フィーネ

欲張りでごめん。卑屈でごめん。弱くてごめん。たくさんのごめんなさいと、それでも選んだ人の唄。

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ひとつでよかった筈なのに
流れ星に脈打つ胸の虚
願い事を欲張った拍子に
掌からするりと落ちて

あぁ またこうなった
拾い直しても
重なった摩擦で
すり減る心

項垂れてしゃがむ人と
手を差し伸べるふりをする人
見透かされた共存の証
疑う事も知らないから

からっぽの愛が
どれだけ触れても
温かい様で
只の体温だ

ねぇ 誰を見てる?
僕の肩越しに
目を離さないで
終わっていく僕を

からっぽでもいい
もう一度触れたら
冷ややかな様で
それも体温だ

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