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研究社『英語語源辞典』を通読しながら見つけた面白いものを不定期にメモしていきます。
研究社『英語語源辞典』(KDEE)を通読しながら見つけた語源の面白いネタをメモしています。今回はp74からp80まで。 assertプログラマーには馴染みがある単語。KDEEで立項…
東京・蔵前にある透明書店が運営するシェア型書店の中で、この5月より、「棚主」として書店をオープンして本を販売しています。棚の名前(コンセプト)は「プログラミング…
研究社『英語語源辞典』(KDEE)を通読しながら見つけた語源の面白いネタをメモしています。今回はp70からp73まで。 余談ですが、今月から朝日カルチャーセンターで開講さ…
研究社『英語語源辞典』(KDEE)を通読しながら見つけた語源の面白いネタをメモしています。今回はp65からp69まで。 arm¹, arm²KDEEではarm¹が「腕」、arm²が「武器、…
研究社『英語語源辞典』(KDEE)を通読しながら見つけた語源の面白いネタをメモしています。今回はp60からp64まで。 aptitude, attitude"aptitude"「傾向、性向」 と "att…
研究社『英語語源辞典』(KDEE)を通読しながら見つけた語源の面白いネタをメモしています。今回はp57からp59まで。 apperil「危険」という意味だが、この語はすでに廃語…
研究社『英語語源辞典』(KDEE)を通読しながら見つけた語源の面白いネタをメモしています。今回はp54からp56まで。 aphro-, aphrodisiac"aphro-" はあまり馴染みがないが…
研究社『英語語源辞典』(KDEE)を通読しながら見つけた語源の面白いネタをメモしています。今回はp50からp53まで。 ante-, anti-接頭辞 "ante-" は、「(時間的に)前の…
研究社『英語語源辞典』(KDEE)を通読しながら見つけた語源の面白いネタをメモしています。今回はp48からp49まで。 anniversary意味は adj.「例年の」や n.「記念日」で…
研究社『英語語源辞典』を通読しながら見つけた語源の面白いネタをメモしています。今回はp46からp47まで "an-"から始まる単語です。 angle『英語語源辞典』では「角度」…
研究社『英語語源辞典』を通読しながら見つけた語源の面白いネタをメモしています。今回はp42からp45、"an-"から始まる単語です。 ana-"ana-" から始まる単語の多くがこの…
研究社『英語語源辞典』を通読しながら見つけた語源の面白いネタをメモしています。今回はp34からp41、"al-"から"am-"までの単語あたり。 alt, alto"alt" は音楽用語「ア…
研究社『英語語源辞典』を通読しながら見つけた語源の面白いネタをメモしています。今回はp27からp33までの単語あたり。 alarm, alertこの2つの単語はここまででは珍しく…
研究社『英語語源辞典』を通読しながら見つけた語源の面白いネタをメモしています。今回はp23からp26までの単語あたり。 age「年齢」や「時代」という意味のとても基本的…
研究社『英語語源辞典』を通読しながら見つけた語源の面白いネタをメモしています。今回はp18からp22までの単語あたり。 advance「推進する」とか「前進する」という動詞…
研究社『英語語源辞典』を通読しながら見つけた語源の面白いネタをメモしています。今回はp13からp17までの単語あたり。 Adam人名の「アダム」。語源を遡るとヘブライ語 "…
2024年5月5日 15:33
研究社『英語語源辞典』(KDEE)を通読しながら見つけた語源の面白いネタをメモしています。今回はp74からp80まで。assertプログラマーには馴染みがある単語。KDEEで立項されている語義は「主張する、断言する」である。この語の原義からの意味変化がおもしろい。英語 "assert" はラテン語 "asserere"(…に紐づける)の過去分詞形 "assertus" の借入語、あるいは "
2024年5月2日 12:25
東京・蔵前にある透明書店が運営するシェア型書店の中で、この5月より、「棚主」として書店をオープンして本を販売しています。棚の名前(コンセプト)は「プログラミングと哲学の書店」(仮)です。蔵前の駅から近いので、もし近辺にいらした方は透明書店に立ち寄ってみてください。僕の棚以外にも他の棚主さんの書店も個性があって面白いです。副店長のくらげもかわいいです。今後も棚の運営についてnoteにぼちぼち
2024年4月28日 22:35
研究社『英語語源辞典』(KDEE)を通読しながら見つけた語源の面白いネタをメモしています。今回はp70からp73まで。余談ですが、今月から朝日カルチャーセンターで開講された堀田隆一先生の「語源辞典でたどる英語史」を受講しはじめました。一人で面白い語源を読んでいるだけでも楽しいですが、英語史の知識とセットで学べるとより楽しくなりそうです。as¹超基本語の "as" は古英語からある本来語だ。
2024年4月21日 15:45
研究社『英語語源辞典』(KDEE)を通読しながら見つけた語源の面白いネタをメモしています。今回はp65からp69まで。arm¹, arm²KDEEではarm¹が「腕」、arm²が「武器、武装」の意味でそれぞれ立項されている。同音同綴異義語だが、語源的に無関係というわけではなくどちらも印欧語根 "*ar-"(合わせる)に由来している。「腕」の"arm"は "*ar-" から "*armo-"(
2024年4月13日 21:10
研究社『英語語源辞典』(KDEE)を通読しながら見つけた語源の面白いネタをメモしています。今回はp60からp64まで。aptitude, attitude"aptitude"「傾向、性向」 と "attitude" 「姿勢、態度」が二重語である。中英語 "aptitude" は後期ラテン語 "aptitudō" からの借入語である。一方の現代英語 "attitude" はフランス語 "at
2024年4月6日 13:45
研究社『英語語源辞典』(KDEE)を通読しながら見つけた語源の面白いネタをメモしています。今回はp57からp59まで。apperil「危険」という意味だが、この語はすでに廃語らしい。KDEEの語釈がちょっと冷たくて面白かった。この語の "a-" 接頭辞には意味がないらしい。appleなぜこの語が「りんご」を意味するようになったのか語源ははっきりしないらしい。KDEEではイタリアの Camp
2024年3月31日 10:32
研究社『英語語源辞典』(KDEE)を通読しながら見つけた語源の面白いネタをメモしています。今回はp54からp56まで。aphro-, aphrodisiac"aphro-" はあまり馴染みがないが、「泡」の意味を付与する接頭辞である。ドイツ語からの借入で、語源はギリシャ語 "aphrós"(foam)である。この接頭辞と関係するのが "aphrodisiac"「催淫薬、性欲を促す」という単語
2024年3月23日 00:43
研究社『英語語源辞典』(KDEE)を通読しながら見つけた語源の面白いネタをメモしています。今回はp50からp53まで。ante-, anti-接頭辞 "ante-" は、「(時間的に)前の」や「(空間的に)…の前にある」の意味を付与する。語源はラテン語 "ante" で、印欧語根の "*ant-" (front, forehead)に遡る。似た接頭辞 "anti-" は、「反…、非…、…に反
2024年3月17日 22:02
研究社『英語語源辞典』(KDEE)を通読しながら見つけた語源の面白いネタをメモしています。今回はp48からp49まで。anniversary意味は adj.「例年の」や n.「記念日」で、カタカナ語でもなじみがある。語源を遡ると、中英語 "anniversarie" がラテン語 "anniversārius" からの借入語である。この語は "annus" + "versus" + 形容詞化する
2024年3月11日 00:23
研究社『英語語源辞典』を通読しながら見つけた語源の面白いネタをメモしています。今回はp46からp47まで "an-"から始まる単語です。angle『英語語源辞典』では「角度」の語義を "angle¹"、古い「釣針」の語義を"angle²"として立項されているが、語源的つながりの広がりがなかなか強い。 "angle²"(釣針)はゲルマン祖語 "*anʒulaz" から古英語 "angul" に
2024年3月3日 17:24
研究社『英語語源辞典』を通読しながら見つけた語源の面白いネタをメモしています。今回はp42からp45、"an-"から始まる単語です。ana-"ana-" から始まる単語の多くがこの接頭辞を持っているが、とても同じ接頭辞とは思えない多義性がある。意味に一貫性がないように思えるが、語源は印欧語根 "*an" (on, above) に由来するらしいから、本来的には1番目の意味を与えるのが主なん
2024年2月26日 23:40
研究社『英語語源辞典』を通読しながら見つけた語源の面白いネタをメモしています。今回はp34からp41、"al-"から"am-"までの単語あたり。alt, alto"alt" は音楽用語「アルトの」を指す形容詞。名詞「アルト、アルト歌手」は "alto" になる。イタリア語 "alto" (high)からの借入語で、ラテン語 "altum" に由来する。"altum" は「高い」という形容詞だが
2024年2月20日 23:23
研究社『英語語源辞典』を通読しながら見つけた語源の面白いネタをメモしています。今回はp27からp33までの単語あたり。alarm, alertこの2つの単語はここまででは珍しくイタリア語からの借入語らしい。"alarm" はもともと戦闘準備を呼びかける間投詞だった。中英語 "alarm" は古フランス語 "alarme" からの借入で、これはイタリア語 "all'arme!" からの借入であ
2024年2月17日 12:19
研究社『英語語源辞典』を通読しながら見つけた語源の面白いネタをメモしています。今回はp23からp26までの単語あたり。age「年齢」や「時代」という意味のとても基本的な語だが、中英語 "age" は古フランス語 "aäge" からの借入語である。本来語であった "eld" は駆逐されたらしい。"eld" が生き残ってくれていたら意味の近い "old", "adult" あたりと語源的につながっ
2024年2月13日 23:32
研究社『英語語源辞典』を通読しながら見つけた語源の面白いネタをメモしています。今回はp18からp22までの単語あたり。advance「推進する」とか「前進する」という動詞。中英語までは "avaunce" というように "d" は入っていなかったが、"a-" 接頭辞がラテン語の "ad-" 由来だと誤解され、16世紀に "d" が挿入された形で一般化したとのこと。こういうのはよく出てくる。ま
2024年2月11日 09:57
研究社『英語語源辞典』を通読しながら見つけた語源の面白いネタをメモしています。今回はp13からp17までの単語あたり。Adam人名の「アダム」。語源を遡るとヘブライ語 "Ādhám" が由来。語釈に小話として "Adam's apple" が「のどぼとけ」を意味する由来について書かれている。禁断の果実がリンゴであるのはラテン語において "malus" (evil) と "mālus" (app