閃き

昨日は新しい曲の楽器隊のレコーディングでした。自分が考えたとは思えないくらいコードに気を使う曲で、ひいひい言いながら録りました、大変だった。
でも音を重ねる度に掌に馴染むネックとの距離感とか、少しずつ同期していくメンバーとの感覚は心地良いなといつも思う。andは基本的にせーので音を録るから、3人のグルーブがそのまま収録されます。これが一番andの曲の栄養になっているんだろうな。今のよくね?ってなった時すごいよ。なんだろ、テンアゲ⤴︎ ⤴︎って感じ。
へったくそな自分でも、2人に引き上げられてぐんぐん上手くなっていく。その実感があるから、この作業は好き。レコーディングはしんどいけど、楽しいです。

この曲はまだ詩もメロも最後まで書けていない。書いては消して、をカウントしたら一体どれだけの数になるだろうか。失ったものじゃなく、今持っているものに何かを伝えたい時、こんなにも怖いんだなと思う。随分長い事この曲の事を考えている気がする。

でも不思議と焦りはあんまり無くて、ただ最後まで歌いきったその瞬間と、これを歌った先にある景色だけ想像して空想して妄想して楽しみにしています。歌録りまであと数日しかないけど、詩もメロディーも尻尾は掴んでいる。引っ張り出してどんな顔をしているのか、もうすぐ拝んでやるからな。

きっとまた好きな曲になる。がんばります。

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