鹿島神宮を歩いてみた
こんにちは
前回は国立新美術館で開催されている李禹煥の展覧会に行ってみた、というお話をさせていただきました。
石、木、鉄など素材そのままの姿から感じられる目に見えないエネルギーを作品として表現されていました。
それを受けて話の中で、ボクは神社に似ている、と言ったのですが、今回はその辺りを話していこうと思います。
お付き合いくださると嬉しいです。
それではどうぞ
■鹿島神宮という場所
以前に茨城県鹿嶋市に鎮座する常陸国一之宮「鹿島神宮」を訪ねた時があります。
名前は知っていましたが、どのような歴史を持った神宮なのか、とずっと気になっていた場所。
抜粋ですが歴史はとても古いことがわかります。
鹿島神宮について調べていけばいくほど、古くて深いです。
言い伝えなども多く、現状のボクではまとめ切れないのが本音です。
鹿島神宮の歴史等々のお話はもう少し勉強していつかしてみようと思います。
ですので、ここから先は、鹿島神宮の境内を歩いたみた、という内容でお送りします。
■自然の力を感じる場所
鹿島神宮の楼門をくぐると社殿が現れます。
現在は改修工事中のため建物は覆われていますが、本殿の背後にそびえる御神木は拝見できます。
空に突き刺すように伸びる御神木の姿は圧倒的です。
社殿に目を向けてみると本殿、拝殿が北向きに配置されています。
これもまた不思議なところ。
その多くの社殿は南を向いていることが多く北向きは珍しいです。
諸説あるようで、一つは当時の政権が蝦夷地を監視する軍事的拠点であったこと、もう一つは太陽の日を見るように北向きであること。常陸国、文字を変えると日立ち、つまり日が昇る場所という意味です。
日が沈み、また日が昇る様に再生を表しているという説もあるようです。
拝殿で参拝を済ますと奥宮へと向かう奥参道が続いています。
この参道は素敵でした。
木々に囲まれた道で地面は砂混じりの土、石タタミやアスファルトを踏んでいた感覚からしたら柔らかく感じます。
さらに差し込む木漏れ日が道を照らし導くように奥へ奥へと誘導され、静かな空間に足音だけが響きます。
この奥参道が神社らしいなぁと思える空間で、静かさの中に木、光、土、石、水のあるがままの姿に神聖さが際立ちます。
鹿島神宮に限らず、神社には神様が宿る依代(よりしろ)が自然のモノ。
御柱、磐座、森、山、水、海に神様が宿るという自然信仰が根底にあります。
各地で行われるお祭りも風習も自然の力と関係する事柄が多く、それが文化として続いていてボクらにとって自然は身近で大きな存在です。
シンプルに、素朴で、無垢な姿だからこそ表に出てくる素材の存在感とエネルギー的なモノ。李禹煥作品と神社で感じる事柄が似ていると思ったのはこうした体験からきているのかもしれません。
まだ鹿島神宮には
鹿島の鹿が奈良の鹿だったこと、鹿島神宮は東西南北に一ノ鳥居が存在していること、平安時代に栄華を誇った藤原氏(中臣鎌足氏)出生の地、鹿島神宮と香取神宮との関係、鹿島神宮から伊勢神宮まで続く東西の軸線、、、など。
調べるほどに鹿島神宮と日本の歴史との関係の深さを知るのですが、今回はこの辺りで締めさせていただきます。
ここまでご覧くださりありがとうございます。
ではまた
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