koheiouchisongs

andというバンドをやっています。

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最近の記事

celi

下書きが6月で止まっていた。 ご存知の通り飽き性ではあるが、音楽と生活だけは続いている。続いているというか、まだ終わらないでいる。 歌う事も曲を書く事も詩を書く事も、出来れば必要とされていない時に取り組みたい。 勝手に生まれ、勝手に表現され、誰に聴かせるでもなく、たった数分の命だったりするが、その一瞬の為に存在する。それが音楽の在るべき姿だと思う。 "バンドは生き物"とよく比喩されるが、音楽そのものと同じ様に、もっとナマモノで、もっと流動的で、もっと刹那的な部分を切り取

    • 知れ者

      思い描く理想の報酬は どうせ叶わないから放っといて 闇も光も大差ないこの泥濘の中逃げ込んだ 何か一つあればいい たった一つあればいい 決死の手探り虚しく 泥の中空を切った 作り笑いじゃないよ本当に だって最初からそうだから 死ぬ程つらい思いしても生きてる奴らの土台になるだけ 分からない事は分からないって ちゃんと言ってって言われるから じゃあ言わせて貰うけど わかっていた事もわからない 愛されたくて使う心が 全部裏目の痴れ者の僕 他人と自分に言い聞かせてる 「何ともない」そ

      • みん難儀

        幸せな気持ちが元手になる事はあっても、あー!幸せ!サイコー!!という気持ちで曲を書く事はないな。 この気持ちもいつか薄れたり、忘れたりするのか...悲しいな...とか考えてる間に曲がうまれたりする。ハイドアウトとかそう。 幸せの当時を思い出す方法は人それぞれあると思うが、やはり自分は喪失感がその殆どを占めていると思う。別に俺にとっては普通の事なんだけど、幸せを享受している人を見かけると羨ましくもある。難儀だね。みんな難儀を抱えてるんだろうけどさ。 抑圧される程、追い込まれ

        • 逃避行

          遅くなりましたが明けましておめでとうございます。年が明けてしばらく経ちますが、いかがお過ごしでしょうか。 慌ただしく平凡な毎日が帰ってきたね。ずっと炬燵で寝ていたいのになあ。 たくさんアコギを弾いています。思い出せないような昔の曲から、今の曲まで。俺こんなに曲書いたっけ、一つとして同じ曲無いや。当たり前だけども。俺、すごいのかも! 古い曲歌ってると、新しい自分が見つかっておもれーってなる。今月は弾き語りのライブがある。おもれーってなりたい。あなたと一緒に。見つけましょ。

          復唱

          デモ音源にギター足してるとやり過ぎちゃう。普段ギター1本だから重ねるのは新鮮で楽しいんだけど、いつの間にか三人で表現するのが難しい音になってて、スタジオではいつもうんうん言いながらアレンジしてます。主に同じ竿物の周平が大変そうだね(他人事) 3ピースバンドって面白いな、と最近よく思う。三位一体の様で、三竦みの様で。二等辺では成り立たなくて、正三角よりも流動的で。 以前よりメンバーの音も聴けるようになってきました。どんなつもりで演奏してるのか、体調はどうなのか、どんな気分な

          ごめん!

          更新せずほんとごめん。まじごめん。このブログの事ずーーっと引っかかってはいたんだけど、気分屋だから、とかそういうの言い訳にして先延ばしにすんのだせえよなぁと思ったら居ても立ってもいられず、リハ前にキーボード叩いてます。不定記とは言えほったらかしすぎた、ごめんなさい! Vlogもおもろそうだなーぐらいの見切り発車で始めたはいいものの、自分が思ったより映像という媒体のディテールを気にする人間だったみたいで、カット割りの編集とかしてる時にあれ?俺こんな事してる暇あんだっけ?って気

          今日は素晴らしい芸術家達の作品に触れた日だった。 ナカムラの https://instagram.com/o8_21__?igshid=16dgzkgi4gm34 大阪で出会った小さな写真家の作品集。小さなというのは身長的な意味です。怒られそう。 数人のモデルが居たが、そのどれも別人かと思う程多彩な感情を魅せていて驚いた。信頼のおけるカメラマンでないとここまで引き出せないのではと思う。彼女の人柄が見受けられる。 若い写真家なので今後どうなっていくのか見届けたい。いつか自

          閃き

          昨日は新しい曲の楽器隊のレコーディングでした。自分が考えたとは思えないくらいコードに気を使う曲で、ひいひい言いながら録りました、大変だった。 でも音を重ねる度に掌に馴染むネックとの距離感とか、少しずつ同期していくメンバーとの感覚は心地良いなといつも思う。andは基本的にせーので音を録るから、3人のグルーブがそのまま収録されます。これが一番andの曲の栄養になっているんだろうな。今のよくね?ってなった時すごいよ。なんだろ、テンアゲ⤴︎ ⤴︎って感じ。 へったくそな自分でも、2

          flower

          今の世界は聴きたい時に聴きたい曲を視聴できる環境が殆ど整っている。米津玄師の海の幽霊を聴きながらこれを書いてみる。 昨日、一昨日とmvの撮影で海と山へ行った。子供の頃から何時間もぼうっと海を眺めたり、父親に連れられて山を登っていたりしていたので自然は好きな方だと思う。というかだだっ広い所が好きなのだと思う。ただ、とにかく寒かった。凍えながらギターを握った。過酷な撮影に協力してくれたスタッフには本当に感謝。メンバーもお疲れさま。 自分の見た目が好きでないので、ドローンの映像

          あんなに暑かったのにいつのまにやら着込んで外出している。当時と比べたら信じられない、変わりすぎ。毎年思うが世界キョロ充説を唱えたい。もっと自分を持とうな。 今年の分のレコーディングが終わりました。アルバムを出す事を目標にしていたけれど、色々と状況が変わってしまったので違う形で曲を出していくと思う。LIFEを除けば最後に曲をリリースしたのが去年の8月末、一年以上経っている。ライブも9ヶ月していない。 これだけ歩みの遅いバンドにも関わらず、未だに曲を聴いてくれている人や、また

          質疑

          自問自答するのにも問題が必要だし考えるの面倒だなと思っていたら、丁度ヒカキンとこじはるが100の質問に答える的なのをやっていたので、ボールペン握ってノートに書き殴ってました。僕は生まれ変わったら鳥になりたいみたいです、ヒカキンと同じでした。空飛びたいよね、わかる。🦅 レコーディングが進んでいる。難航したり座礁したりしながらも確実に進んでいる。スタジオやボイスレコーダーから流れていた物が明確に形になっていく。自分たちだけの物だったのが、誰かに聴かれるために孵化しようとしている

          ブラックボックス

          考えることジャンキーなのでよくぼーっとしている。その道すがら思い出し笑いとかも頻繁にする。他人になんだこいつ。と思われても、誰も頭の中を覗けない。人を殺していても、救っていても、大切なことも、どうでもいいことも、誰にも知られない自分だけの世界。無敵。だから考えるの好き。 ぼーっとしている人を見るのも好き。なんか考えてんだろうなあって思いながら横目で見て、はっと覚醒するその瞬間を確認したい。悪趣味だなおれ、少なくとも良趣味ではないだろうな。 そう、なので詩や曲を考えるのと同じ

          ブラックボックス

          雨のち

          子供目線の曲が多い気がします。僕が大人になりきれないからでしょうか。 ------- 茹だる夜道の先の あの丘まで行こう 僕の見立てでは雨が降るらしい お目当てに辿り着くその前に 濡れたらいかんから 急いで 雨のち晴れだって誰が決めたのさ 見たいものも見れないかもしれないってのに 今日がもし駄目ならその次も付き合えよ それも駄目ならその先もずっと 茹だる夜道の先の あの丘まで行こう 偉い人の予言では雨が降るらしい お目当てに辿り着くその前に 濡れたらいかんから やめと

          Alice

          今日はとてつもなく暑かったのでシャワーを浴びて、缶ビールを開ける。今までシャワーを浴びたことも缶ビールを開けたことも無かったので染みる。また浴びてみよっかなあ、シャワー。 他人との付き合い方を考える様になってから、自分の嫌いな所や、人の好きな所が見えるようになってきた。この間にきっといくつも失っている。別にいい。と割り切ることもできない半端な日々を過ごす。それもいい。なんでもいい。 何かに没頭しているなと気づいた時に、いつも音楽をしている。音楽かオナニーをしている。こんな

          その手

          "大事なものは無くしてから気づく"みたいなの嫌いです。必ずその通りになるので。 ----- くだらない事で成り立つ日々 砂時計の様に落とされて 見渡せば無数に転がって 足の踏み場も無い どれだけ時を殺して 歩いて来たのだろう どうしようも無くなってから 気づく僕は駄目な奴だ その手掴んで 離さないように 強く握りしめたら 心まで繋がるようだ このままひとつになれたなら くだらない事を取り戻す日々 転がった後悔を拾いたくて 砂時計を横に倒す そんな事に意味なんてないな

          フィーネ

          欲張りでごめん。卑屈でごめん。弱くてごめん。たくさんのごめんなさいと、それでも選んだ人の唄。 ----- ひとつでよかった筈なのに 流れ星に脈打つ胸の虚 願い事を欲張った拍子に 掌からするりと落ちて あぁ またこうなった 拾い直しても 重なった摩擦で すり減る心 項垂れてしゃがむ人と 手を差し伸べるふりをする人 見透かされた共存の証 疑う事も知らないから からっぽの愛が どれだけ触れても 温かい様で 只の体温だ ねぇ 誰を見てる? 僕の肩越しに 目を離さないで 終