flower
今の世界は聴きたい時に聴きたい曲を視聴できる環境が殆ど整っている。米津玄師の海の幽霊を聴きながらこれを書いてみる。
昨日、一昨日とmvの撮影で海と山へ行った。子供の頃から何時間もぼうっと海を眺めたり、父親に連れられて山を登っていたりしていたので自然は好きな方だと思う。というかだだっ広い所が好きなのだと思う。ただ、とにかく寒かった。凍えながらギターを握った。過酷な撮影に協力してくれたスタッフには本当に感謝。メンバーもお疲れさま。
自分の見た目が好きでないので、ドローンの映像や引きの画に魅力を感じる。メンバーや、景色をもっと観たい。主役の立場にある瞬間があまり好きじゃないのかもしれない。ボーカルの癖に、って言われてしまうけど、そんなボーカルも居る。
それでもハヤシサトルは本当に良く撮ってくれる。作品の歯車として自分の存在を捉えて、使ってくれる。音楽をより一層響かせる為に必要なものを理解している。人間性も含めて、面白い奴だなと会う度に思う。その不思議な魅力が、レンズの中に漏れている様な。
ハヤシサトルと松川浦の空。遠くで自分達が演奏している。
そしてこれも会う度に感じる事だが、自分が組んでいるバンドのメンバーは本当におもしろい。得意分野以外の事がほぼ全ておざなりになっているところが、自分と似ている気がする。そしてその得意分野が三人それぞれずれていて、うんざりする事もあるが、もちろんうんざりされている事もある。そしてお互いにリスペクトできる部分が多々ある。
撮影で焚き火をしたが、うまく木を合わせないとすぐに崩れてちゃんと立ってくれない。このバンドもそんな風に各々のバランスでうまく成り立っているバンドだと思う。燃え尽きるまでの短い間だが、その一瞬をこのバンドで歌えるならいい。
雨の予報だったが奇跡的に晴れて無事に撮影を終えることができた、そう遠くない内に見せる事ができると思う。曲も映像も楽しみにしていて欲しい。
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