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新しい仕事と住まい:40代男性が転職3ヶ月で中古住宅を購入した話

この度私、家を購入しました。

「40代」「転職後3ヶ月」「中古住宅」と言うことで、決して主流な購入パターンではないかもしれませんが、似た境遇で住宅の購入を検討している方の参考になればと思います。


家を購入しようと思ったわけ

住宅購入は人生の中でも大きな買い物になるわけで、決断にはそれなりの「きっかけ」が必要でした。

きっかけは「転勤」

住宅購入に踏み切った大きなきっかけは、転職直後の転勤でした。

新しい仕事に行く前から、「最初の赴任地は一時的なもの」と言われていました。また、転勤の際の引っ越し費用は会社がサポートしてくれるとのことで、費用の心配が軽減されることもあり、このタイミングで住宅を購入することを考えるようになりました。

また、転勤直後は次の転勤が予想されにくく、家族も徐々に「定住」を望んでいたことが、住宅購入を進める要因となりました。

4人家族で暮らせる手頃な賃貸物件がない

4人家族での生活を考えると、なんとか手頃な広さの賃貸物件を見つけるのが大変でした。

「広めの3LDK」「4LDK」くらいのスペースが欲しいなと思っていたんですが、実際に賃貸住宅を調べてみると、「3LDK」「4LDK」の間取りの物件がかなり少ないことに気づきました。

もし見つかってもほとんどが超ハイクラスで、一般的な3LDKや4LDKの物件はほとんど存在しないというのが現実でした。

40代でローンを組むならこれがラストチャンス(44歳が上限)

多くの住宅ローンは完済時の年齢を80歳までとしていることが一般的。35年ローンを組む場合、44歳が実質的なタイムリミットになります。

私の場合、44歳まであとわずかで、もし人生で住宅ローンを組むなら、これが最後のチャンスになります。一度の人生だからこそ、この機会を逃さずに活かすべきだと感じたのが、この大きな決断をする理由の一つなんです。

不動産屋さんを乗り換える

住宅購入の決断をした後、引越し(転勤)までの時間が短く、かつ新築する経済的な余裕もなかったので、中古のマンションや戸建てを探し始めました。

私の場合、希望するエリアにはマンションが少なく、実質的な選択肢は戸建てに限られていました。

戸建ての検索は、一般的な住宅情報サイトを駆使して行いました。物件を探したことがある方ならわかると思いますが、一つの物件に対して複数の不動産業者が募集していることがよくあります。

1件目の不動産屋さんにどことなく感じた「不信感」

住宅情報サイトで希望に合致する物件を見つけ、良さそうな不動産屋に連絡してみました。

しかし、この不動産屋さん、「会社に、無理してでも収入証明を出してもらうよう頼んでくれ」など要望してきたのです。他にも色々要望があるたびに、何か変だなと感じて、「不信感」が募っていったんです。

そこで、目当ての物件はそのままに、別の不動産屋さんへあたってみることにしました。

2件目の不動産屋さんは非常に親切、押し売り感もない

2軒目の不動産屋さんは、非常に丁寧で、こちらの懸念事項には前もって適切な資料を用意してくれるなど、親切な対応が印象的でした。若干落ち着きのない私の子どもに対しても、「遊んでていいよ〜」と歓迎の姿勢で接してくれたのも、非常に好印象でした。

目当ての物件は変わりませんでしたが、手続き上の必要だったので、2軒目の不動産屋さんに同行してもらって同じ物件を再び内見し、ついに住宅購入を決意しました。

住宅が実際自分の名義になるまでには、住宅ローンの審査や登記手続きなど、私にとっては馴染みのない手続きの連続でした。2軒目の不動産屋さんはそんな手続きの一つ一つを丁寧にフォローしてくれて、本当に不動産屋さんチェンジしてよかったと思っています。

住宅購入手続きは期間は短い間ですけれども、多岐にわたる手続きがあるため、信頼できる不動産屋さんを選び、手続きを進めてもらいたいと思います。

転職3ヶ月での住宅ローンの審査

結論から言えば、転職後わずか3ヶ月の私でも住宅ローンの審査は無事に通りました。ただし、通ったとはいえ、職歴が長い人が経験しない苦労もありました。

実は、転職後2ヶ月目に住宅ローンの審査申し込みを試みたことがあるんですが、「3ヶ月分の給与明細が必要です」との通告で、予備審査でつまずいてしまったこともありました。特別な事情がない限り、3ヶ月の勤務実績が必要だと考えた方が良いでしょう。

次に、私が住宅ローン審査を申し込んでみた銀行についての感想をご紹介します。

ソニー銀行

最初に挑戦したのがソニー銀行です。実は転職2ヶ月後に住宅ローンの審査を申し込んだところ、予備審査で一度つまずいてしまいました。その後不動産屋さんのサポートもあり、何とか予備審査を通過することができました。

ソニー銀行を検討している方は、「3ヶ月の勤務実績は必須」と考えておくと良いでしょう。

auじぶん銀行

2023年11月時点で業界最低水準の住宅ローン金利を誇るauじぶん銀行。多くの人が選択肢に入れる銀行の一つだと思いますし、私も初めての選択肢として期待しました。

しかし、予備審査の結果、「保証金付金利プラン」を提案されました。言い換えれば、「勤務実績が短いと銀行にとってリスクなので、金利を通常より上乗せします」ということでした。

2023年11月時点での適用金利は通常の0.319%のところ、保証金付き金利プランは0.650%になってしまいます。この段階でauじぶん銀行は候補から外れることになりました。

三井住友銀行

最初は「すべりどめ」として考えていたのが三井住友銀行です。大手都市銀行ということであまり期待していなかったのですが、最終的に最後まで残った銀行の一つでもあります。

三井住友銀行は、ホームページ上での募集金利が変動型で0.475%から始まっていましたが、面談時には0.40%まで下げてくれるとのことでした。

都市銀行の安定感とそれなりに値ごろな金利を提案されたことで、最後の最後まで迷いました。結局は金利が決めてとなって、ネット銀行であるSBI新生銀行を選びました。

地元の地方銀行

募集金利は0.625%で、私自身は全く地方銀行は候補に考えていませんでした。しかし、不動産屋さんの提案で念のため申請してみました。

地元の地方銀行のメリットは、提携している不動産屋さん経由でお願いすれば、驚くほどサクッと審査が通過する点です。「どうしてもローンを組んで家を買いたい」という方は地銀を検討してみてはいかがでしょうか。

SBI新生銀行

最終的に私が選んだのはSBI新生銀行です。がん団信をつけても0.39%という魅力的な金利が最終的な決め手でした。

選んだ金利タイプは「変動金利(フォーカスタイプ)」。手数料は発生しますが、初期の返済額を抑えるプランです。これからは地道に、住宅ローンを返済していく日々が待っています。

SBI新生銀行では、返済額の急激な上昇を抑えるための「5年ルール」や「125%ルール」は適用されません。金利が急上昇するリスクはあるものの、これらのルールが適用されないため、金利の動向には気を配りつつ進める必要があります。

また「5年ルール」や「125%ルール」が適用されても一時的な返済額が少なくなるだけで、最終的な返済額が減るわけではありません。この点を踏まえて、私は「5年ルール」や「125%ルール」が適用されないSBI新生銀行でも良いだろうと判断しました。

また、ネット銀行はほとんどの手続きがオンラインで完了しますが、司法書士さんとの面談が必要です。完全にオンライン解決できるわけではないので、面談の日程は平日の日中が一般的。仕事との兼ね合いを考慮する必要があります。

家の購入そのもの以外に必要な費用

住宅購入は非常に大きなお買い物ですが、家の購入以外にも費用はかかります。

当然家具などの家財もあるのですが、私の中で「これは意外な出費だった」「想定よりも結構かかった」と言うものを挙げてみます。

鍵の交換

中古い住宅を購入したため、購入時に引き渡された鍵は、前の住人や複数の不動産業者が使用していた可能性があります。セキュリティの観点から、交換することにしました。

DIYで対応することも可能ですが、鍵のサイズや厚みには慎重な選択が必要であり、トラブルを避けるためにプロの鍵屋に依頼しました。

我が家は「1ドア2ロック」扉が2つあり、計4箇所の鍵を交換する必要があり、これには約20万円の費用が発生しました。手ごろではない出費ではありますが、安心感を考慮するとやむを得ませんでした。

エアコンの購入

エアコンの購入も一大出費となりました。特に14畳以上の部屋では200V仕様のエアコンが必要なことが多く、我が家もこのケース。200V仕様エアコンはなかなか高価です。

ネット通販で購入することを検討しましたが、エアコンの取り付けには専門的な工事が伴うため、最終的にはケーズデンキでの対面販売を選択しました。

実際に工事を始めてみると何かと追加部材が必要であることがわかりましたが、その辺りの対応もスムーズに行ってくれました。工事が必要な家電については、対面販売の家電量販店も悪くない選択だと思います。

食洗機の導入

賃貸時代はスペースの都合で使用できなかったため、新しい住まいで食洗機の導入を決断しました。

食洗機には水道工事が不要なタンク式と、分岐水栓が必要なタイプがあります。日々の食器洗いで毎度タンクに水を補充するのはさすがに手間。分岐水栓工事をした上で、分岐水栓タイプの食洗機を導入することにしました。

ところが、我が家の蛇口は特殊な形状だったので、わざわざメーカーに依頼して分岐水栓工事をすることになりました。水栓パーツ+工事で数万円かかってしまいました。

色々ありましたが、なんとか設置できた食洗機。手洗いでは難しいほどのクオリティで洗浄され、使用感としては大変満足しています。

モニターカメラの導入

新しい家が2階建てになり、寝室が2階になったことから、寝ている子どもの様子を確認しながら、大人は1階で家事ができるように、パナソニックのモニターカメラを導入しました。

使っていないスマートフォンのカメラを活用する方法や、Amazon Echo Showを使う手段も考慮しましたが、「画角が広いこと」「コンパクトに設置できること」「子どもがおもちゃと間違えないようにすること」を考慮すると、やはりカメラ専用機が適していると判断しました。

このカメラは家のWi-Fiネットワークに接続して、手元のスマートフォンで映像を確認できるタイプです。最初はカメラがなかなかネットワークに接続できず、NECの無線LANルーターの「ネットワーク分離機能」をオフにすることで接続できるようになりました。少し複雑なネットワーク構成をしている方ほど、接続に苦労する可能性があります。

肝心のカメラの使用感ですが、画質は充分なもので、特に暗所での性能が優れており、豆電球だけの夜の寝室でもしっかり子どもの様子を確認できました。

フローリングのワックスがけ

フローリングのワックスがけも、家具が少ないうちに実施しました。私はクイックルワイパーのシートにワックスが染み込んたタイプを最初は使用したのですが、すぐにワックス液が足りなくなってしまいました、ボトルタイプを選べばよかったと思います。

防犯フィルムの貼り付け

防犯フィルムもガラスが綺麗なうちに貼り付けました。

が、こちらの製品を購入した直後にダイソーに立ち寄ってガックリ。なんとPet製の類似商品が100円で売られていました。

光の防犯フィルムはポリカーボネート製で、柔軟性がありつつも高い防御力が期待できます。が、正直なところフィルム自体の防御力よりも、「フィルムが貼ってあることで、ターゲットにされにくくする」ことが狙いなので、2部屋目はダイソーのフィルムにしました。

光の製品もダイソーの製品も、どちらも中性洗剤を薄めた液を使用して貼り付けます。貼り付けやすさはほぼ同じくらいに感じました。

大苦戦の住宅ローン減税手続き(2024/4/27追記)

住宅ローンを組むメリットとして、所得税が控除される「住宅ローン控除」があります。減税目的で住宅ローンを組むのはいかがなものですが、利用できる制度は利用したいところです。

ただ、住宅ローン減税の仕組みは、正直メチャクチャ複雑でした。

住宅ローン控除を受ける初年度は確定申告を行います。その時私は、「長期優良住宅(新築)」と「買取再販住宅(中古)」を混同して手続きしていました。必要書類は全て税務署に提出したはずなのに、「必要書類がない」と税務署から連絡があった時には、だいぶ焦りました。

最終的には、ハウスメーカーさんにアドバイスをもらったり、税務署の担当の方と相談しながら手続きすることで、無事に住宅ローン控除の手続きをすることができました。

特に税務署の方は、非常に親身になって対応していただけました。ネットには色々な情報があるものの、結局自分が当てはまるのはどのケースかわからなかったりします。住宅ローン控除の手続きで困ったことがあれば、税務署に相談してみるのが一番かと思います。

結論:住宅購入後が、本当の長期戦

今回は「40代」「転職後3ヶ月」「中古住宅」という条件での私の住宅購入の経緯をお伝えしました。

様々な波風を乗り越えての住宅購入でしたが、これからが本当の長期戦の始まりです。「金利を見ながらの資産運用」「住居の定期的なメンテナンス」など、気楽な賃貸暮らしとは全く違う生活が待っています。

賃貸から持ち家への転換は、「サブスク」から「不動産投資」への切り替わりとも言えるでしょう。

そして、35年のローン期間。これからの返済は70代まで続きます。健康にも十分留意しながら、これからの本当に長い戦いに立ち向かっていく覚悟でいます。


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