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働き方の基準を高めることが、伝説の新人になるための第一歩

紫垣樹朗・小宮謙一『伝説の新人』を読んでいます。

新人時代は社会人経験がないだけに、働き方の基準がないということが特性といえます。基準がないから、初めの働き方がその人の当たり前の基準になってしまいます。どんな時も120%の力で本気で仕事に向かおうとする人は、そうすることが当たり前になり、少しでも手を抜いて仕事をしようとすることが許せなくなります。 (P.18)


私は今年3月に大学を卒業し、「株式会社あしたのチーム」という、変な名前の会社に入社しました。人事評価制度の構築や運用などを行う、人事コンサル系の会社です。

今年から私と同じく社会人生活をはじめた方もいらっしゃるかもしれません。いかがお過ごしでしょうか。「やっと土日だ〜」みたいな気分の人も多いかもしれません。「やっと土日だ〜」と思いながら、私はこのnoteを書いています。


さて、最初の数週間、数ヶ月間は研修期間の人も多いでしょう。私もそうです。でもここで、「まだ研修期間だから…」と気を抜くのはまずいことです。

今やっている研修への「向き合い方」も、今後の「働き方の基準」に直結します。社会人として最初の数日、数週間、数ヶ月をどれだけ気持ちを入れて過ごせるかが、私たち新人の、今後の社会人生活を左右します。


この本に書いてある通り、「どんな時も、研修期間であろうと120%の気持ちで向かう」人は、そうすることが当たり前になり、それが習慣になっていきます。スキルや実績は追々ついてくるでしょう。

逆に、「70%ぐらいの、ほどほどな感じでいいや」というマイペースな人は、「70%」が基準になってしまい、なんとなく乗り切ることが当たり前、習慣になってしまいます。

「仕事はほどほどでいい」という人はそれでもいいですが、もし、「仕事ができる人間になりたい」という人は、新人のうちに「120%」を基準にする必要があります。



もちろん、最初はキツいかもしれません。

120%の力で、人の話を聞く。
120%の力で、ノートをとる。
120%の力で、課題に取り組む。

社会人生活に慣れるのも大変なのに、本気で研修、仕事に取り組むことは疲れるはずです。
でも、働き方の基準がない今のうちにこれを習慣化、基準化できれば、きっと数年後にラクになっているはずです。



研修を受けている中で、自分のできなさ加減が嫌になることもあるかもしれません。私もこの2週間、しっかりへこまされ続けました。

新卒1年目の新人は、「社内でいちばん仕事ができない人」です。
スキルも実績も何もないし、先輩にもかないません。

でも、仕事に対する「気持ちの入れ方」は、私たち次第でどうにでもなります。上にいる先輩や、横にいる同期を見て落ち込む必要はありません。
「仕事に対する気持ちの入れ方」の基準を高めることに集中する期間だと思えばいいんじゃないかと、私は思っています。

最初のスタートダッシュで、どれだけ働き方の基準を高められるか。
それが、"伝説の新人"になれるかどうかを左右するのではないかと思います。

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