すずめの戸締まりと「すべての時間」
すずめの戸締まりは、すずめが幼少のすずめに言葉を与えることで、自分自身が救われる話だ。これにはとても腹落ちする感覚と共に「引っ掛かるもの」も感じる。それは、幼少期に救われていたはずのすずめが、12年後に改めて救われるとはどういうことなのか?ということだ。そして私のたどり着いた答えは、「いまの自分の中にある過去の自分」を救うことが「今の自分」に直接作用する構造、つまり、心には「すべての時間」があり、そこにうまく入れた時には、過去の時点から今の自分を救うことができる構造(働き)が