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詩集

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心のまゝに紡いだ言葉の断片 言の葉を磨き上げ羅列をして並べています。 詩のようなものをまとめています。
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2021年11月の記事一覧

詩 「答えは風の吹くまゝに」

詩 「答えは風の吹くまゝに」

〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜

晩秋の並木道を歩く
出会いと別れの物語に想いを馳せる

すっかりと落葉した
黄色い落葉のじゅうたんを踏みしめる

この世の行き交う人々の数だけ
それぞれの胸の内に秘めた
ロマンスがあるならば

二つに割れた銀杏の葉を眺め
物語の結末を問うてみる

二人の胸の高鳴りよ
その鼓動がシンクロする時
一枚の葉同士が重なり合う姿だとしたら

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詩 「Water blue の朝霧」

詩 「Water blue の朝霧」

〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜

どんなに辛いことが
重なったとしても

心が落ち込んで
絶望感で塞がったとしても

朝霧は晴れて
水色の朝が訪れる

この世に生まれた
あなたの存在は尊い

誰に代わることもない
たったひとりしかいない
あなた自身なのだから

悩みは尽きない
苦しみは晴れない
心は折れたとしても

この世に生きてこそ
あなたの価値がある
命ある限り

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