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2024年5月-第2部

  新生活が始まり1ヶ月。新生活の象徴「桜」が完全に散り、何かを失う寂しさもしみじみと感じるこの季節。ちなみに1ヶ月ほど前の4月の哲学の道では、桜の花びらが水面を覆い尽くしておりました。

花筏 @哲学の道

この様子を「花筏(はないかだ)」と表現するらしく、景色そのもののみならず、言葉の紡ぎ方も美しく、まさに感動そのものです。調べてみると、その他にも、桜にまつわる表現は古くからたくさんあるそうです(https://halmek.co.jp/culture/c/hobby/6481)。満開の桜に眼を向けることは簡単。桜が散った様子など、「陰」の部分にも思いを馳せ、自らの感性を開いていく。そんな日本人の豊かな精神性に改めて触れることができました。そんなこんなで、京都の美しい風土性や季節性に揺られながら、彼ら3人は森の家に集まり今回の議論は始まりました。

本編

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