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映画🎞『すずめの戸締まり』の風景

映画館での映画を、久しぶりに観た。
ドルビーシネマでは、映像と音響のパワフルな技術が使われていて、足元からドーンと響くような迫力を感じた。

うれしかったのは、入場する際に「新海誠本2」をいただいたこと。

20頁くらいのパンフレットだが、監督、声優2人のインタビュー、質問形式の監督のコメント、曲を担当したRADWIMPSの野田洋次郎さんの見開きのインタビュー記事が載っていた。

その中に、野田さんが語っていた

「ひとつのものを2年半くらいの時間をかけて作るっていう作業自体が、アニメーション以外ではなかなかあり得ない」

という記事に、日本のアニメにかける情熱の凄さをみた気がした。

岩戸鈴芽 と 宗像草太

ネーミングも、神話の神様の伝説をモチーフに選んだところがよかった。
(関係あると思い、書いてみますが、
 違っていたら、申し訳ありません)

天岩戸(あまのいわと)の伝説は、太陽神の天照大御神(あまてらすおおみかみ)が洞窟の中に隠れて、世界が暗闇に包まれた、というもの。

実際に、宮崎県高千穂町に洞窟が御神体になった神社(天岩戸神社)があり、古事記・日本書紀には伝説の記述がある。
物語は九州から始まり、主人公がその名前で神社好きの私にはテンションが上がった。

神社は、元々、自然物を御神体にしていた。
それは、木だったり、山だったり、岩だったり。建物を造ったのは、後からのはず。
洞窟というのは、あるけれども少し珍しいのではないか、と思われる。
洞窟の中には、神様がいる祠(ほこら)があったりするかな。

話が横道に逸れたが、映画の舞台は日本の5つの場所を巡る。

すずめの旅は、大地震を防ぐ旅。
震災の記憶が、すずめの運命を翻弄した元になっている。

この時期(年末)誰にとっても忙しい時期だが、神社も同じであるため、参拝はともかく、ご朱印をいただくのはガマンしている。

私はまだ、天岩戸神社も、明石海峡大橋も、東北の海も生では見ていないが、いつか行ってみたい。

あと、宗像草太の声を演じている(SixTONES)松村北斗さんが静岡県島田市出身なのもパンフレットで初めて知った。

以前、世界一長い木造橋で、写真を記事にしたところ。


静岡市からでも、まあまあ距離があるので、同じ県内でもあまり地元感はないが。

そして、映画を観た同じ日、偶然にも、静岡県の作家さんの絵本を手に入れた。

2冊、同じ日に、静岡県に馴染みのある方の本を手に入れるのは珍しい。

絵本は、次回、記事にしたい。

左のページには九州の場面が掲載。


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