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地域包括支援センターと生活支援コーディネターの連携
地域包括ケアのシステムの構築に向けた過程の中で、新たに包括的支援事業の充実のため追加された「生活支援体制整備」(コーディネーターの配置、協議体の設置)はどの辺りまで進めて来られているのだろか。
地域づくりの新たなキーマンとして活躍が期待されている生活支援コーディネーターは多様な生活支援・介護予防サービスの充実に向けて、ボランティア等の生活支援の担い手の養成・発掘、地域資源の開発やネットワ
地域包括ケアシステムと地域共生社会
そもそも、地域包括ケアシステムは地域と介護連携における枠組みの中で位置づけられたものであり、介護保険法の色合いが濃く、高齢者が中心の体制づくりですよね。一方で「地域共生社会」とはもっと大枠での考え方となる社会福祉法の改正に伴う動きでのこと。複合化する課題を抱える世帯単位の支援は福祉サービス制度の狭間で抜け落ちることも多々あります。このような事案は地域包括ケアシステムの構図だけではどうしてもこぼれ
もっとみる地域包括支援センターの機能と役割
地域包括支援センターの業務は多岐に渡っています。
介護保険法では次のように定められています。
地域包括支援センターは、第一号介護予防支援事業(居宅要支援被保険者に係るものを除く)及び包括的支援事業、その他厚生労働省令で定める事業を実施し、地域住民の心身の健康の保持及び生活の安定のために必要な援助を行うことにより、 その保健医療の向上及び福祉の増進を包括的に支援することを目
総合相談の傾向にある変化が
地域包括支援センターの最も多くの時間を費やす業務に総合相談があります。地域の高齢者や家族、地域住民から介護や施設のこと、認知症の専門機関は何処にあるのか、遺言はどこに頼めば書いてくれるのか等など、様々です。
ただ数年前からか、相談内容に少し変化が起こりはじめました。地域包括支援センターは高齢者の総合相談窓口であるがゆえ、当然、高齢者の問題が入り口なのだが、よくよく話を聞いてみると家族背景にもい