじゃないかと思ってました。

しかし、頼光さんの場合は2013年にレイテ島を直撃したフィリピン最大規模の台風「ヨランダ」被災も経験していて、コロナも経験して乗り越えているので、今回も指揮を取り乗り越えられると思います。

QQ Englishがすごいのは、常に近隣地域の人のことを気にかけていること。コロナでは、地域の人たちにお米を配り、今回は浄化装置を使って飲料水をわけるなど、地域コミュニティを大切にしていているのです。

今安全な日本にいたら「それくらいできる」と思うかもしれませんが、実際に現地にいて、たくさんの社員やがれきの山を目の前にしたら、近隣住民の人にまで気が回るかわかりません。

あと何回乗り越えればいいんだろう

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ようやくそれを乗り越えて、コロナが落ち着けば留学事業が再開できるかも、というところに来て、今回の台風直撃。校舎の一部が破損。電気がつながらないから先生たちに仕事を割りあてることもできない。パソコンも壊れて買いなおし。

QQ Englishにかぎらず、セブ島で留学事業やオンライン英会話を行っていた会社は、みんな同じような気持ちなんじゃないかと思います。「あと何回これを乗り越えればいいんだろう」と――。

セブ島語学学校2校閉鎖、オーストリア留学エージェントの業務停止、TOEIC事業を始めるも……

今、TOEIC対策でお世話になっている「コレダケ」の代表石原さんはさらに大変で、コロナでオーストリア留学エージェントと、セブ島2校の閉鎖、さらに沖縄に新しく学校を開校しようとしたらコロナが直撃し断念。やっとの思いでオンラインTOEIC対策校「コレダケ」を開設して、軌道に乗ってきたと思ったら、今度はセブ被災で現地からオンライン英会話を提供していた先生たちと連絡が取れない&レッスンが提供できない状況になり……。ほんとにどこまで行くんだろうというくらいですが、たぶん石原さんとフィリピン人の先生たちなら大丈夫!だと信じています。

オンライン英会話&コーチングスクール「ミライズ」の今

また、セブ島には、ネイティブキャンプやDMM英会話の先生たち、語学学校&オンライン英会話スクールのミライズもあります。ミライズの校舎もビルなのに、かなり悲惨な状況で先生たちが心配です。

ミライズのチャラ男先生は元気なのでしょうか……。

ミライズ&セブ島支援クラファンはこちら


先生たちは笑顔でいるけれど――

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オンライン英会話の先生たちは、レッスンのときにずっと笑顔です。ある先生は「嵐が去った後は虹が出るって知っているから」と話していました。ただ、そうはいってもそれはレッスン中だからこその笑顔。元々セブ島をはじめフィリピンの人は陽気で明るいところはあるものの、コロナからの台風で、内心相当まいっていると思います。

2020年末のクリスマスイベントで、先生たちが動画を作った中に、そんなシーンが一か所ありました。オンライン英会話のときはずっと笑顔で話していたものの、カメラオフになったとたん、泣き出してしまうというもの。原因は病気の家族がいて、本当は家に帰って看病したいけれど家族のためにも働かなければいけない。そんなストーリーでした。今もきっと同じだろうなと思います。

一昨日の夜、初めて会った、レイテ島タクロバンの先生と話していたら、彼は2013年にフィリピンのレイテ島を直撃した最大級の台風ヨランダを経験したことがあると話してくれました。「できることはサポートするから、一緒にがんばろうね」と伝えると、先生は「ありがとう……。本当にありがとう。言葉にならない」といって泣いていました。過去の経験と、今まさに同じ状況に置かれているセブの人たちを助けたいという気持ちがこみあげてきたのでしょう。

昨日の晩、メインの先生に会ったので話をしていたら、やはり「すごくいろんなことを考えるよ。連絡が取れない家族が無事でいるか。これからのこと、自分の将来のこと。考えすぎて眠れないんだ」と話していました。彼はいつも底抜けに明るいのですが、同時に考えすぎてしまうところもあるのです。彼に限らず、ほかの先生たちも同じなんじゃないかと思います。そんななかでも、ずっと笑顔でレッスンを提供し続けてくれる先生たちには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

寄付について考える

今、私はフィリピンのことについて考え、寄付などもしています。ただ、実を言うと寄付についてちゃんと考えるようになったのは2年ほど前からです。というのも、寄付をしてもどこにお金が使われるのかわからない。必要な人に届くことは少ないんじゃないかと、寄付に対しての不信感があったからです。また、正直、自分が寄付をしなくても誰かがするからいいだろうとも思っていました。

それなのになぜ変わったのかと言えば、やはりオンライン英会話を通してフィリピンの先生たちと出会ったこと。ここで起きていることは、他人ごとじゃなくなったということです。同時に、メインの先生が子どもの頃に貧しくて、教会を通してアメリカ人の家族から寄付を受け取っていたと話してくれたことが大きかったです。

よく先生は「僕らには、家があり、家族があり、切るものも食べるものもある。だけど、孤児院の子どもたちは家も家族も何も持っていない。だから僕らがサポートする必要がある」。そうレッスンで行っていました。そして、実際にQQEnglishの先生たちと一緒に孤児院訪問などもしていました。

寄付をしたその後。子どもたちはどう成長する?

「今、自分が寄付をすることで、なんらかの形で子どもたちの役にたち、もしかしたらその数%の子どもたちが成長してオンライン英会話を教えてくれるようになるのかもしれない――」。そう思ったら、これは寄付というよりも教育への投資だと感じるようになったのです。

またQQ EnglishのSDGsキッズレッスンで、実際にフィリピン・セブ島の貧困世帯といわれている子どもたちと話し、お互いに考えていることをシェアできたのも大きかったと思います。

寄付したその先を考える

セブ島の貧困世帯を現地でサポートしながら教育を届ける活動をしている「ダレデモヒーロー」のことは以前から知っていて、できるときにできる形で支援をしてきました。現地でサポートしながら、相手に依存させないシステムを作り、リーダーを育てていく。親の代から考え方が違うので、大変なことも多いと思います。私は直接現地に行って手伝うことができないので、寄付という形で支援させてもらっています。

ちょうど台風の一週間ほど前に、子どもたちがシーフロント校に集まり、クリスマスパーティーをやったそうなので、それだけでもできてよかったなと思います。

「ダレデモヒーロー」では、現在寄付を受け付けています。私も少しですが寄付をさせていただきました。

セブ島台風被害と貧困問題(2021年12月27日)

↑セブ島貧困世帯の家族と子どもたちへの緊急支援はこちら

お金は自分のためだけに使うべき?

もう1つは、ファイナンシャルプランナーの中村芳子さんとの出会い。彼女は、私がマネーコラムを担当していた時にお話を伺っていたのですが、そこでこんなことをお話されていました。

「手取りの15%はちゃんと貯蓄すること。そして最初は数%でいいから寄付をすること。みんな老後が心配というけれど、それは老後を自分一人でなんとかしなければいけないと思っているからよ。自分のためにしかお金を使わない人は、困っても誰も助けてくれないと無意識のうちに思ってしまうの。

資産がどんなに増えてもこの不安からはのがれられないのよ。逆に、人のために寄付できる人は、寄付した以上の幸せを感じられるのよ。仕事が忙しくて自分では直接サポートできないけれど、寄付という形でサポートしたらその人が幸せになるのを手伝うことができる。結局は、めぐりめぐって自分のところに返ってくるのよ。私はそれでずっと寄付を続けています」

自分のためだけにお金を使ったら、自分しか幸せになれない。でも、誰かのために、しかもできるだけ多くの人のために使えたら、その人たちみんなを幸せにできる。これは私がずっとお金の使い方として決めていたことでもあので、すごく腑に落ちました。

活動の実態があること、継続支援できること

「寄付が大切」とはいえ、いつでもだれにでも寄付するということは、私はしていません。私が寄付する場合、そこにお金を預けてどんなリターンがあるかということを常に考えています。リターンというと、自分が利益を受け取ることを考えていると思われるかもしれませんが、そうではなくて、投資した分ちゃんと次につながる活動になっているかということが気になるのです。

もちろん、生活費が足りないという人のために、その場で使うのはありだと思います。ただ、預ける先によっては目的の人にいきつかない懸念もあるので、そこはかなり慎重になってしまうところでもあります。団体に寄付する場合、その団体がどこでどんな活動をしていて、どんなところとつきあいがって、その先はどうなるのか……毎回じゃないけど、職業柄、つい調べてしまうのです。そのため寄付をするところは個人的に付き合いがあるところ、かつ継続できるところになるかな、と。あくまでも私の場合です。

もし私が寄付について設計するとしたら

寄付をする場合、寄付をされた人はもちろんのこと、できれば寄付をしたがわにもメリットがあり、もう1つ企画した側にもメリットがあればいいなと思います。たとえば、オンライン英会話であれば、クラウドファンディングなどで寄付をすることで、リターンとしてオンライン英会話のレッスンが1回無料で受けられるというのがあったらいいかなと思います。

20%引きなどのクーポンを付けてもいいのですが、それだと既存の生徒しか使えない。寄付を募りながら同時に、新規顧客の開拓をしたい。そうなった場合、同業他社のお客さんを狙うよりも、まだオンライン英会話を受けたことがない新規のターゲットに絞り、無料で受けてもらう。

先生たちには、あらかじめ寄付で配ったチケットを使った人にはわかるようにしておき、その人が受けたら「寄付をしてくれてありがとう!」と直接お礼を伝えてもらう。言われたほうは、自分が寄付したことで、直接先生たちにお礼を言われて「届いたんだ」ということを実感する。かつ、気分もいい。先生の話に興味を持ち、親近感を持ち、もっと話したいとなる。入会―!となる予定(笑)。支援した人も、支援された先生たちも、運営側も喜ぶ。三方よし!!

実際にはシステムの問題などがあり、すぐにできるかわかりませんが、きっと今後も同じようなことは起きるはずなので、今設計しちゃったほうがいいと思います。

ちなみに、オンライン英会話だとDMM、ネイティブキャンプがレッスン生を対象に寄付活動をはじめたほうですね! QQEnglishはまだそこまで手がまわっていないのだと思います。

「宇宙から全員お金送り!」500円から広がる支援の輪

寄付に関していえば、2021年12月8日から民間ロケットで宇宙に旅立ち、「宇宙からお金送り」をした前澤さんが送ってくれた500円も入っています。以前は「なぜお金送りなんてことをしているんだろう」と思っていたのですが、TwitterやYouTubeなどをみていて、前澤さんが「寄付をしたい人に直接届けたい」「自分が寄付をすることで、送られた人の何割かでも別の人に寄付をしたら支援の輪が広がるのではないか」ということが理解でき、参加させていただきました。

そして、この500円は今回のセブ島支援の寄付に使わせていただきました。今回、前澤さんは全員にお金送りをしているわけですが、最低金額が500円です。その500円をそのまま、もしくは上乗せして誰かに渡したら……どんどんそうやって支援の輪が広がっていくといいなと思います。

私は、日本でもセブでもその他の国でも、直接かかわりのあるとろにしかまだ寄付をしたことがないのですが、今後はつながりをひろげつつ、できるときに無理なくできる分だけ寄付を続けていこうと思います。

シーフロント校被災で現場は大混乱

ここ一週間あまり、QQEnglishで予約をいれてもすぐにキャンセルになり、そうかと思えば、またレッスン枠があいたり、ということを繰り返しています。先生に聞いたところ、「休みだったけど人が足りないから来てくれといわれ、来たら今度は翌日のスケージュールまで開けて予約を受けてしまっている。でも、明日から実家に帰るから休みだって伝えたんだよ。そしたらまた閉めたんだけど、また今度は違うスタッフが開けたみたいで……」と。

スタッフも、校内で見かけたから「この先生はレッスンができるはず!」と思って入れているのかもしれません。いずれにしても大変そうです。また、レッスンはしていないものの、仕事時間に校内の片付けをしている先生たちもいるそうです。そんなわけで、キャンセルになったり、レッスンを開いたりしているようです。おちつくのはお正月明けかなと思います。

現在、ITパーク校のほうは、電気も水道も使えて、安定してレッスンを行える状態になっている様子。シーフロント校が回復するまでしばらくは先生たちはここで頑張ることになると思います。

2年前に新しく作った7階のフロアがなんともなくて良かったです……。

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災害は他人ごとではない。明日は我が身と構える

実をいうと、災害というのもあまり身近には感じていなかったんです。2年前までは。2年前の九州や中部地方で記録的な豪雨による被害で、実家が危ないかもと思ったのが意識変化のきっかけです。幸いこのときは何もなかったものの、今度はこの2カ月後に、自分自身が避難しなければまずいかもという状況になり……。それもあり、今年のセブ島台風直撃は他人ごとじゃないと感じています。

セブ島、ボホール島を中心とした台風被害は、まだ落ち着く気配がありません。一刻も早く電気と水が使えるようになることを祈っています。

コロナも台風も乗り切れる!無敵のチームビルディング

QQEnglishの先生に以前話を聞いたとき、「みんなチームになって動いているんだよ。だから僕らは強い」という話をしてくれた先生がいました。QQEnglishに限らず、フィリピンの人たちはコミュニティでの結束が強いため、今回もなんとか乗り切ってほしいと思います。私ができることは、寄付と被災した先生たちの話を聞くことくらいですが、自分にできることをコツコツやっていこうと思います。







フィリピンセブ島の孤児院で出会った子どもたちをサポートします😊✨✨子どもたちが大人になったとき、今度は誰かをサポートしてあげられたら素敵ですね❤️