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詩集

55
心のまゝに紡いだ言葉の断片 言の葉を磨き上げ羅列をして並べています。 詩のようなものをまとめています。
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#創作

青ブラ文学部 #セピア色の桜

青ブラ文学部 #セピア色の桜

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いろはうた 四十七文字

胡蝶戯れ 夢酔えど
其方を得ぬ夜に 想いけり
遍し薫る 花見月
セピア色の薄桜






"いろはうた"とは?

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山根あきら様
お題提供ありがとうございます。

詩「暗くなる前に」

詩「暗くなる前に」

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暗くなる前に__
ふいに明かりが灯りはじめる
天空にはあまねく陽光が
まだ満たされているというのに

750ルクスの感覚は
ボクはわからないけれど
まだまだ明るい最中で
キミだけが気付いていたんだ

生きている世界の
エントロピーが増大するが故の
不条理に飲み込まれてしまわないように

「真実を見失わないで」と
キミが愛を灯していることに
気付かな

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詩 「色は匂へど 散りぬるを」

詩 「色は匂へど 散りぬるを」

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語訳;

世間に語れない 逢瀬だけど
疎遠な恋路   酔い偲ぶ
昨夜眠る間に  君はもう居ない
夢と幻を    置き残して__

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「いろはうた」とは
47音全ての一字を重複することなく
七五調(7音・5音の順で繰り返す形式の詩のこと)で構成されています。

作者不明のこの歌は冒頭から

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