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#510 「教える」より「教わる」が難しい!?
「教える」と「教わる」、両方同じくらいが理想だぁ、と思ったので、メモ。
1、実は貴重な「教わる」経験。
アラフィフです。中間管理職です。
経験も長いですから、勢い、「教える」ことが多くなります。
先日、ある役員から、サックスを習い始めた、という話を聞きました。
なぜ?と思いましたが、もちろん、昔から興味があった、という話はあるものの、印象に残ったのが、
☑️ できないことがあることを実感する機会
☑️ 初心者(新人)として人から教わる機会
の2つが貴重なんだ、という話でした。
確かに、会社でそれなりの役職になったり、業務経験が長くなると、この2つはどんどん少なくなるでしょう。しかも、生活のほぼ全てが会社だとしたら…
2、「教わる」機会がないと、「教える」ことも下手になる!?
もうかなり前になってしまうのですが、企業内外の営業やマネジメントの研修の企画、講師を長く務めた経験があります。
その際に特に心がけたのが、受講いただく方にとって「受けるだけの研修」ではなく「役にたつ研修」にしようということです。
あったり前じゃん!というところなのですが、研修する側に長くいると、「何が分からないかが分からなくなる」ということが起こるのです。
これは、上司が部下を指導する際などにも見られます。
特に、頭抜けた業績を示して昇進したような上司は、なかなか伸びない部下をどう指導して良いか悩む、あるいは、その部下のやる気やセンスのせいにしたりしがち、というのも散々見てきました。
これも「何が分からないかが分からない」ことからくる不幸です。
つまり、「教わる」立場に立つことができなければ、「教える」ことも上手くはできない、ということです。
あぁ、そうかもね、というところですが、皮肉なことに、「教える」ことが多くなる立場の人は「教わる」ことはどんどん少なくなっている、のです。
こうして、今日もまた、あちこちで「不幸」が起こっているのです…
3、まとめ
いかがでしたでしょうか?
「教える」には「教わる」経験も必要だけど、両立は難しいよ、というお話でした。
実は、先ほどの役員の話を聞いて、ハッと思ったことがあります。
私は、研修の企画、講師をやるようになって、しばらく経った時に、お茶を習いはじめたのです。
そう、茶道です。
??と思ったかもしれません。私も??でした。
が、今思うと、興味があった、ということはもちろんですが、無意識に「教える」経験と、「教わる」経験をバランスさせたかった、のかもしれません。
あとは、役員の挙げたもう一つ、できないことがあると実感すると実感する機会、というのもこの歳になると、本当に大事だなぁ、と思います。
仕事関係であれば、大抵のことは経験値があるので、なんとなくこなしてしまいますから、「なんでもできる」と勘違いしがちです。
また何か、新しいこと、できないこと、やってみようかな、と思いました。
あ、マニュアル車の運転、がありました!まだまだへたっぴです…
最後までお読みいただきありがとうございます。
個人的なメモですがどこかへぇ〜というところがあれば嬉しいです。
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