必要な材料をすべて土俵に載せた上で議論してこなかった神宮外苑再開発
ー2013年に行われた神宮外苑風致地区の区分変更を具体例としてー
マスコミの報道を見る限り、神宮外苑の再開発について行政は都市計画審議会や建築審査会での「議論」、住民説明会や公聴会の開催やパブリックコメントなどを行っており、一連の手続きに関し法的な問題はないとの立場のようです。確かに神宮外苑地区の都市計画決定について、議論の中身は別にして都市計画審議会で議論をしたうえで決定してきたというのは事実です。
しかしながら、行政の手続きには重大な問題があると私は考えています。それ