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はじめまして

みなさんはじめまして、委託型の地域包括支援センターで勤務しておりますナルと申します。この度、noteを始めさせていただくことになりました。

これまで特別養護老人ホームや通所介護事業所、居宅介護支援事業所などで介護職員や生活相談員としての勤務経験はありますが、地域包括支援センターの業務は、福祉関係の仕事の中でもまた違った意味で特殊性のある幅広い領域での知識や経験を必要とする仕事だと思います。

国は団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築を目指しています。

地域包括支援センターはその「地域包括ケアシステム」の中核を担いう機関でもあります。

自治体の規模や地域性によって様々ではありますが、行政関係、介護保険サービス事業所、医療関係、町会自治会、ボランティア、郵便局などの公共機関、銀行、学校関係、時には福祉とは一見、関係のなさそうな商店やスーパー、ガソリンスタンド、新聞販売店などとも連携し、お年寄りが住みやすい地域を目指し、ネットワークを広げていくことが求められています。

私は今まで介護職やケアマネジャーとして「一人のお年寄り」に向き合うことに意識を集中すれば良かったのですが、地域包括支援センターが行う「地域づくり」は圏域内のあらゆる社会資源の点と点を結び、新たな関係性を生み出し、連携が図られたことで全く新しいサービスに繋がるなど、とてもクリエイティブな仕事だと思います。

総合相談業務のケース対応だけでも大変なのに、その上に「地域づくり」まで…!?ましてや仕事の内容は益々多くなるばかりなのに。

ただ、個別ケースの課題の根幹は共通の地域課題に所以があることが多いです。「急がばまわれ」ではないですが、徘徊や高齢者の孤立化、閉じこもり、地域の見守りなどの課題は福祉関係者だけでなく、地域全体で意識して取り組んでいくことが懸命です。ただでさえ人手不足と言われる介護業界ですし。

地域包括支援センターは地域づくりのハブとなり、また時には黒子となり、地域を活性化させ、耕していくことのできるコーディネート機能が必要とされてきているような気がします。

このnoteでは主にその種巻きのプロセスに焦点をあてて、日々、同僚や関係者たちと模索し、一歩ずつ歩んでいく姿を定期的に配信できればと思います。またそれ以外にも、福祉関係全般のことに関して自分の考えや想いも合わせてお伝え出来ればと想います。それではお付き合いの程、よろしくお願いします。


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