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6月18日 食品ロスを半減させるビジネスアイディアは?

はたらくおとな向け。普段の仕事と無関係なケーススタティで頭の体操。
普段の仕事を超えて、視野を広げ、ビジネスの頭の体操をするのにぴったり。
考えるための質問例はこちら。

→フードロス。もったいない、という話を超えたレベル。こうした需要と供給のミスマッチを低コストで解消できるのがIT。実際ベンチャーも含めてさまざまな企業が問題解決にビジネスチャンスを見出している。さらに貢献できるアイディア、どのようなものを、いくつ、思いつけるだろうか?


2016年(平成28年)12月の国連総会で制定された「持続可能な食文化の日」です。英語表記は「Sustainable Gastronomy Day」。
この国際デーは、持続可能な開発の目標を達成するため、持続可能な食文化への人々の意識を高めることを目的としています。

持続可能な食文化。
ちょっと難しいですが、食の安全、食糧生産、生物多様性の保全を促進することや、貧困の削減や資源の効率的な使用、環境保護などに貢献することを目的としているようです。

幅広すぎますので、今回は、食品ロスについて調べてみました。

驚いたのですが、世界では年に13億トンもの、まだ食べられる食品が廃棄されているそうです(出典:農林水産省HP)。イラストはかわいいのですが、シュールです…


もちろん、食品ロスは少ない方が良いのですが、もったいない、以外にどのような理由があるのでしょうか?

農林水産省「食品ロスおよびリサイクルをめぐる情勢」(令和4年2月時点版)では、以下2点が挙げられていました。


2015年に国連総会において、SDGsの目標12の中で、「2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食料の損失を減少させる」ことが、国際的な共通の目標として明確に示されました。

日本においては、これを踏まえ、「事業系の食品ロスについて、食品循環資源の再生利用等の促進に関する基本方針」で食品関連事業者及び家庭から排出される食品ロスについて、共に2000年度比で2030年度までに半減させることとしています(出典:消費者庁「消費者白書」)。


では、日本の現状はどうなっているのでしょうか?

農林水産省の前述の資料によると、令和元(2019)年度の食品ロス量は570万トン、このうち、事業系食品ロス量は309万トン、家庭系食品ロス量は261万トンでした。

この570万トンというのは、国民1人あたりでは毎日茶碗1杯のご飯に近い分量だそうです。


平成24(2012)年度からの推移は以下の通り。

さらに、基準となる2000年からの推移を見てみると、削減は一定の成果が見られるようですが、目標にはまだ届いていないことが分かります。


農林水産省のHPでは、食品ロス量削減の取り組み事例が紹介されていますのでいくつかご紹介します。

まず、ランチパックの耳。
考えたこともなかった…
ラスクやグループ会社のメンチカツのパン粉などに100%利用されているそうです。

次に、コンバース。規格外の食材や野菜の切れ端など廃棄予定の食材から抽出した染料で生地を染めているそうです。



最後までお読みいただきありがとうございます。

1つでも頭の体操となるネタがあれば嬉しいです。

こうした投稿を一昨年の7月から続けています。以下のマガジンにまとめていますので、よろしければ覗いてみてください。


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