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嫌なことで自分を知る

自分を知ってより良く生きる

人生をよりよく生きるためには、
自分のことを知ることが重要です。

自分を知ることで、
本当に好きなことに時間やお金、労力をかけて、それ以外のことには振り回されないでいられるからです。自分を知らないと人に流されて、
それほど充実しない時間を過ごすことになります。

特に気分の落ちているときは、人に流されがちになります。

落ち込んでいるときや、退屈なときに、
それほど欲しくないものを買ってしまったりするものです。

普段から自分を知ることに焦点をあてていれば、
少々気分が落ちたとしても他者の意図によって不都合な選択を取ることが減ります。

普段から自分を知るための習慣を実行していくことが重要なのです。

今回は自分を知るための方法について考えてみます。

何が好きで何が嫌い?

自分を知るための方法として、
好きなことを思い出すというのものがあります。

子供の頃から長く続けていることであったり、
一番よ思い出で思い浮かぶものであったりします。

好きなことで自分を知ることはイメージがしやすいかと思います。


反対に嫌なことから自分を知るということも有効です。

人間はネガティブな感情をポジティブな感情以上に感じるものですから、嫌なことから自分を知ることができれば、より自分を知ることに役立ちます。

誰しも生きていれば、
嫌なこと、嫌な人に遭遇することになります。

そんな時、嫌なことや嫌な相手に意識が向いてしまい、ついその対象に苛立ってしまうものです。

しかし相手に苛立つのではなく、
自分のどんな価値観がイライラを自分に見せているかというように、自分に焦点を当ててみるのです。


すると、

自分が何に対して苛立っているのか?

自分のどんな価値観が苛立ちを生み出しているか?

ということを知ることができます。

イライラを生み出している原因に焦点を当てることで、俯瞰して自分自身を見ることができます。

例えば、
細かいことをネチネチと言われることが嫌い、またそういった人が嫌いな場合、

自分はそれをされた時どんな感情を抱くのか?
なぜその感情を抱くのか?

特定してみるのです。

すると相手の神経質さに苛立っている「自分の神経質さ」に気づいて、相手にイラついていたのではなく、相手の行動に自分の嫌な部分を見ていただけということに気づきます。

自分自身の神経質な部分を嫌だと思っていたことに気付けるのです。

他=自


相手というのは自分の写し鏡ということです。

自分にない部分を他者から見ることはできません。

私たちの「観測」とは、
共振によって起こります。

相手と自分の持つ要素が一致した時に、
互いに共振するのです。

ですから相手から嫌なエネルギーを受け取った時、自分の中の嫌なエネルギーが相手を通して目に入っているだけなのです。

このように考えると、
憎しみや恨みといった感情はばかばかしいことに気がつきます。


それらの感情は自分に対する感情だからです。

自分の許せない部分や嫌いな部分を相手に反射させて見ているだけだからです。

ですから嫌なことが起きても、
その相手を責めることには意味がありません。

それは相手を攻撃しているつもりで、
攻撃されているのは自分自身なのです。

攻撃するのもされるのも自分自身です。
自作自演です。

嫌な相手が現れても、
相手を攻撃するのではなく許しましょう。

すると自分自身のことを許すことができます。

遅刻した人に怒る時は、
自分自身のルーズな部分を許すことができないのです。

もちろん社会生活において、
時間を守るということは円滑に事を運ぶのに重要ですが、あまりにも神経質になってしまうと、
相手に対しても自分に対しても攻撃的になってしまいます。

時間を守らない人が嫌い。
ではなく時間を守る人が素敵。
という風に焦点を当てる方向を変えてみましょう。


すると、あなたの周りから時間を守らない人は次第に消えていきます。共振しないからです。


罪を探して罰するように世界を見るのではなく、功績を称賛するように世界を見ましょう。

あなたの世界の見方は、
あなたが自分自身を見る見方と同じです。

嫌なことを見つけた時、
何がそうさせるのか?
深く内省してみましょう。

すると自分について深く知ることができ、
必要と判断した時すぐに、
その思い込みを外すことができます。

思い込み、執着を外せば、
あなたはより幸せな人生に焦点を当てることが容易になります。

焦点を当てればその出来事は増幅します。

自分を知り、
理想的なものを自分らしいと定め、
その部分に焦点を当てましょう。

そのために嫌なことは重要です。
立ち止まり、方向転換するきっかけになるからです。

嫌なことに向き合い、許し、
より良い人生を選択していきましょう。

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