くらしすた不動産

岩手県矢巾町・紫波町に拠点を置く不動産会社です。「くらしすた」は造語です。暮らしに敏感…

くらしすた不動産

岩手県矢巾町・紫波町に拠点を置く不動産会社です。「くらしすた」は造語です。暮らしに敏感な人、暮らしを楽しむ人をクラシスタと呼んでみました。暮らすまちでの毎日を五感をフルに使って楽しむ。そんなクラシスタたちの住まいのお手伝いをしています。そこではたらくスタッフが綴る日々の出来事。

最近の記事

【空き家さんぽ 番外編】

Episode4 夕顔瀬町の大きなお家② その方々は盛岡市内で就労支援事業を運営している会社なのだけど、当初からこの空き家さんぽに興味を持って頂き、初回からご参加頂いていた。 なかなか良い物件とマッチングできず、何件か物件見学をしていた最中だった。 今回も面白い建物があるけどどうだろうかとお声掛けし、スタッフさん総出で見学に。でも、そこに代表の方の姿はない… そんなことなど関係なしに建物内では妄想大会が開催! ここは相談室で…ここが事務所になって…この建具かわいい… スタッ

    • 【空き家さんぽ 番外編】

      Episode4 夕顔瀬町の大きなお家① あっという間に更新がご無沙汰に。 楽しみにしていた皆さま、すみません…お待たせしました! さてさて、次のお家は商店街のど真ん中。 商店街にある建物と聞いただけでなんだか楽しそうな予感! 盛岡駅から徒歩10分、夕顔瀬町商店街は旧国鉄時代、JR寮が近くにあり、駅員さんたちの飲み屋街として栄えた商店街。時代の流れと共にまちの雰囲気も移りつつあるけど、今なおスナックが多く残り、街灯には懐かしのお店の看板が連なっている。 メイン道路からは

      • 【空き家さんぽ 番外編】

        Episode3 鉈屋町の細長いお家② 私たちの心配をよそに物件検索サイトに登録して、程なく内見のお申し込みが続々入った。 もともと人気のあるエリアなのもあるのだろうが、それにしてもすごい反響にとても驚いた。 一緒に喜んでくれるオーナーさんに報告がてら私たちは大切なことを相談した。いつもなら、物件内見後の入居者決定は申込み先着順なことがほとんど。でも今回は果たしてそれでいいのだろうか?違うんじゃないだろうか。 町の今までとこれからを想い建物を購入してまで大家になった方で

        • 【空き家さんぽ 番外編】

          Episode3 鉈屋町の細長いお家① 津志田の大きなお家と時期を同じくして、私たちはもう一つのお家の相談を受けた。 それは、最初の「空き家さんぽ」のコースにも入っていた盛岡の旧くからの町家が並ぶ通りにある旧衣料品店だったお家。 ↑1回目の空き家さんぽの時の様子。 この通りは、ほど近い西エリアに北上川が流れその昔は舟運に従事する人々が住む地域にも隣接して賑やかだったそうだ。良質な湧水が豊富で、昔は酒や味噌の醸造所も多く並んだ通りで、今も通り沿いにある大慈清水や青龍水は

        【空き家さんぽ 番外編】

          【空き家さんぽ 番外編】

          Episode2 津志田の大きなお家② イベント後、お家を見てみたいという方が何人かあったけど、想像以上に広く古いお家になかなか活用イメージが掴めないせいかどうも使い手さん決定までは至らない。 そうこうしているうちに新型コロナウイルスの感染拡大により緊急事態宣言が発令され、家財道具や廃棄物を選別処分するために来盛しようとしていたオーナーの予定も全くたたなくなってしまった。。。 どうしようか。。。などとがっかりしている場合ではない、ということでそんなステイホーム期間中は、オー

          【空き家さんぽ 番外編】

          【空き家さんぽ 番外編】

          Episode2 津志田の大きなお家① 
「空き家さんぽ」が動き出してしばらく後、私たちは「空き家さんぽ」にわざわざ関東からご参加くださった方から、ある相談を頂いた。盛岡市内にあるもう誰も住まなくなった父の実家をなんとか活用したいのだが何かいい方法はないだろうか、と。これまでも何度か地元の業者さんに相談したが、解体してマンション建設の提案ばかり。なんとか古く大きな実家を解体せずにそのまま活用できないものだろうかと。 今度のお家は、前回の肴町とは対照的な大きな古いお家。敷地

          【空き家さんぽ 番外編】

          【空き家さんぽ 番外編】

          Episode 1 肴町の小さなお家② 肴町の小さなお家
「空き家さんぽ」で新たなご入居者に巡り会えなかった私たちは、まずは小さお家をきれいにすることと、お掃除をした後に小さなお家を会場にイベントを開催したりして過ごしていた。手をかけるだけお家となんだか仲良くなる、不思議な感覚。 そんな時、あるお問合せを頂いた。アパレルブランドのアトリエとショップを兼用できる物件を盛岡市内に探していて「十三日」に辿り着いたが空きはないのかと。残念ながら十三日に該当するスペースはなく、他には

          【空き家さんぽ 番外編】

          【空き家さんぽ 番外編】

          Episode1 肴町の小さなお家① ようやくの空き家さんぽ
ここまで読んでくださった方、さんぽはまだかよという感じかと…。すみません、私も同感(笑。 
こうして2019年3月にようやく1回目の「空き家さんぽ」を開催した。 
この頃、ちょうど「十三日」から歩いて約100歩(!)くらい本当に近くに、小さな小さな古いお家が売りに出されていた。敷地14坪という岩手では市街地の中でも驚異的な狭小敷地に建つ築50年程の建坪20坪(1階10坪・2階10坪)の古いお家は、建物は解体する

          【空き家さんぽ 番外編】

          【空き家さんぽ 番外編】

          Episode 0 おうちのバトンの話の前に、どうして「空き家さんぽ」を始めようと思ったのかを少しお話しようと思う。あまり長くならないようにしたいけど、短くもできそうにないからくどくなってたらごめんなさい。 私たちは、2017年に仲間たちと共に岩手県盛岡市肴町に「十三日(トミカ)」という築120年を超える古民家を改修した小型の複合型商業施設をつくり、「十三日」は今年4年目を迎えた。「十三日」のある地域は、昔ながらの商店街や味わいのある魅力的なお店がギュッと集まっていながら

          【空き家さんぽ 番外編】

          【空き家さんぽ 番外編】

          はじめに

 私たちくらしすた不動産は昨年2019年から「空き家さんぽ」という名の企画を、盛岡市内で数回開催している。その名の通り、空き家(しかもその空き家たちはもれなく古い)をツアーのように参加者とお散歩して歩く企画で、時にはオーナーにおうちの歴史を聞かせてもらったり、暮らしていた頃のエピソードを聞きながらだったりする。おうちの中だけじゃなくて、文字通りご近所をお散歩して周りの町並みを散策したりもする。そして初めて会う参加者達と、そのおうちの魅力を語り合ったり、どんな使い

          【空き家さんぽ 番外編】

          クラシスタな日々

          岩手県の紫波町にできたミニエコタウン「クラッセ日詰駅前通」の一区画にできたモデル住宅のことを少しずつ紹介していきたくて現場日記として始めたnote。 無事引渡しも済み、現場日記としては終了したんだけど、これからもこのnoteでくらしすた不動産での日々の中で感じたことや気づいたことを少しずつ綴っていきたいと思います。 まちの不動産屋としていろんな人や、いろんな建物と日々関わっていくと毎回多かれ少なかれいろんなドラマが生まれます。 暮らしを楽しむ人を勝手に「クラシスタ」と呼んで

          クラシスタな日々

          【クラッセ日詰駅前通 モデル住宅#現場日記5】

          紫波町北日詰にある分譲地「クラッセ日詰駅前通」は10区画のミニエコタウン。そんな分譲地の一区画に、2020年7月モデル住宅が完成しました。これはモデル住宅が完成するまでの現場日記。 7月末にようやく完成したモデル住宅。無事お引渡しもすみお客様のエコハウスでの新しい生活も始まりました。 完成後の気密測定での相当隙間面積 (C値)は、0.3㎠/㎡ 完成後に夏本番を迎えたお客様は、今年の夏ほぼエアコンをつけずに扇風機で風の流れを作るくらいで快適だったそうです。 そういえば工事中も

          【クラッセ日詰駅前通 モデル住宅#現場日記5】

          【クラッセ日詰駅前通 モデル住宅#現場日記4】

          紫波町北日詰にある分譲地「クラッセ日詰駅前通」は10区画のミニエコタウン。 そんな分譲地の一区画に、2020年7月モデル住宅が完成します。 モデル住宅が完成するまでの現場日記。 前回の現場日記で日射コントロールのお話をしてから早1ヶ月…。 こんなに時間があいていたことに驚きと反省です。 5月末にクラッセの分譲地や賃貸をご覧になられたお客様が、建築中のモデル住宅を気に入ってくださりその後ご契約頂き、内装含めご入居者様に合わせて変更打合せをしているうちにあっという間に6月が終わ

          【クラッセ日詰駅前通 モデル住宅#現場日記4】

          【クラッセ日詰駅前通 モデル住宅#現場日記3】

          岩手県紫波町北日詰にある分譲地「クラッセ日詰駅前通」は10区画のミニエコタウン。そんな分譲地内の一区画に、2020年7月上旬モデル住宅が完成します。モデル住宅が完成するまでの現場日記。 今日は、日射コントロールの大切さのお話です。 日射とは地表面に到達する太陽の放射エネルギーのことをいいます。自然が与えてくれる偉大なエネルギーです。しかもタダ! 快適でエコな住まいにするためには断熱や気密を施すことの他に太陽のエネルギーをコントロールすることが非常に大切です。 冬の寒い日は南

          【クラッセ日詰駅前通 モデル住宅#現場日記3】

          【クラッセ日詰駅前通 モデル住宅#現場日記2】

          紫波町北日詰にある分譲地「クラッセ日詰駅前通」は10区画のミニエコタウン。 そんな分譲地内の一区画に、2020年7月上旬モデル住宅が完成します。 モデル住宅が完成するまでの現場日記。 今回のモデル住宅では、エネルギーまちづくり社のご指導のもと木質パネル住宅に挑戦しまています。 昨年の3月にドイツ、スイス、オーストリアと中欧の森林・木材クラスター・地区開発・エコ建築をめぐる視察ツアーに参加しました。そこで森と、製材工場、地域の工務店とエコハウスとそこに暮らす人や、そこで働く

          【クラッセ日詰駅前通 モデル住宅#現場日記2】

          【クラッセ日詰駅前通 モデル住宅】

          紫波町北日詰にある分譲地「クラッセ日詰駅前通」は10区画のミニエコタウン。 そんな分譲地内の一区画に、2020年7月上旬モデル住宅が完成します。 Q:「クラッセ日詰駅前通」ってどんな分譲地? A:紫波町のオガールタウンに倣って、小さいながらも景観や環境に配慮したまちをつくろうと計画した分譲地です。 ◉まちの緑化  宅地内の緑化率を10%以上とすることにより調和のとれたまちなみと良好な景観を形成。 ◉灯りいえなみづくり  各住戸の入り口に統一したデザインの常夜灯を灯すことで

          【クラッセ日詰駅前通 モデル住宅】