えびふらい|食品会社辞めました

元食品会社の研究職です。二人の子育てに奮闘中の、40代オヤジです。育児 x ガジェット…

えびふらい|食品会社辞めました

元食品会社の研究職です。二人の子育てに奮闘中の、40代オヤジです。育児 x ガジェット = うまくいく、をコンセプトに日々記事を書いております。

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私が食品会社を辞めたワケ

私が食品会社を辞めたワケは給料が安いからです。皮肉なことに食べていくために、食品会社を辞めた形になりました。 私は新卒から10年以上、ある食品メーカーで研究職として働いてきました。人事評価はいつも「まずまず」でしたが、会社業績の上下に関係なく給料が上がることはありませんでした。 独身の頃はまあまあの生活ができましたが、結婚して子供が二人生まれ、生活費が明らかに不足するようになりました。 転職の不安もありましたが、幸いなことに全く別業界の新天地でも何とか仕事できています。

    • やっぱり生保のFP相談窓口なんて使っちゃいけない

      「家計の見直しや資産運用の相談に」 そんなキャッチコピーで我々の前に現れる、生命保険会社に所属するファイナンシャルプランナー(FP)。 が、結局のところ相手は「生保の社員」。有用なアドバイスは得られず、結局生命保険を紹介する方向に誘導されるだけ。 そうだろうなぁ、そうだろうなぁ….、と思いつつも、私は自分の資産運用に少し自信が持てなくなっていました。 住宅ローンの借り入れ、為替の乱高下、マイナス金利政策の解除。私の周りの様々なお金イベント・出来事に一喜一憂するべきでは

      • ハラスメント。内部通報窓口なんて使っちゃいけない

        タイトルがほとんどオチなのですが、私は実際にとある民間企業の内部通報窓口を使ってみました。 内部通報窓口も結局〈会社の一組織〉に過ぎない ハラスメントを立証する責任は〈通報者〉にある 明らかな身体加害・暴力は警察へ相談を こんな理由から、内部通報窓口なんて使っちゃいけない、とお伝えしたいです。 内部通報窓口は通報者の味方ではない内部通報窓口は一見、公正で独立した機関のように思われがちですが、実際には会社の一部に過ぎません。会社の利益や評判を守るために設置されている場

        • NTT docomoでPixel 8aをMNP購入した顛末

          スマホは基本的に〈一括購入〉してきた私。この度、初めて〈2年返却プログラム〉を利用してスマートフォンを購入してみました。 docomoでPixel 8aをいつでもカエドキプログラム利用時の料金〈いつでもカエドキプログラム〉は、〈残価設定プログラム〉と言われる仕組みです。23ヶ月目までに機種を返却すれば、24回目(残価)の分割支払金のお支払いを不要とするプログラムです。 返却すれば機種が手元に残らないので、〈23ヶ月のスマホレンタル〉と言うのが実態に近いです。 最新のAn

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        • 子育て x ガジェット = うまくいく
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        • オヤジの育休奮闘記
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          FAXを使うJTCに勤めて分かった。意外に食品会社はIT化している

          私は現在、「JTC (伝統的な日本企業)」で働いています。 働きはじめて分かったことですが、今でも業務フローの中でFAXがバリバリの現役です。エクセルで作成した書類をFAX送信、なんていうのが日常になっています。 かと思えば、別のところにはDX専門の部署があり、スパコンを使った計算をしたり、社内教育用の動画作成をしたり、ビックデータ活用を積極的に進めたりしています。 JTCはDXしながらFAXを使うなぜこんなことになっているかというと、あまりに組織が巨大すぎて、私の部署

          FAXを使うJTCに勤めて分かった。意外に食品会社はIT化している

          元食品メーカー従業員が思う、日本の製造業で不正が起こる理由

          それは「不正ギリギリ」「ちょっとぐらいの不正」の方が評価されやすいシステムが存在するから、だと思います。 はじめに日本の製造業で、不正のニュースが続いています。 特に、日本の製造業を代表するトヨタグループの、しかもグループの原点である豊田自動織機で発生した不正は、さすがに「正直終わっとる…」と思わざるを得ないところがあります。 かくいう私は、食品メーカー、しかもジャパニーズ・トラディショナル・カンパニー(JTC、伝統的な日本企業)で働いてきました。 それだけにトヨタグ

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          穀物酢「"激安の酢"がヤバすぎる」と嘆く人は、庶民の暮らしも想像してほしい

          東洋経済ONLINEに掲載されている、「安部司さんの日本酒記事」も、その記事にツッコミを入れるブログも、話題になっております。 今回は、安部司さんの「お酢」に関するこちらの記事に、私がツッコミを入れてみます。 私の結論としては「お酢のN-BOXとポルシェを比べたら、そうなるでしょう」ということです。 大手メーカーは「ぼったくっている?」大手メーカーは「大量生産の薄めた酢を販売している!」とミスリードになりかねないですね。 安倍司さんは米酢の話をされているので、米酢の定

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          添加物使っていても表示免除「キャリーオーバー」

          X (旧Twitter)でこちらのツイートを見かけました。 確かにそのお気持ちは、わかります。一般の方には「シリコーン樹脂」ってちょっと馴染みが薄いものですからね。 シリコーン樹脂は消泡剤 (泡を消す)目的で使われています。皆さんも料理をするときに、泡立って吹きこぼれた経験おありではないかと思います。 工場では大規模で製造するため、「泡立って吹きこぼれる」というのは結構な問題になりますので、消泡剤は大事なものなのです。 大事なのはわかったけど、やっぱりシリコーン樹脂が

          添加物使っていても表示免除「キャリーオーバー」

          ルンバ i2、子育て世代こそ買うべき!他社からの乗り換えで実感した魅力

          子育てしている私は伝えたい、ロボット掃除機は「あったら便利」の代表格だ!と。 私も最初は「ロボット掃除機なんて、別に育児を手伝ってくれるわけでもないし...」と思っていました。しかし、実際にロボット掃除機を使ってみたら、その便利さに手放せなくなってしまいました。 これまで私は他社製のロボット掃除機を使ってきました。しかし有名なシリーズであるルンバの「i2」を購入してみたところ細かい使い勝手が良く、「さすがルンバ!」と感じることが多々ありました。 ルンバ i2は毎日の掃除

          ルンバ i2、子育て世代こそ買うべき!他社からの乗り換えで実感した魅力

          就職で大事なのは業種?職種?食品会社を辞めて気づいたこと

          それは「意外となんとかなった」ということと、業種よりは「職種」に重きを置いて、今のところは良かったということです。 各企業の就職活動も活発になる今日この頃。 仕事の「業種」「職種」についての私の考えをつらつらと書いてみたいと思います。 やりたい業種、やりたい職種、人によってさまざま希望があると思います。私の観測範囲上、という極めて狭い範囲の印象ではあるものの、「業種」に強いこだわりがある人は比較的少ないのかなと思っています。「どんな職種でもいいから、とにかくIT業界に勤め

          就職で大事なのは業種?職種?食品会社を辞めて気づいたこと

          元食品会社の従業員が「賞味期限」について語ってみる

          結論としては「賞味期限を目安にお早めにお召し上がりください」ということになります。 さて、農林水産省のサイトによると、賞味期限というのは と説明されています。賞味期限を過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません。 また、賞味期限は「安全係数(0.8以上が目安)」が設定されています。これは、「おいしく食べられる期限が200日」だった場合、賞味期限は 200 x 0.8 = 160日ということになります。 だから、賞味期限の160日を過ぎたところで、ガタッと品質が

          元食品会社の従業員が「賞味期限」について語ってみる

          食洗機が子育てをもっとラクに!揃えたいアイテムと「結露対策」

          子育てであまりに多い食器洗い。食器洗いの手間を少しでも減らそうと、食洗機を導入しました。 食洗機は子育て世帯の強い味方だと感じています。 食洗機を使えば、食器洗いの時間を大幅に短縮することができます。子どもと一緒に遊んだり、他の家事をしたりすることができますね。また、強力な洗剤と高温で洗浄するので、手洗いよりも衛生面で安心です。 という話は食洗機を買う前に調べていたのですが、食洗機を購入してから「実は必要だったもの」があり、また「結露対策」が必要でした。 子育て世代の

          食洗機が子育てをもっとラクに!揃えたいアイテムと「結露対策」

          元食品会社の従業員が「崩れたクリスマスケーキ」の件を語る

          他にいろいろニュースはあるのに….。食べ物に関しては、世間に大きく取り上げられるなあと思う、元食品会社の従業員です。 このニュースを見ていて思い出すのが、食品会社時代の社内の仕組みですね。私の勤めていた会社では、営業の力が強い印象がありました。 営業が案件を持ってきて、経営サイドは技術的な検証はせず皮算用だけして、たとえ技術的に無茶な案件であっても研究開発陣がなんとかする、みたいな業務フローでした。 特に昨今厳しかったのは「短納期」「超低コスト」「原料不足」の組み合わせ

          元食品会社の従業員が「崩れたクリスマスケーキ」の件を語る

          元食品会社の従業員が選ぶ「味ぽん」の次

          シンプルにみえて、奥が深い世界である「ぽん酢」。 本来「ぽん酢」は柑橘果汁(+酢)のことを指す言葉。「味ぽん」はそこへ醤油などで調味した「味つけぽん酢」になります。 とはいえ一般に「ぽん酢」といえば、「味つけぽん酢」で通じるようになっちゃってますね。私も家族に買い物を頼まれたら、ちゃんと確認しようと思います。 さてさて、すっかり「ぽん酢」として認知されたミツカン「味ぽん」ですが、味ぽんは酸っぱい、もっとおいしいものに乗り換えたい、はたまたミツカン製品は買わない事にしたの

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          元食品会社従業員が「ミツカン」の報道について語ってみる

          ついに週刊文春も取り上げたミツカンの件。 今回の報道を見て「ええ…」と思った方もいらっしゃるかと思います。一方で私は「食品会社なら、あり得なくもないなあ…」と思ったんです。 こんなご時世に「お世継ぎ」? 個人が尊重されるようになったこの時代に、「創業家」「お世継ぎ」「養子縁組」なんてあるのかと、お思いの方もいらっしゃるかもしれません。 世間の風潮に反して、食品会社に所属していた時には「養子縁組」は割と聞くワードでした。 特に地方の企業さんだと「家柄」をいまだに重視す

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          食品会社の給料が少ないワケ

          タイトルの主語がデカすぎる気がしないでもないですが、先日記事に書いたとおり、給与面から私は食品会社を辞めました。 もちろん、世の中にはサントリーさんなど給与面で恵まれた食品会社もありますが、全般的に食品会社の給料は低いです。では、なぜ食品会社の給料は低いのでしょうか。 私の勤めていた企業の話がベースになりますが、理由を3つほど挙げてみました。 薄利多売のビジネスモデルになりがち 日常使う食品は、自動車やスマートフォンにくられば当然単価は安いです。話の構図として「食品

          食品会社の給料が少ないワケ