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謎に停滞するとき

前進しているはずなのに


目的地を決め、
実現するための行動を日々続けているのにもかかわらず、
なぜだか停滞する経験したことがあるのではないでしょうか?

目的のための行動がふさわしくない場合、
停滞するのは当然ですが、
目的に合致した行動をとっていると、
考えに考えた末でも、
なぜだか停滞する時があります。

今回はそんな謎の停滞について考えてみます。

人生という波


人生は波のように、
小さな上下を繰り返しながら、
大きく波を描き上昇していきます。

一直線に上昇するということはありません。

それは私たちは細かく分解していくと波の性質を持つ紐になるからです。ひも理論と言います。

私たちは波の性質を持つので、
私たちの行動の結果である人生を俯瞰して見た時も波の性質を持ちます。

つまり上がる時もあれば下がる時もあるということです。

停滞した時は、
まず下がることは自然なことだと受け入れるが重要です。

諦めてその下降はいつまでも続くことではないと気持ちを切り替えましょう。

実は自分は前進している


下降していると感じる時、
自分が自覚できる部分でそう感じているだけで、実は無意識の部分では何かが行われているのかもしれません。

スーパーの新装開店の時、
店は一時的に買い物ができなくなります。

新しい状態にするために、
一度営業を止めて内側を作り替えることに専念するのです。

内側を変えながら営業すると、
お客さんの対応とリニューアルがごちゃごちゃになり、うまく機能しないことでしょう。

であれば一度営業を止めて、
内側を作り替えることだけに専念する方が効率が良いです。

私たちが何らかの変化をする時も、
無意識でリニューアルオープンへの準備が行われているのではないでしょうか?

であれば、自覚できる部分の意識、
つまり顕在意識では、ごちゃごちゃと考えず、
ただ待つという態度も必要なのかもしれません。

今まで積み重ねてきたことを信頼し、
ただリニューアルオープンの時を待ちましょう。

それは真面目な人にほど難しいことでしょうが…

波は浮き沈みを繰り返し上昇していきます。

そのために、一度売り上げを下げてでも、
自分自身を作り替える時間が必要なのです。

人生を俯瞰してみると、
一時の停滞に右往左往しづらくなります。

内側をリニューアルする蝶


蝶は成虫になる時、
さなぎという無防備な時期をあえて作ります。

その間、体内はドロドロになっているそうです。

芋虫の細胞をそのまま成虫に転用するのではなく、一度ドロドロにして新しく成虫用の細胞を作り上げるのです。

一度あるものを全て一旦溶かし、
新しいものを作ることは、あるものをそのまま転用するより時間がかかりますが、
より大きな変化が可能になります。


地面を這って葉っぱを食べるという状態から、
空を飛んで花の蜜を吸う状態に、
大きな変化を遂げるためには、
芋虫の細胞をそのまま利用して変化するというのでは難しいのでしょう。

大きな変化をするためには、
一度過去の自分自身を捨てて、
新たに作り上げる必要があるのです。


謎の不調がある時、
それはあなたの中で何かが作り変えられている瞬間 かもしれません。

今目標のためにやっていると思う活動が適切かどうか考えることは必要ですが、
すぐに方針を切り替えるのではなく、
今は新装開店準備中かもしれないと考え見守ることも重要です。

人生は波の性質を持ちます。
今を充実させることに焦点を当てれば、
その方向に波は進みます。

小さな浮き沈みに一喜一憂せず最高の自分に焦点を当て続けましょう。

きっと新しい自分は、
今の自分で想像つかないくらいに素晴らしいものになるでしょう。

参考

はせくらみゆき 著 『夢をかなえる、未来をひらく鍵 イマジナル・セル』

https://a.r10.to/hka1PA


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