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セブ島滞在「1週間」は語学留学とは言わない?オンライン留学も含めて考えてみた

2年前、セブ島に超短期語学留学をしました。その時のことを記事に書いたのですが、Yahoo!コメントで多くの人から「1週間は留学とは言わない」「旅行だ」と書かれました。もちろん半年とか1年行けたらいいけれど、忙しい社会人にはその余裕はなし。そろそろ現地留学がスタートしはじめそうな今、一週間の超短期留学でもする意味はあるのか、コロナ禍に始まったオンライン留学との比較などについても、改めて考えてみました。

一週間の短期留学、行く意味ある?

私がセブ島短期留学したのは、2019年6月。元々オンライン英会話を始めた目的は、留学をして語学を習得したかったからです。というのも、先に何度も留学している友達から、英語学習を始める前にこう言われたのです。

「留学だけしても、現地に慣れるのに1週間、先生の話が聞けるようにまるまでに2週間目、学校の生活にも英語の学習にも慣れ始めるのが3週間目。そこから勉強し始めて、ある程度語学が習得できるようになるまでには、最低3カ月以上はかかる。なんの知識もなく留学にいっても、無駄にお金と時間を使って帰ってくることになるから、先にオンライン英会話をやって、ある程度英語学習に慣れておいたほうがいいですよ。そして、先生たちと仲良くなって、学校のシステムのことを聞いて、現地に行ったら即留学生活に馴染めるようにしておかないと、時間の無駄になりますよ」

友達は、すでに何年も英語を勉強している英語上級者で、セブ島留学も数カ月単位で2回ほど経験しているため、内部のこともよくわかっていました。そこでたくさんの留学生をみてきたからこそのアドバイスだったのだと思います。

そこで私の場合は、まず留学することを決める→いついくかを大まかに決める→オンライン英会話で語学学習を始める、という流れで始めました。これを決めたのが2018年末です。その後、2019年1月から本格的にオンライン英会話をスタートし、2019年6月に1回目のセブ島留学、12月に2回目のセブ島親子留学を経験しました。

たった一週間の留学でも時間にしたらオンライン英会話の4カ月分!

記事を書いたのは、第一回目のセブ島留学です。この時点で次のセブ島留学はまだ未定だったのでそのことについては触れませんでした。そのため「1週間のセブ島留学」としたわけですが、これについてヤフコメで「一週間の滞在は単なる旅行」「観光だ」「留学とはいわない」など、いろいろ言われました。ヤフコメはいつもこんな感じなのでまったく気にしていないのですが、逆に考えれば一週間の留学でも時間的には相当な価値があると思います。

というのも、私の場合1日25分のオンライン英会話を毎日受講しているわけですが、たった一週間の留学(トータル32時間)で、オンライン英会話4カ月分もの時間数になります。私は、初めての留学ということもあり1日6時間コースを受けていたのですが、通常の1日8時間コースを受けて、さらに体力に余裕があれば毎晩2時間の無料ナイトクラスも受けることができます。

現地留学滞在でリスニング力が格段に向上!インタビュー記事が書けるまでに

1週間の現地留学を2回体験してみて感じたことは、たった一週間でも英語力改善に大きく役立ったということ。滞在期間が1週間だったこともありテストは入学時に1回しか受けていないため、点数での差はわかりません。しかし、1回目の留学まえには先生の話を聞き取るのがまだ難しかったのが、留学期間中にリスニング力が劇的に向上し、インタビューができるまでになりました。これは英語を習い始めてから半年後に書いたインタビュー記事です。録音はしていなくて、先生から聞いた話をそのまま日本語で書きました。

「だから僕は英語を学ばなければいけない」セブ島親子留学6歳次男の変化

2回目の親子留学では、私よりも始めて留学する当時6歳だった次男のほうに大きな変化がありました。留学するまでは、いやいや英語を学んでいた次男ですが、現地でたくさんの友達ができ、また友達とは日本語でやり取りができないから英語をはなさなければいけないという必要性を感じたようです。そこから徐々に変わり始め、今は英語のレッスンはまじめに取り組んでいます。

「英語が話せないと生きていけない」現地滞在で感じた語学習得の必要性

なによりも、現地にいくことで会話はすべて英語というのは、ある意味たった一週間でも緊張度の高い生活でした。また、オンライン英会話だと担当の先生とだけ話すことになりますが、現地にいったら「停電でWi-Fiがつながらないけど、10時までにこのデータを日本に送りたい。だからセキュリティルームのWi-Fiを5分でいいから貸してほしい」「自分の教室がわからない」「荷物をどこかに置き忘れた」「突然Wi-Fiがつながらなくなったけどなにかあったのか」「コンドミニアムまでの帰り道がわからない」「タピオカのお店はどこにあるのか」「食べた食器はどこに戻すのか」「4時までに○○に行きたいけど、間に合うのか」など、いろいろ聞かなければいけないシーンに遭遇します。日本語通じないから、当然英語。片言で、ゼスチャー交えながら必死で伝える。語学学校以外で、英語を話す重要性をひしひしと感じました。

「学校内で英語を学ぶだけなら安全」かもしれないけど……

語学学校は、ある意味安全です。先生は生徒のブロークンな英語でもなんとか聞き取ってくれようとするし、最悪、日本人スタッフがいる。でも、一歩外に出たら自分で対処しなければいけない。英語がある程度話せるようになった今なら大丈夫かもしれませんが、当時は聞くのも話すのも難しかったので相当な緊張感でした(ちなみに、ひとりで海外にいったのもこれが初めてでした)。そういった意味で、たった一週間でも留学は自分にとってかなり大きな経験になったといえます。2021年も、年2回行く予定でした。

2019年12月。「また半年後に来るね」そう思って去ったセブ島でしたが、世界中でコロナが蔓延して2021年3月にセブ島の語学学校を含めたすべての学校が閉鎖に。そこから長い長い渡航禁止期間が始まりました。

コロナ禍で始まったオンライン留学、現地留学との違いは?

当時、現地でセブ島留学をしていた生徒さんたちは、急遽日本に帰国することになり、授業継続のために始まったのがオンライン留学でした。私も2021年5月に1週間のオンライン留学を体験しました。

オンライン留学は、日本にいながらセブ島現地の学校から1日3~6時間程度(無料のナイトクラスはプラス2時間)、集中的に英語を学べます。現地留学に比べて現地までの飛行機代、滞在費用、食費、時間を考えたら、相当リーズナブルに完結できます。

セブ島語学留学で、コンドミニアム含む料金は1週間で約6万円ほど(受講時間、滞在する部屋によって変わります)。セブ島現地でお土産を買ったり、アクティビティに参加するお金が3万円ほど。飛行機代が5万円。高くてもトータル15万円ほどあれば十分です。やり方によっては10万円くらいでも十分できます。

オンライン留学の場合は、現地滞在費などがかからない分、留学費用5万円ほどですみます。飛行機代、現地でのアクティビティ代がかからないため、費用面ではかかり抑えられます。また、現地留学の場合は、日曜日の午前中成田を出発して午後にセブにつき、翌月曜日から金曜日まで留学。土曜日か日曜日に帰国となるので、どうしても留学意外に2日か3日は移動時間、滞在時間に取られます。オンライン留学の場合はそれがないので、3日間英語の学習に充てられます。

また忙しい社会人向けに夕方からのコースもあったと思うので、それを利用すれば、仕事をしながらでもオンライン留学できます。そういった意味で短期間で英語を習得しなければいけない忙しいサラリーマン、TOEIC受験者にはピッタリ。反面、現地滞在で起こったようなハプニングや、偶然の出会い、身に差し迫って危機感を感じることがないため英語を学ばなければいけないという必要性は感じにくいかもしれません。


オンライン留学を受けてみて感じたのは、現地留学にはない独自のカリキュラム、リフレクションタイムの重要性です。オンライン英会話、現地留学ともに、基本的にレッスンはその時間内に終わり、宿題などがあれば自宅でやることになります。オンライン留学の場合は、あえてこの宿題の時間をレッスン中に設けて、さらにアウトプットの場として、1日の最後に先生との対話の中で発表する時間を設けていました。

たとえばリフレクションタイムでは先生に「今日はどんなことを学んだ? なにが簡単で、なにが難しかった? 今日やったトピックについてのテーマであなたはどんなことを考えた? あなたの意見を2分間のスピーチで伝えて」という感じです。ここで学んだスピーチ構成については、英語の文章構成力にも役立っています。

留学は事前準備が10割!今すぐ始めるべきこと

「たった一週間の留学では留学とはいわない」といわれていますが、事前準備を万端にしておけば効果はあると思います。逆に3カ月、半年いって話せるようになっても、帰国後、英語学習を止めてしまったらせっかく覚えた単語や文法も忘れて話せなくなってしまいます。現地留学で長期滞在できたらそれがベストですが、できない場合は短期間でもいいから行く。それが無理な場合は、オンライン留学を自宅でやる。すべてに共通しているのは、英語を話せるようになりたかったら学習を長期継続すること。私の場合は、長期留学はまだまだ難しそうなので、せめて短期留学でもいいから年2回行けたらいいなと思っています。

コロナの世界的蔓延で中止になった現地留学。「来年の1月から生徒を受け入れる準備を始めているよ」という話を先生から聞き、改めて留学の意味について考えてみました。

留学が再開されたら行く予定の人、今からオンライン英会話や自主学習で英語の学習を始めておいたほうがいいと思います。またどこかの国に長期留学する予定がある場合は、今から現地のスクール関係者に学校のシステムの古都、滞在先の治安情報、現地病院の体制、保険適応範囲や支払い方法についても、情報収集しておいたほうがいいと思います。今日からすぐに始めましょう!


 


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