自由に巡る空間体験:蔡國強 宇宙遊–〈原初火球〉から始まる
こんにちは
暑い日が続いてます、の最中に台風が近づいています。
なんだかハチャメチャな夏、お盆の時期を迎えようとしているように思えます。
では、お話の方に入っていきますね。
今回は現在、国立新美術館で開催されている企画展『蔡國強 宇宙遊–〈原初火球〉から始まる』を見てきたお話です。
|現代美術家 蔡國強
まずは蔡國強氏の企画展の概要を国立新美術館のサイトより引用したものを添付します▼
現代アーティスト蔡國強氏のことは
実際のところ、ボクは今回の企画展で初めて知りました。
noteで記事にされている方や他のSNSのタイムラインに表示されて、ずっと気になっていた企画展。
というのも、作品も面白そうでしたし、何より展示室そのものがインスタレーションとして空間作品となっているようだったので、体験したい、っていう思いそのままに足を運びました。
|巡る展示空間
蔡國強氏については企画展を通じて、その活動内容や考え方を知ることが出来ます。
ですので、ボクのような初心者でも入りやすいと思いますし、空間体験も楽しめます。
そこで、展示空間で面白かったところをボクなりの視点でお話させていただきます。
まず展示室には順路を作る壁面がありません。
大きく開けた空間に、蔡氏の作品が配置され周りの壁に沿って作者のこれまでの活動記録を時系列で展示されています。
で、開けた空間に配置されてる作品は、屏風型のドローイング作品とLEDネオンの作品、それら2つのインスタレーション作品。
訪れた人は壁に沿って蔡氏の創作活動を見ている人、または展示空間に配置された核なる作品を目指して方々に散って行きます。
そう、この企画展の特徴は決まった順路はほぼ無いということです。
自由に会場を巡ることが出来ます。
そこが面白いところの一つ。
そしてボク的に面白いと思ったのが、
屏風型の作品群、LEDの作品群、それぞれが作品でありつつも、道、を作っている点です。
つまり、大きく開けた展示空間に仕切りの役割りをしているということに気づきます。
ですので、それぞれの作品で完結出来るインスタレーション作品でありつつも、繋がりを保っているため展示室全体が空間作品として成立しています。
建具的な(日本的な)発想の空間なので、とても興味深い体験をさせてもらいました。
蔡氏のことは詳しくお話出来ないですが、
従来の順路に従って鑑賞する展覧会とは異なり、自由に巡る鑑賞は体験型ならではの面白みだと思います。
8月21日までとなっておりますので、興味のある方はぜひ体験してみはいかがでしょうか。
ということで
今回はこの辺りで失礼します。
ここまでお付き合いくださりありがとうございました。
ではまた
▼いわきとの繋がりを紹介する展示もありました。
▼合わせてご覧ください
▼よろしければこちらものぞいてみてください
Instagram ショートムービー
話を聞いて面白いと興味が湧きましたら、ぜひサポートの方もしてくださると嬉しいです。 アイデア探し・デザイン制作など創作活動のために活用していきます!