マガジンのカバー画像

すずめの戸締まり

255
『すずめの戸締まり』は今まで観た映画の中で、トップクラスに良かったです。多くの人が感想や考察を書いていますが、私が読んだ中で共感できるものやハッとさせられたものを集めてみました。…
運営しているクリエイター

2022年12月の記事一覧

【感想】すずめの戸締まり 感想と考察(草鈴風味)

・映画『すずめの戸締まり』、並びに関連コンテンツのネタバレを含みます。 ・草鈴推しが書いています。  すずめの戸締まり、公開1か月経過おめでとうございます!  映画が気になる方は大体映画館に足を運んだ頃かと思うので、もうそろそろ大丈夫かなと思い感想文をまとめました。  この記事は、前情報なしに初見で映画を観た後の<1度目>の感想および考察と、小説版等の関連コンテンツに目を通した上で再度映画を観た後の<2度目>の感想および考察に大きく分かれています。  初見で観たときにしか感

あまりにリアルで古傷がジクジクする 〜すずめの戸締り、観た〜

こんにちは。 先日、すずめの戸締りを観ました。 いろんな思いが胸を駆け抜け、ジクジクしてしまったので、ここに書いて吐き出したいと思います。 ※ネタバレありなのでお気をつけください※ 最初のシーンみて落ちがわかる私は新海誠監督の作品が好きです。 初めてみた作品は、おそらく多くの方がそうであるように、『秒速5センチメートル』でした。 あのどうしようもない切なさと映像の美しさ、そして社会の理不尽さ、全てひっくるめて生きていかなければならない感じ、本当に好きです。 新海誠監督

見ました!大人気のすずめの戸締まり。感想。

新海誠の最新作! もう見てたら中盤から涙が止まりませんでした。 新海監督の作品の中でも最高傑作かと思う。 今まで私の中では、秒速5センチメートルだったけど、それを超えるか匹敵するか。 君の名はからの新版新海誠からは間違いなく一番です! 新海さんも、こんなカッコいいモテ台詞が言えるようになったんだと感動しました。 作品は、いつも通り、最初はいろんな作品の混ぜ合わせに見える。 特に今回は、ジブリの中でも、千と千尋の神隠しともののけ姫、ディズニーの中でも白雪姫が意識されているのか

「すずめの戸締まり」を観たお話

 「すずめの戸締まり」を観てきた。私はそんなに多くの作品を知っている訳ではないから、他作品との比較はできないけれど、本作の設定・脚本は私にとても馴染んで、心地良いなぁ、と素直に思った。以下ネタバレを含むので、未鑑賞の方は読まないで欲しい。  冒頭の数分でだいたい世界観がわかるくらい、テンポよく話が進む。後ろ戸、ミミズ、要石、閉じ師。なかなかファンタジーな設定ではあるけれど、気づいたら没入できていた。  かといって、冒頭の描写だけでは、幾つか疑問が残る。どうして扉があるのは

戸締まりのたび。

変わるもの、変わらないもの。この世界には、どちらも存在する。普遍的なものだけれど、最近より強く認識している。 このタイミングで出会えて良かった。 時間は流動的なもの。ひとの気持ちが絶対変わらない、なんてことは無い。時間はいつだって止まることは無い。前に進み続ける。そして、掴むこともできなければ、誰にも何にも抗えない。長さは違えど、ひとりひとり同じだけ授けられた概念。そこに、何を刻んでいくか、受け入れていくか、なんだと思う。 ただ、進み続ける。何があっても、変わらず動く。その

新海誠作品から「要石」を深掘り

昨日の月曜日、たまたま公休だった主人と「すずめの戸締り」を観てきました。 ※ストーリーのネタバレはありません。 私が観た新海作品として、「君の名は」「天気の子」に続く三作目です。 共通して言えることは、映像が綺麗! どれも映画館の大スクリーンで観賞する値打ちは十分あると思います。 正直、これはどうなの??と思っていたら、 長男は公開初日に早速観てきて、「新海は天才や!」と絶賛し、 次男も先週観て「感動したで~」と言うし、 そしてnoteで仲良くさせていただいているkoj

映画🎞『すずめの戸締まり』の風景

映画館での映画を、久しぶりに観た。 ドルビーシネマでは、映像と音響のパワフルな技術が使われていて、足元からドーンと響くような迫力を感じた。 うれしかったのは、入場する際に「新海誠本2」をいただいたこと。 20頁くらいのパンフレットだが、監督、声優2人のインタビュー、質問形式の監督のコメント、曲を担当したRADWIMPSの野田洋次郎さんの見開きのインタビュー記事が載っていた。 その中に、野田さんが語っていた 「ひとつのものを2年半くらいの時間をかけて作るっていう作業自体

「すずめの戸締まり」を観て思ったこと

話題の映画「すずめ戸締まり」観てきました~!! ※この記事内でネタバレはしませんのでご安心を♡ そういえば・・ 結婚してから、ひとりで映画を観たのは初めてだったかも。 しかもアニメです。 子連れなら「プリキュア」や「おしりたんてい」や「しまじろう」、、と数々見ていますが。 私が今まで映画館で観るとしたら、洋画のファンタジーもの。 ロードオブザリング、ハリーポッター、ナルニア物語、、 など好きでした。 (こう連ねてみると私って現実逃避型・・・?) で、 なぜ

映画鑑賞 #すずめの戸締まり

12月2日に、「すずめの戸締まり」という映画を見に行きました。 平日にも関わらず多くのお客さんが劇場に足を運びにきていて、 「すずめの戸締まり」の人気を実感しました。 新海誠監督の作画のこだわりや音楽のタイミングは圧巻で、212分があっという間に感じました。 あらすじ 日本各地の廃墟にある災いの元となる「扉」を閉めるために、主人公の鈴芽と閉じ師である草太が旅をしながら奮闘する。 扉を閉じる旅の中で鈴芽たちは、いろいろな人たちと出会い温かさや優しさを知る。 そこから、身

「すずめの戸締り」を見てきました。

結論から言います。好きです。 「天気の子」の次に好きです。 以下ネタバレになりますので、やな人は引き返してくださいね。 新海誠作品の売りと言えば、息をのむ背景の美しさ、イケてるカメラワーク、生き生きとしたキャラクター、ちょっと不思議な設定、など楽しいところがたくさんあります。 しかしわたしが新海作品を愛する一番の理由は、利己的なとこなんだ。 「天気の子」のときブッとんだのは、世界とやらを捨てて個人的な愛情に走ったこと。 雨はずっと降ってればいいよ、世界のことなんか知るかって

すずめの戸締まりと「すべての時間」

すずめの戸締まりは、すずめが幼少のすずめに言葉を与えることで、自分自身が救われる話だ。これにはとても腹落ちする感覚と共に「引っ掛かるもの」も感じる。それは、幼少期に救われていたはずのすずめが、12年後に改めて救われるとはどういうことなのか?ということだ。そして私のたどり着いた答えは、「いまの自分の中にある過去の自分」を救うことが「今の自分」に直接作用する構造、つまり、心には「すべての時間」があり、そこにうまく入れた時には、過去の時点から今の自分を救うことができる構造(働き)が

映画の感想/すずめの戸締まり

行った11月11日に公開されたばかりの、新海誠監督のほかほかの新作だよー! 公開直後に日比谷に行ったら映画館前が大変混んでいたから、そういえば公開されたばかりなんだと思い出した。 公開前からちらほら話題を目にしてはいても観る予定はなかったのだけれど、友人から強くおすすめされて、ほんじゃあ行ってみるかと映画館へ。事前に空席状況を調べたら、2時間後の回が既に8割くらい埋まっていた。席選び放題じゃない映画って久し振りかも。すごいや。 ネタバレし過ぎない程度に感想を壁打ちしていきます

すずめの戸締まり

新海誠監督作品を初・劇場鑑賞 きっかけは、Twitterだった。 フォローしている大好きな写真家さんが新海誠監督の最新作「すずめの戸締まり」のことを取り上げていて気になったのが最初のきっかけ。 作品内のテーマについてや作品に関連するニュースを取り上げて言及していたし、相当この作品が好きなことが伝わってきたので気になっていた。またそんな時に、サブスク登録しているhuluで公開されていた冒頭12分の映像を見た。 引き込まれないほうがおかしい。 この作品のことを思い切り話し

すずめの戸締まり

すすずめの戸締まり見てきました! 仕事が押して最初少し見れなかったし途中でトイレ行きたくなってしまって1度退出してしまったので、ちゃんと全部は見られなかったのが心残りだけど、面白かった! CMで見る情報しか無かったので、この女の子が「すずめ」と言う女子高生だという事しか分からず見てたんですが、見ながら「そう言えば戸締まりか…何を?」と思っていたら扉を開けてしまうという。 そこからはじまる奇妙な恐ろしいことの連続に、何でこんなこと思いつくんや…とファンタジーの頭がない私として