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【イベントレポート】権田酒造と考える「クラフト」で大切にするべきこと

KURANDでは、商品を製造してくださるさまざまなパートナー酒蔵とともに、新しいビジョンの浸透や深堀りをする場を「ビジョンドウィズ」と称し、毎月ディスカッションを交わしています。

第11回の「ビジョンドウィズ」にお越しいただいたのは、クラフト酒のオンライン酒屋「クランド」で販売する「甘噛み梅酒」「甘噛み梅酒 Queen ver.」を開発していただいている権田酒造さん(埼玉県熊谷市)です。

今回は兄で次期7代目蔵元の権田直仁さん、弟で常務の権田拓弥さんご兄弟にお越しいただきました。KURAND(クランド)との商品開発についてや「クラフト酒」についての考えを伺いましたので、その一部始終をご紹介します。

クラフト酒をたくさんの人に届けるために

権田酒造さんは江戸末期の嘉永年間(1850年)の創業以来、埼玉県熊谷市で170年以上続く酒蔵。荒川・利根川という二大河川が近接し、清らかな伏流水が湧き出す恵まれた地で酒造りをおこなっています。昔ながらの製法を守り、すべて手作業で酒造りを行ってるのが特徴です。

クランドで販売している「甘噛み梅酒」も、一粒一粒完全手作業で梅の実から種を取り、1kgずつに分けて果肉を粉砕しています。手間を惜しまず丁寧に仕込むことで、とろっとした果肉たっぷりの「甘噛み」食感を実現しています。

そんな権田酒造さんから見たKURANDについて聞いてみたところ「常にお客さま目線を大事にしているのを感じている」と、兄の直仁さんは話します。「期待に応えるのはできても、新しいものを提案するのはとても難しい。KURANDはいつも新しいものを提案していると感じている」と、日頃感じている課題とともにKURANDの印象を語ってくれました。

KURANDは常にお酒を楽しくしようという熱量がある」と、弟の拓弥さん。「クランドのサイトを見ると、楽しい商品がたくさんあってお酒がひらかれているのを感じます」と話し、「今日初めて会ったKURANDのメンバーもたくさんいますが、本当にお酒が好きなんだなと感じる方が多くて。楽しい商品を考える裏側にはこういうメンバーがいるんだなと納得しました」とKURANDのメンバーの印象についても話してくれました。

「クラフト」で大切にするべきこと

KURANDはECサイト「クランド」で販売する多種多様なお酒を表すために、「クラフト酒(しゅ)」という言葉をオリジナルで作りました。さまざまなパートナー酒蔵にもご意見を伺いながら、その認知の拡大に挑んでいます。権田酒造さんにも「クラフト酒」をどのように捉えているか尋ねてみました。

「クラフト」のイメージについて聞いてみると「”手づくり”というのがキーワード。どんなに機械化していても必ずどこかに人の手、人の判断が反映されているのが”クラフト”だと思います」と直仁さん。「確立した味わい、毎年同じではなく、その時に合わせた造り方をすることにより味が変化していく、手づくり感のあるお酒が”クラフト酒”だと感じました」と、クラフト酒の魅力を教えてくれました。

「”クラフト”の対義語が”大量生産”なら、”大量生産”は一定のクオリティが必要になると考えています」と拓弥さん。「”クラフト”は人の手でつくられているものだからこそ、人の温かみを感じられるものなのだと感じました」と「クラフト」の定義について話してくれました。

そして「クラフト」で一番大切にするべきことについて聞いてみたところ、拓弥さんは「人の温かさ」が大切だと話します。「人の温かさがあるからこそ、工芸品などみんなの文化として残り続けているのかなと思います」と語りました。

それに対し拓弥さんは「個性」が大切だと話します。「クラフトビール、クラフトジン、クラフトコーラなどもそうですが、それでしか味わえない味があって他にはない味であることは”クラフト”であることの重要性なのだと思います」と「クラフト」の魅力について話してくれました。

KURANDが販売するクラフト酒も、個性豊かなここでしか出会えない味わいのものばかりです。酒蔵や地域ごとの個性が詰まった、人の温かみを感じるクラフト酒を多くの方に届けるべく、これからもその魅力を発信していきたいと感じさせてくれるお話しでした。KURANDはこれからも常に新たなお酒との出会いを求めて、思わず見に来てしまうようなお店を目指していきます。

ディスカッションの後は、恒例の懇親会。権田酒造さん、ありがとうございました!

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以上、社内の雰囲気が少しでも伝わったら嬉しいです。KURANDでは「お酒の新しい価値をつくり、世界中のあらゆる人々の人生に、楽しさ、豊かさ、幸せを届ける。」のミッションのために、新しいメンバーを募集しています。カジュアル面談も実施していますので、ぜひ気軽に応募ください。

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