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日記(2023.12.28)

 昨日の日記。

 昨日は夕方、買い物に出た。ちょっと疲れてしまって、夕食を作るのも買って帰宅するのも億劫になり、ふらふらとマクドナルドに入った。
 店外の幕に季節限定の「グラコロ」という商品が書いてあって、頼んでみようかなと思って入店したものの、いざメニューを見るとグラコロが見当たらず、店員さんに尋ねるのも億劫だったので、メニューのいちばん左上にあった「サムライマック」を頼んだ。
 めんどくさがりすぎだな。

 食べ物の好き嫌いはないけれど、そのぶん「めちゃくちゃ好き」という食べ物もないから、人と一緒に外食に行くとき「なに食べたい?」と聞かれたときの正解がわからない。なんでもいいと言うと投げやりに聞こえてしまう気がして。
 でも、人と一緒に外食に行くときはその人とともに食卓を囲んでお喋りすることに意義があると思っているので、メニューはわりとなんでもいい。だからすべてを相手にお任せしたいのだけれど、決断を下す側は責任を感じるものだから、常に相手にお任せするのも申し訳ない気がして、ときどき意見めいたものを言ってみる。

 お刺身やお寿司が好きなので、とりあえず意見を求められたときは「和食が好き」と言うことにしているけれど、じゃあラーメンやステーキやパスタと比べてお刺身が好きかと言うと、そんなこともない。ジャンルが違う食べ物はそれぞれ違うタイプの美味しさだから、優劣はつけられないと思う。
 食の好みというものが明確にある人は、自分の美学がしっかりしている気がしていいな、と思う。

 食べ物以外でも、わりと自分は好みがぼんやりしている。
 小説だと、まぁミステリが好きだけれど、最近はミステリ以外も読むようになってきて、「ミステリと一般文芸のどちらが好き?」と尋ねられたら、もう「ミステリ」とは断言できなくなってしまったかも。どちらのジャンルにも、好きな作品とそうでない作品があるし。
 同ジャンル内でも、個々の作品を比べて「どちらが好き」と決めることは難しいときがある。
 基本的に、なんでも面白がろうとするタイプの人間なので、冷徹にランキング化したり点数化したりすることにさほど喜びを感じないのだ。
「好み」を特化させるよりも、さほど好きでもないかなと思っていたものの良さに開眼する瞬間のほうが楽しいよね、とは時々思う。
 昔は「ハードボイルド」というジャンルを食わず嫌いしていたけれど、大学生の頃からわりと楽しんで読むようになった。なんでも食べられる人間になったほうが楽しいよね、というのが自分なりの「美学」……なのかも?

 あ……、BL漫画に関しては明確に「可愛いの」が好きかもしれない。
 ただ、年々「可愛い」と感じるもののストライクゾーンが広がっていて、つまり、読むものも多様化してきているな。

 思いつくまま書いてたら、結局どこに着地したいのかわかんなくなってしまった。今日は珍しくスマホで書いてるからかもしれない。多少なりとも文章の論理性みたいなものを追求したい場合は、パソコンで書いたほうがいいかも。
 まぁ、いいんです、日記なんで。論理的じゃなくても。

     ◇

 ちょっと明日からバタバタしそうで、年内はnoteも他のSNSもあまり更新できない気がしている。

 個人的には、嬉しいことも悲しいこともあった年ですがーー。
 とりあえず「楠谷佑」という作家の人格について言えば、とても素敵ないい年でした。『ルームメイトと謎解きを』のミュージカル化もあり、『案山子の村の殺人』も上梓でき(しかも敬愛してやまない先生方にコメントをいただけました)、たいへん有難い1年でした。
 来年もよろしくお願いいたします。


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