京都哲理数学

京都を拠点に哲理数学・四則和算を探究する集団です。「意識」や「心」をはじめとした「見え…

京都哲理数学

京都を拠点に哲理数学・四則和算を探究する集団です。「意識」や「心」をはじめとした「見えない世界」を扱う数理の構築を志しています。

最近の記事

2024年7月-第3部

6月末の記事から引っ張ってきた祇園祭。 その中でも特に多くの人が集まる宵山が開催され、多少の雨の中でも賑わいを見せていました。 宵山は山鉾巡行の前夜祭のような位置付けらしく、次の日には朝から巡行が行われ、多くの人が足を運んでいました。 ど迫力の「辻回し」。是非下記YouTubeからご覧ください。 恵まれた環境に身をおいていることを再確認しつつ、京都の空気を全身で吸って、研究を進めていきたいと思います。 今回の記事では、前回の記事の続きとなる具体的な研究過程の内容を記述

    • 2024年7月-第2部

      前回のnoteでは、哲理数学・四則和算に対しての向き合い方や、感じ方に焦点を当ててきました。そのような背景を汲みながら、今回の記事では、僕たちが実際に手を動かしながら考察している研究内容の一部分についての文章を書いていきたいと思います。 前回の記事で記述した思考の裏側に潜む主体の心持ちのどの部分が、実際の研究内容に彩りや個性を反映しているかを感じ取ってもらいながら読んでいただけると幸いです。 それでは本編に移っていきましょう。

      • 2024年7月-第1部

        いよいよ京都の夏が本格的にやってまいりました。 京都が暑さに包まれると同時に、伝統文化も少しずつ顔を見せ始めました。いよいよ祇園祭の季節です!! 5月からnoteを始めて早3ヶ月目に突入しました。noteを通して、自分たちが感じていることや考えていること、議論内容等を発信してきました。記事によって、感じていることを中心に書く回もあれば、研究方針や議論内容を中心に書くこともありますが、6月分は後者に少し傾いていた印象です。 そこで、本記事では改めて「感じていること」中心に書

        2024年7月-第3部

          2024年6月-第4部

          例年であれば梅雨が日本を襲うこの季節。今年は梅雨入りが遅く、暑さが色濃く残っております。また、この時期は、京都の夏を彩る風物詩が顔を出し始める季節でもあります。 京都市を南北に貫く鴨川では、川沿いに「床」が建設されました。言わずと知れた「床文化」ですね。鴨川の涼やかな環境で、夜風に吹かれながらお酒を飲める最高な体験です。 また、京都は古の時代から続く伝統的な祭りでも有名です。毎年7月は祇園祭が開催され、日本だけでなく海外からも多くの人が足を運ぶ、言わずと知れた伝統ある大規模

          2024年6月-第4部

          2024年6月-第3部

          盆地の京都。気温がますます上昇しております。京都を訪れた人があまりの暑さに我慢の限界を訴え始める時期となりました。一方、夜はまだ涼しさが残っており、蛍が鴨川を彩り、夏の到来を身体全体で感じることができます。そんなこんなで、京都の初夏を感じながら森の家に集まり議論を始めました。 前回の記事では「表現」や「理論」そのものについて考察したパートと、研究の鍵となる「関数」の歴史を紐解くパートに分かれていました。今回もその流れを汲んだ内容となっています。第1章では、前回の記事で触れた

          2024年6月-第2部

          6月2本目です。 1本目では、「表現」や「理論化」という営みそのものに関して考える手探りな探究と、量子力学を足場とした実際的に手を動かす探究を並列的に行っていました。 今回の議論では前者を、つまり手探りの探究をより具体化して進めました。表現そのものを志向するということで、いくつかの表現を持ち出します。そのため、文章や文字が支配的なメディアとして機能している普段の記事とは一味異なるものとなっています。 一方で、より実際的に手を動かす探究として、またはその探究に必要な知として

          2024年6月-第2部

          2024年6月-第1部

          はじまり 6月になりました。我々の現在地点は、進んでゆく方向性を手探りで模索し、足場となる基盤を自分たちで作り上げてゆくような試みの最中ですので、ゆっくりではあるけれども何かを掴もうとする現場の様子が今回の記事からも伝わってくるような内容になっているのではないかと思います。 お読みいただくとわかるように、我々は現代に流通している既存の学問体系をそのまま伸ばして行っても、その先に明るい将来は期待できないと感じています。少し専門的な言い方をすると、既存の学問体系が発展すれども所

          2024年6月-第1部

          2024年5月-第4部

          前回の記事で、『「2024年5月-第3部」が転換点となり得る』という旨の文章を少しばかり書きました。その宣言通り、今回の議論はその転換点から3人で出発し、新たに建築を始めるイメージです。その3人の集合場所となったのが「量子力学的であること」。自分たちの探究をより具体的に表現する際の足掛かりとして、前回までにも頻繁に話題に挙がる「量子力学」に注目しています。この共通の足場から3人それぞれの興味をベースに探究を進め、互いの考えをぶつけ合い研究を進めている状況です。ただし、量子

          2024年5月-第4部

          2024年5月-第3部

          2024年5月の限定記事の背景は、皆さんご存知 国宝【燕子花図屏風】(尾形光琳)です。燕子花は4月から5月に咲く花であり、毎年この時期に【燕子花図屏風】が根津美術館にて公開されます。作者の尾形光琳は江戸時代に活躍した画家で活躍場所は主に京都でした。5月ということでまさにこの時期にぴったりの作品、そして作者である尾形光琳の活動場所が京都であったということで、我々の活動の時期や場所の重なりを象徴した【燕子花図屏風】を選んだ次第でございます。 ということで5月3本目の記事

          2024年5月-第3部

          2024年5月-第2部

          新生活が始まり1ヶ月。新生活の象徴「桜」が完全に散り、何かを失う寂しさもしみじみと感じるこの季節。ちなみに1ヶ月ほど前の4月の哲学の道では、桜の花びらが水面を覆い尽くしておりました。 この様子を「花筏(はないかだ)」と表現するらしく、景色そのもののみならず、言葉の紡ぎ方も美しく、まさに感動そのものです。調べてみると、その他にも、桜にまつわる表現は古くからたくさんあるそうです(https://halmek.co.jp/culture/c/hobby/6481)。満開の桜に

          2024年5月-第2部

          [限定] 2024年5月-第1部

          2024年5月-第1部、記念すべき初回の限定記事です。皆さん、こんにちは!京都哲理数学のメンバーシップに加入いただきありがとうございます。メンバーシップの限定記事では、京都を拠点に哲理数学・四則和算を探究する篠藤・守屋・森の3人による議論の内容やその背景にある気持ち、まさに<生の思考>や<生の感情>を盛り込んでいきたいと思います。張り切っていきたいと思います!と、いきなり本編に入る前に、今回は記念すべき初回の限定記事なので、加入いただいた方への挨拶の意味も込めて、簡単に今

          [限定] 2024年5月-第1部

          [無料] 2024年-第0部

          本記事に興味を持っていただきありがとうございます。限定記事がどのような内容か是非知っていただきたいと思い、お試しで読んでいただけるよう本記事をご用意いたしました。ここでは多くは語らず、早速本編を見ていくことにします。是非お楽しみください! 本編 2024年-第0部の本記事は、今まで3人が「閉鎖的」に行ってきた議論をまさに凝縮したような内容です。3人での議論がどのような内容で、またその裏側にはどのような気持ち・モチベーションがあるのか。今までの議論の中で育まれた「体系」

          [無料] 2024年-第0部

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          京都哲理数学のメンバーシップに興味を持っていただき誠にありがとうございます。本記事では、京都哲理数学のメンバーシップに関する詳細について書いています。理論を構築する過程を共有するってあまり聞かないですよね。だからこそ、先にメンバーシップを開設するに至ったそもそもの背景を説明させていただきたいと思います。その上で、具体的にメンバーシップでは何をするのか、詳細を見ていきたいと思います。皆さんのご興味に合わせて読む箇所を選んでいただければと思います。 京都哲理数学のメンバーや、

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          見えない世界を観る。 そんな世界を扱う<新たな数理>を築く。 「我々が何を目指す集団か」,それを端的に示す表現です。 改めまして… 読者の皆さん、初めまして!こんにちは! 本記事を読んでいただき、誠にありがとうございます。我々は、【それぞれの興味を源泉に、哲理数学・四則和算のもとに集まった、京都を中心に活動するハタチそこそこの非公式な研究集団】です。「非公式」と書いたのは、哲理数学・四則和算を学んだ京都市在住のメンバーが、互いの家で自発的に集まって議論しており、全く公式な

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