楠谷佑

小説家。著作に『ルームメイトと謎解きを』(ポプラ社)、『案山子の村の殺人』(東京創元社…

楠谷佑

小説家。著作に『ルームメイトと謎解きを』(ポプラ社)、『案山子の村の殺人』(東京創元社)など。詳しくは固定記事「楠谷佑お仕事履歴」をご参照ください。

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    読んだ小説や漫画、観たアニメや映画の話など。

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    「文章を書くこと」それ自体について書いたものです。小説家としての仕事日記や創作論、文章を書くときの悩みや気づきなど。

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楠谷佑お仕事履歴(最終更新日:2024/06/03)

単著1『無気力探偵 面倒な事件、お断り』(2016年6月、マイナビ出版ファン文庫) 2『無気力探偵2 赤い紐連続殺人事件』(2017年12月、マイナビ出版ファン文庫) 3『家政夫くんは名探偵!』(2018年12月、マイナビ出版ファン文庫) 4『家政夫くんは名探偵! 冬の謎解きと大掃除』(2019年12月、マイナビ出版ファン文庫) 5『家政夫くんは名探偵! 春の終わりの洗濯と選択』(2020年12月、マイナビ出版ファン文庫) 6『ルームメイトと謎解きを』(2022年

    • 【観劇記録】『テラヤマキャバレー』(2024.02.09)

       2月9日(金)、東京の日生劇場で『テラヤマキャバレー』の初日を観劇してきた。  脚本は池田亮氏、演出はデヴィッド・ルヴォー氏。  主演の寺山修司役は香取慎吾さん。  はじめにおことわりさせていただくと、(大げさに「観劇記録」と書いたけれど)私は観劇初心者であるため、以下はとても素朴な感想である。  演劇史の知識も乏しく、寺山修司に関しては国語や日本史で習う一般教養レベルのことしか知らなかった。観劇前に、軽くインターネットで生い立ちや「天井桟敷」について調べて、初めて知った

      • 日記(2024.01.27~01.29)

        2024.01.27(土)  池袋サンシャインシティで開催中の『名探偵コナン展』を見てきた。鳥取旅行もご一緒した、コナン仲間の友人が一緒だった。  バーロキアン(『名探偵コナン』マニアの意)の私としては、拝見しないわけにはいかない企画であった。場所がサンシャインシティというのも嬉しい。昨年、ミステリ・ミュージカル『ルームメイトと謎解きを』がサンシャイン劇場で上演されていた折、どれほどサンシャインシティ内を歩いたことか。しかも『コナン展』の会場は、サンシャイン劇場の目と鼻の先

        • 日記(2024.01.22〜01.26)

           まとめて今週の記録をしておこう。  1月22日(月)は、大手町三井ホールで舞台『ある閉ざされた雪の山荘で』を観てきた。  東野圭吾先生の小説が原作。この原作小説は、私が既読の東野作品でもかなり好きな作品だ。ベスト5に入るかもしれない。  この舞台版の構成・演出は野坂実氏(ノサカラボ)。脚本は米山和仁氏。  原作が好きだった、というのも観劇の大きな理由だったけれど、実を言えば『ルームメイトと謎解きを』にご出演だった加藤良輔さんが出演なさっていることが最大の理由であった。

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        楠谷佑お仕事履歴(最終更新日:2024/06/03)

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          日記(2024.01.14)

           日曜日でしたね。  今日は共通テスト2日目だったようで、受験した皆さん、本当にお疲れさまです。  昨日は共通テストって単語にカギカッコつけたくなるって書きましたが、今日は全然そんなことないな。昨日はそういう気分だっただけらしい。  ところで、口内炎が痛いです。  受験生だと、口内炎があってもテストを受けなきゃいけないのか、大変だな……などと思う。      ◇  今日は出かけて、いろいろ買い物をしてきた。  最近洒落にならないくらい寒いので、ヒートテックを買い足した。

          日記(2024.01.14)

          日記(2024.01.13)

           今日は「共通テスト」の日だったようですね。  お疲れ様です。明日もあるかたは頑張ってください。 (受験生でここをお読みという方はいらっしゃらない可能性が高いと思うのですが、やはり言っておきたい)  私が受験生だったときはまだセンター試験という名前だったので、「共通テスト」と書くときにどうしてもカギカッコでくくりたくなってしまう。私はその単語の当事者ではないんですよと示す意図で。  旧Twitterのことを「X」と書くときも、カギカッコをつけたくなる。まあ、「X」は固有名詞

          日記(2024.01.13)

          日記(2024.01.07)

           今年初の更新ですね。  2024年もよろしくお願いいたします。      ◇  今年になってからの1週間、いろいろなことがあった。  能登半島の地震は衝撃的なニュースで、大変心が痛んだ。被災した方たちにお見舞い申し上げます。一日も早いご回復をお祈りいたします。  私は富山県富山市に生まれて、7歳のときまで住んでいた。その後も親に連れられて、ほぼ年1回、富山を訪れていた。だから、北陸には馴染みがある。というか、自分の中では勝手に「富山県生まれ」をアイデンティティーのひと

          日記(2024.01.07)

          日記(2023.12.28)

           昨日の日記。  昨日は夕方、買い物に出た。ちょっと疲れてしまって、夕食を作るのも買って帰宅するのも億劫になり、ふらふらとマクドナルドに入った。  店外の幕に季節限定の「グラコロ」という商品が書いてあって、頼んでみようかなと思って入店したものの、いざメニューを見るとグラコロが見当たらず、店員さんに尋ねるのも億劫だったので、メニューのいちばん左上にあった「サムライマック」を頼んだ。  めんどくさがりすぎだな。  食べ物の好き嫌いはないけれど、そのぶん「めちゃくちゃ好き」とい

          日記(2023.12.28)

          日記(2023.12.26)

           どうせ日記をつけるなら、記事一覧を見ただけで「この日になにがあったか」を思い出せるように、なるべくサムネイルを設定しようと決めた。しかし、今日はアップすべき写真をとくに撮らなかったので、そばにいた東京創元社マスコットキャラクター「くらり」を撮影した。とくに12月26日とくらりは関係ない。卯年(うさぎ年)がもうすぐ終わるので、その記念ということにしておこう。  もっとも、くらりはうさぎの被り物をしているだけで、本体は黒猫という設定なのですが。被り物の名前は「ニル」。「くらり(

          日記(2023.12.26)

          日記(2023.12.23)

           渋谷で映画を観てきた。  中島良監督の『死が美しいなんて誰が言った』という作品。  公式サイトによれば、生成AIとモーションキャプチャーの技術を活用した世界初のアニメーション映画とのこと。  ミュージカル『ルームメイトと謎解きを』にご出演だった長江崚行さんが主人公の声優をご担当されると知ったことがきっかけで観にいった。「メイ解き」から本当に自分の世界が広がっているな、という気がする。  本作の舞台は、ゾンビウイルスが蔓延した世界。  感染者として「壁」の内側に隔離されて

          日記(2023.12.23)

          日記(2023.12.20)

           先月末刊行された拙著『案山子の村の殺人』を、以前お世話になっていた人に送ろうと思い立ち、本日、投函した。  純粋に個人的な献本だったので、べつに仕事をしたわけではない。しかし、「郵便物を出す」という行為をすると「人生が捗ったなあ」という感じがする。  それはやっぱり、手間のかかることだからだろう。  手紙をしたためて、自分と相手の住所を書いて、封をして、ポストまで歩いていって投函する……というのは、メールやLINEでのやりとりに慣れ切った現代人にとって、けっこうな手間だ。自

          日記(2023.12.20)

          日記(2023.12.17)

           昨日(土曜日)は友達と一緒に出かけてラーメンを食べたりカフェに行ったりして、けっこう歩いた。  今日はひとりで過ごしたけれど、やっぱりだいぶ歩いた。スマホの「ヘルスケア」機能が信頼できれば、1万1千歩以上歩いている。  そんなに歩いた外出の目的はなにかと言えば、アニメイトに漫画を買いにいったというだけなのだけれど。  10月末に漫画をまとめ買いして、11月の初旬はゆっくりとそれを読んでいた。そして11月の後半は「メイ解き」に熱狂していたので(何度もこのこと書いているな)、

          日記(2023.12.17)

          日記(2023.12.15)

           都内に朗読劇を観にいった。  朗読劇だから「聴きに」いったと言うべきなのだろうか。でも、身体のお芝居もたっぷりあった劇だから、やっぱり「観にいった」と言えそう。  場所は恵比寿。  恵比寿駅で降りたのは初めてのことだと思う。恵比寿には、なぜか「少しお洒落な大人の町」というイメージがあったけれど、想像していたよりも親しみやすい雰囲気だった。もちろん東京だから人は多いけれど、それでも渋谷や新宿の忙しなさと比べれば落ち着いていて、安心して歩ける街、と感じた。  ただ、お手頃なフ

          日記(2023.12.15)

          日記(2023.12.14)

           仕事が捗り始めた。年末だからかな。  帳尻を合わせるために急に頑張り始めたことを「捗る」と言っていいのかはわからないけれど……。  やっぱり仕事って締め切りがあることが大切だよな、と痛感する今日この頃である。このあいだ発売した『このミステリーがすごい! 2024年版』に青山剛昌先生と東野圭吾先生の対談が載っていたけれど、青山先生が「好きなものを締切気にせず描いていいって言われたら、下手すると描けないかもしれない」とおっしゃっていたのが衝撃的だった。青山先生ですら!  締め切

          日記(2023.12.14)

          日記(2023.12.12)

           1か月くらい日記を書いていなかった。こまめに書こうと思っていたのに。  先月の後半はミステリ・ミュージカル『ルームメイトと謎解きを』(略称「メイ解き」)にどハマりして、完全に生活が「メイ解き」を中心に回っていたので、仕事以外の文章を腰を据えて書く時間がなかったのだ。  いや、「メイ解き」の長文感想はしたためたけれど、あれも仕事じゃなかったな。  原作を書いていて展開を知っている作品だから、ここまで素朴な気持ちで「メイ解き」のファンになるとは思っていなかった。  もともと

          日記(2023.12.12)

          ミステリ・ミュージカル『ルームメイトと謎解きを』終演に寄せて

          はじめに 11月18日に開幕したミステリ・ミュージカル『ルームメイトと謎解きを』が、昨日(26日)千秋楽を迎えました。  脚本・作詞・演出は板垣恭一さん。音楽は桑原まこさん&桑原あいさん。  私は、原作にあたる小説『ルームメイトと謎解きを』(2022年、ポプラ社)を執筆した楠谷佑です。  原作者という立場で、17日(金)にゲネプロを見学させていただき、18日の初演(昼公演)も拝見しました。あまりの素晴らしさに、さっそくチケットを追加購入し、そこから19日昼、20日夜……

          ミステリ・ミュージカル『ルームメイトと謎解きを』終演に寄せて