【日記】11月16日〜11月22日
11月16日
朝、人身事故の影響で電車が運休していると知る。
朝ご飯を慌ただしくかき込み、いつもより30分早く家を出て振り替えの電車に乗る。1時間45分かけて会社の最寄り駅に到着。それでも始業時間までは少し時間があった。遅刻をしないこと。それは自分に課したルールのひとつ。
11月17日
引き続き暖かい日。
新しく入荷したマスクの値段が7200円。税込価格は8000円弱！果たして買う人はいるのか。
帰り道にずっと探していた"カズチー"を見つけて、即購入。数の子がチーズに練り込まれたもの。テレビで紹介されて入手が難しくなっているらしい。自分はいつも読んでいるブログで知った。
夜、オアシス1997年G-MEXライヴのブートを聴く。1997年のオアシスはドラッグのせいか異常にテンションが高くて、それがいくつもの名演を生んだ。こういう素晴らしいライヴ音源こそ公式発売してほしい。
11月18日
朝のテレビドラマに本多力さんが出演すると知り、見てみる。胡散臭さ全開の役がめちゃくちゃハマっていた。さらに宮沢氷魚さんの演技も良かった。アコースティックギターを弾く姿はお父さんの若い頃そっくりだ。
朝から重たい荷物を担ぎ階段を20往復する作業で瞬く間に疲労困憊。コロナ禍で週末は引きこもっているし、運動不足を実感。
昼前、ラジオから流れてきた歌を聴いて思わず眉間に皺が寄る。発声が酷く何を歌っているのか全く分からない。唯一聴き取れた言葉は「めっかわ」。あまりにも稚拙な歌声に苛立ちを覚える。音楽には好きなものと嫌いなものしかないと思っているけれど、こういう音楽のことを"自分にとって何の役にも立たない音楽"と呼んでいる。
11月19日
えらく暖かい日。デニムジャケットを着る。
新型コロナについてのニュースを見聞きすることに疲れてきた。が、見ないわけにはいかないので見る。見ているうちに気が滅入ってしまう。
夜は週一のお楽しみ、カタカナ配信。30回目となる今回のテーマは「自分を構成する漫画5選」。メンバーさんそれぞれに好きな漫画への愛情が熱く、話が弾んで珍しく予定時間を超過するほど。
↑上からセイヤさん、タイシンくん、ミツビシさん、メーコさんそれぞれが選んだ作品たち。
またまた自分の話をすると、小学生の頃は「漫画なんかより岩波文庫を読みなさい」という父親の意向もあり、漫画はほとんど読まなかった。唯一読んでいたのが「ドラえもん」。中学生くらいになってからは面白そうな漫画を見つけてはちょこちょこ読むようになったものの、漫画の知識・読書量は浅く少ないと思う。
という訳でカタカナメンバーさんの真似っこをして自分を構成する漫画を挙げてみると…
「幕張サボテンキャンパス」
「エロイカより愛をこめて」
「浦安鉄筋家族」
「ドラえもん」
「伝染るんです。」
「絶対安全剃刀」
自分でも何だかよく分からない組み合わせ。とりあえずギャグ漫画が好きらしい。うーむ。
11月20日
三連休前の金曜日。今年一番の慌ただしい日になる。久しぶりの多忙のせいか職場中が一日中ピリピリしていた。肉体的にも精神的にも疲労する。
帰り道に発売されたばかりの「この会社に好きな人がいます」の最新巻を買う。
11月21日
三連休の初日。
朝から台所に立ちYouTube動画を見ながら醤油ラーメン作りに挑戦。スープは鶏ひき肉をひたすら弱火で煮込んで作る。
小一時間で簡単にシンプルな醤油ラーメンが出来上がった。鶏チャーシューのかわりにサラダチキンをスライスして浮かべる。美味しかった。
マイルス・デイヴィス「マイルス・イン・トーキョー」、「E.S.P.」、「マイルス・スマイルス」、「ソーサラー」、「ネフェルティティ」を一気に聴く。この時期のマイルスには音を通して聴き手の襟首に掴みかかるような尋常でない雰囲気があって、バンドの演奏にも強い緊張感が漲っている。気軽には聴けないけれど大好きな時期だ。
11月22日
スカッと晴れた日曜日。引き続き家から出ずに過ごす。金曜日の多忙と昨日長い時間同じ体勢で本を読んだせいで背中が激しく痛む。
久しぶりに幼馴染とLINEでやり取りする。
先週から読み始めた永井荷風「断腸亭日乗」の文庫本下巻を読む。戦争が苛烈さを増す時期における東京の姿が頭の中で立体的に浮かんで来る。"大東亜共栄圏"を標語に突き進む日本と軍を憂いつつ「米国よ。速やかに経つてこの凶暴なる民族に改悛の機会を与へしめよ」と書き残している。
ところで戦禍の中では国民は外出を自粛せざるを得なかったり、日用品が市場から無くなったり、お店が次々閉店したり、正月の祝賀行事が中止になったりしている。その様子を読みながら"何だか今現在の日本みたいだな"と感じた。つまり当時は戦う相手が人間で、今はウィルスということか。
マイルス・デイヴィス「マイルス・イン・ザ・スカイ」を聴く。"スタッフ"という曲はマイルスの中でも1、2位を争う名曲だと思う。この作品でエレクトリックピアノを弾くハービー・ハンコックはこの曲を下敷きに「ヘッド・ハンターズ」を製作したはず。という訳で久しぶりに「ヘッド・ハンターズ」を聴いてみる。やはり最高としか言いようがない作品。
夜、突然の緊急地震速報と地震に慄く。どうにも落ち着かない夜となる。
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