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【1】あなたが生まれたとき

あなたが生まれたとき、
あなたは泣いて
周りの人が笑っていたでしょう。
だから、
いつかあなたが死ぬときは
周りの人は泣いて
あなたが笑えるような人生を
送りなさい 。

この言葉は、いろいろな書籍で取り上げられているので「知っているよ」という方もいるかもしれませんね。

でも、あらためて取り上げたくなるほど「生き方を見つめ直すきっかけ」となる言葉です。

 人生最後の日を意識することで「人生で大切にしたいものは何か」を考えさせてくれます。

最後の日をどんなふうに迎えたいのか、あなたもすこしだけ想像してみてください。



僕の場合はこうです。

新緑の季節。
窓を開けると若葉が揺れる音が聞こえる。

ベッドの脇には「祝!100歳」と書かれた誕生日カード。

そして、ベッドの周りには、いつもそばにいてくれた家族、慕ってくれた友だち、お世話になった介護士さん。

寝室から溢れんばかりの人たちが自分の最後を見届けようとしている。

「みんなにあいさつするまでは死ねんな」と冗談を言いながら、最後の最後まで周りを笑わせようとする自分。

みんなが泣いてるのか笑ってるのかわからないような顔を見ながら、この世を旅立つ時を迎えたい。

このネイティブアメリカンの言葉には、

自分がやりたいように、後悔することなく生きろ

というメッセージも込められていますが、

周りの人から愛されるような生き方をしろ

と言われているように僕は感じました。

僕が死ぬとき、やっぱり一人きりは寂しい。

たとえ、身内がいなかったとしても見届けてくれるお医者さん、看護師さんあるいは介護士さんが惜しんでくれるような人でありたい。

そして、そういう人間関係を築ける人でありたいと思います。

この世の中で決まっていることは、ただ一つ。

生まれたら、必ず死ぬということ。

その片道切符の「旅」をどういうものにするか。

このネイティブアメリカンの言葉を胸に、今いちど考えてみたいものですね。

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