日記（2023.12.12）

　1か月くらい日記を書いていなかった。こまめに書こうと思っていたのに。

　先月の後半はミステリ・ミュージカル『ルームメイトと謎解きを』（略称「メイ解き」）にどハマりして、完全に生活が「メイ解き」を中心に回っていたので、仕事以外の文章を腰を据えて書く時間がなかったのだ。
　いや、「メイ解き」の長文感想はしたためたけれど、あれも仕事じゃなかったな。

　原作を書いていて展開を知っている作品だから、ここまで素朴な気持ちで「メイ解き」のファンになるとは思っていなかった。
　もともと続編を書く構想はあったけれど、先月以来、『ルームメイトと謎解きを』の世界について考える時間がかなり増えた。エチカと雛太（『ルームメイト～』の主人公たち）って、やっぱり可愛いよなあ……と毎日思っている。
　しかし、愛情が強くなっても小説そのもののアイディアが出てくるわけではないのがつらいところだ。ミステリというジャンルなので、作品化できそうなネタが出てくるには、それなりの時間と労力を要する（もちろん、どのジャンルであっても苦労は必ずあるのだけれど）。
　エチカと雛太のショートストーリーめいたものなら、いくらでも妄想できるんですが……。

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　いちおうタイトルが「日記」なので、日記も書いておこう。
　今日の夕食はお刺身がメインだった。3割引きだったと思う。自分の経済感覚では、まだ値引きされていないお刺身を買う度胸はない。いつか、値引かれていないお刺身を買えるような人間になりたいものだ。
　あとは、白菜を炒めて食べた。ひとり暮らし一年目の去年は全然白菜を食べなかったけれど、このあいだ鍋に入れる用に買ってみたら意外とコスパがいいことに気づいて、よく買うようになった。

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　新刊『案山子の村の殺人』が発売中です。
　雪に閉ざされた案山子だらけの村で不可能犯罪が勃発し、学生作家コンビが謎に挑む――というお話。
　私がこれまでに書いた中では、もっとも本格ミステリ度の高いミステリです。
　この作品についても、また後日、ちゃんと書きたいと思っています。

案山子の村の殺人 (ミステリ・フロンティア)