マガジンのカバー画像

大学受験【国語】

36
運営しているクリエイター

#中学受験

ちょっと工夫した語彙ノート作り

ちょっと工夫した語彙ノート作り

語彙学習の効率的な学習の仕方は、「文章の【話題】と関連づけて【語彙】を増やす」ということです。単語帳の暗記作業ではなく 、あくまで「文章読解」の復習の中で語彙を学習していきます。

この作業を、できるだけ「本人の能力に丸投げ」しないようなかたちで提案してあげたい。

そこでやっていただきたいのは、読解問題の文章の分からなかった言葉を書きためていく語彙ノート作りです。

特に、過去問をやるようになれ

もっとみる

国語の復習法〜語彙ノート・復習ノートのすすめ

国語の授業を受けたあとの、基本的な復習の方法をご紹介します。国語は復習が命。ぼくの授業自体、テストの復習です。「授業を受けて終わり、さあ次!」とやっても、意味はあるでしょう。ただ、ここで得られた教訓をムダにしないために、授業後に振り返る時間を少しでもとって欲しいです。

復習としてやってほしいことは、以下の2つです。

・語彙ノートの作成
・復習ノートの作成

1.語彙ノート〜わからない言葉を蓄積

もっとみる
過去問添削の「録画」授業します

過去問添削の「録画」授業します

こんにちは。通常のリアルタイムのオンライン授業とは別に、過去問添削の解説を録画形式で行っています。

以下詳細です。

録画授業が可能と考えた理由中学受験であれば開成や筑駒をはじめとしたハイレベル校の記述添削、
大学受験であれば旧帝大国立などの記述添削の授業については、
各問題を解説した後の生徒側の応答は、「大丈夫です(わかった)」で終わることがほとんどというのが実感です。

もちろん、国語の苦手

もっとみる

国語で線を引く上での重要な考え方

国語、現代文の文章で、線の引き方について、迷っている人もいると思います。今回はテクニック的なことではなく、「考え方」について書いてみます。

「いちばん大事なこと」を読み取る
当たり前のように聞こえますが、文章読解においては、「いちばん大事なこと」を読み取る必要があります。その補助手段として線引きがあります。

その「大事なこと」とは、文章のジャンルによってとてもざっくりと、次のように分けられます

もっとみる
【国語】「読むスピード」を速くする方法

【国語】「読むスピード」を速くする方法

こんにちは!これまでずっと考えていたことがあって、少し考えが整理されてきた気がしたので、その結果をレポートします。

「ウチの子、読むのが遅いんです・・・。どうすればよいでしょうか?」

と、よく質問を受けます。

この質問、けっこう苦手でした。なぜかというと、僕自身が学生時代、読むのが遅かったからです。

高校時代を振り返っても、「日本で最も時間制限のきつい(©林修先生)」国語のセンター試験には

もっとみる
「説」はなぜ「よろこばしい」と訳せるのか?(漢文)

「説」はなぜ「よろこばしい」と訳せるのか?(漢文)

さて、今日はちょっと漢字について。

漢文で一番最初に習う出典として『論語』があります。その一節でこういう文があります。

「学而時習之。不亦説乎。」
→学びて時に之を習ふ。亦説(よろこ)ばしからずや。
(習ったことを機会があるごとに復習し身につけていくことは、
 なんと喜ばしいことではないか。)

通常の授業では、まあ、返り点どおりに書き下し文にして、訳を見て、「ふーん、わかった」でいいのですが

もっとみる
古文の主語を決めるヒント

古文の主語を決めるヒント

古文で難しいのは、主語が分からないことですよね。たとえば、次の文章「今鏡」の最初の文を読んでみましょう。これは俊敏な行動が有名な藤原成通(なりみち)についての話です。

宮内卿有賢と聞こえられし人のもとなりける女房に、しのびてよるよる様をやつして通ひ給ひけるを、さぶらひど も「いかなるもののふの、局へ入るにか」と思て、「うかがひて、あしたに出でむを打ち伏せむ」といひ、したくしあへりければ、女房いみ

もっとみる