女性特有の課題への取り組み「FemTech」から学んだことPart.1
こんにちは。la billage運営事務局のchikotoです。
2019年4月11日(木)la billageにて
・女性に喜ばれる商品をデザインする女性起業家ハヤカワ五味さん
・PMSに悩む女性をサポートするセルフモニタリングツール「Monicia」の
プロジェクトリーダー江尻綾美さん
・合同主催である株式会社ビタミン
(スタートアップの企業をサポートする企業)CEO高松 裕美さん
・もう一つの合同主催である株式会社pilot boat
(スタートアップ中心のメディア運営を行う企業) CEO納富 隼平さん
以上4名をスピーカーに
「 FemTech Insight #02 ~生理体験を変えるブランディングとテクノロジー」が開催されました!
今回は、本イベントの内容をノート形式にしてみました!
拙い文章ではありますが、少しでも伝わればと思います。
目次
0.挨拶・イベント概要説明:株式会社ビタミン CEO 高松さん
1.FemTech概論:株式会社pilot boat CEO 納富 隼平さん
2.「小売から見る生理用品」:ハヤカワ五味さん
ーー以下はPart.2をご覧くださいーー
3.PMSセルフモニタリングツール「Monisia」:株式会社コニカミノルタ Monisiaプロジェクトリーダー江尻さん
4.パネルディスカッション
5.Meet Up
〜イベントStart!!〜
◇0.挨拶・イベント概要説明:株式会社ビタミン CEO 高松裕美さん
高松さん→FaceBook Twitter:@_romihee_
◇1.FemTech概論:株式会社pilot boat CEO 納富 隼平さん
納富さん→twitter: @jumpei_notomi
株式会社pilot boatとは?
《スタートアップと社会の接点を作るため
スタートアップの支援を行なっている会社》
スタートアップ向けのメディアを運営(スタートアップを長文で紹介)
FemTechとは?
「Female(女性)」と「Technology(技術)」をかけ合わせた造語
「FemTech(フェムテック)」
定義的には【女性の身体的課題】をテクノロジーと使って解決していくこと
Tech=「テクノロジー(技術)」以外にも「新しい」などの意味合いも含む(今は身体的な課題をFemTechと謳っているが
社会的な課題が身体に影響することもあるので、2つを含めて
FemTechで良いのではという流れになってきている)
女性の2種類の課題:①身体的な課題(生理、不妊治療、下着など)
②社会的な課題(仕事の出世と家庭の両立、
セクハラ、出産と仕事、教育差別など)
中心的な5つの分野
《生理、妊娠、子育て、更年期、メディカル、セクシュアルヘルス》
→日本ではヘルスケアの領域を中心としたFemTechが多い
※ほぼ同意義でWomen's Healthと言う言葉もある
参考サイト「CBINSIGHTS」:Women's Health Market Map
◎FemTech Insigth FBグループページ
(FemTechについての情報を収集しているところ)
気になる方は是非グループ参加お待ちしてます!
まとめ
・「FemTech」とは、女性特有の課題を、新しい技術で解決していくこと
・解決すべき課題は様々だが、現状ヘルスケア分野が中心になっている
◇2.「小売から見る生理用品」:ハヤカワ五味さん
なぜ今の生理用ナプキンになったのか?を小売や店頭からの目線で知る
生理用品に対してどう思う?
花柄やハート柄について:①可愛い
②血みどろのハート柄見ても・・・
大きさについて:デカ過ぎて恥ずかしい
→シンプル&コンパクトにして欲しいと言う声が多い
どうしてこの見た目なの?
生理用品が買われる場所
→75%以上が薬局(ハヤカワさんTwitterアンケート調べ)
小売(薬局)にとって重要なことは?
→棚で認知してもらうこと
※遠くから見て「あ、生理用品だ」と思えるか
(思ってもらえないと買われない、、)
大きくて目立つパッケージ(花柄、ピンクなど)のメリット
→買ってくれる人に効果的にアピールできる
小さいと、、
→商品棚で視界に入る面積が小さくなる=棚の中で埋もれる=認知しずらくなる
シンプルだと、、
→よく見ないとなんの商品か判別しづらい=生理用品を買いに来ていても商品棚で気づけない
「サブスクにしたらいいじゃん!」の難しさ
(サブスクリプション=定期購入・月額課金)
配送コストについて
月300円程度の商品を配送するとなると、送料の方が掛かる
※生理用品購入の現状
年間の生理用品の購入額:3,500円/人 月ごとだと300円/人(大凡)
新規参入しにくい市場
→ユーザー単価が低さが、売上のハードルに
仮にスタートアップが参入するとなると、
年間数億単位の売上が見込めないときつい
※年商3.5億だとするとユーザー10万人が必要
→日本の生理用品は世界トップレベル
「世界トップレベルのものが年間3,500円で買える」
と言う状況を省みた上で参入を考えるべき
これからの日本で生理用品が変わるためには?
単価を上げても買ってもらえるものを作る
送料(配送)を最適化する
→生理の時期に間に合わなければ意味がない
まとめ
文化的背景、流通過程の法則に則った上で
どういった攻め方ができるかをFemTechで議論し切磋琢磨していくことで
発展できたら良い。
続きは後半へ・・・
ここまで読了いただきまして誠にありがとうございました!
la billage運営事務局 Chikoto
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