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架空の世界に浸る時間:野又 護Continuum 想像の語彙

こんにちは

現在、東京オペラシティアートギャラリーで開催されている「野又 護Continuum 想像の語彙」という企画展に行ってきました。

どこかのサイトで見かけて建築の絵画で、前々から気になっていた企画展。
先に言ってしまうと、面白かった、です。

今回は、野又 護氏の企画展に行ったお話をしていこうと思います。
時間が空いた時にのぞいてもらえたら嬉しいです。

ではさっそく

|野又 護

Land-Escape 12 境景 12

失礼ながら、野又 護氏を知っていたかというとそうではありませんでした。
先に絵画が目に入って、作品と共に企画展内で知っていった、という感じです。

以下概要

野又穫(1955- )は東京藝術大学デザイン科を卒業し、広告代理店にアートディレクターとして就職、デザイナーとして働くかたわら絵を描き続けていました。描きためた作品を1986年、佐賀町エキジビット・スペースにて初の個展として展示する機会が訪れます。この時期の作品から、野又の画面にはいつの時代のものともしれない謎めいた建造物がぽつりと建っています。作りかけなのか、あるいは朽ちていこうとしているのか。鑑賞者が時空を超えたその世界に入り込み、意識を自由に遊ばせることができるのは野又の絵画の特徴のひとつです。

東京オペラシティアートギャラリーHPより抜粋

絵画の他に建築模型もあって建築好きな方はもちろんですが、そうでないかたでも、一つ一つの作品の距離感にゆとりある展示空間となっていますので、気持ち良く作品を鑑賞できるのではないかと思います。

展示風景

ではここからは、絵画について深い考察をするほど知識はないので、ボクの妄想的な雑談をツラツラ綴っていきます。


|想像して創造する

いつからか想像(空想)することをしなくなっていくもの、なんて聞いたりします。
現実にそぐわない、そうは言ってられない、など状況や環境が変化する(大人になる)に連れてあまり考えなくなるのかもしれません。
改めて、想像の世界、に触れてみるとそんな風に思ったりもします。

忘れていた感覚、というか。

ボクも設計をする者として想像はしますが、創造、と言うとそうではないかもしれません。
お客さんからの依頼があれば現実に則した提案図を作成しますし、目の前の状況をどう解決するかっていう思考になります。

それが、ダメ、ということではありません。
ワクワクするような高揚感って、創造には大事かも、って思ったんです。

例えば、アニメや映画で見たドラえもん、AKIRA、バックトゥーザ・フューチャー、スターウォーズとか現実とはかけ離れた世界が描かれています。

未来を作るとか創造する、って言う観点から考えていくと現実的に無理とか出来ないとかではなく、謎のイメージ図(絵)でもこれを実現させたい、面白いっていう好奇心みたいなところから、どうやったら近づけるか、を本気で考えた人が実現させていくような気もします。

その世界に興奮や憧れのような高揚感が湧いた人が未来予測をド外視して、いつか見たあの世界の何かを作り出すのかもしれませんね。

そんな妄想を繰り広げられる時間でした。


現実的にアリかナシか、のようなジャッジ的な見方はお休みして、シンプルにこんな世界あったら面白いなぁ、くらいな気持ちで鑑賞しても良いかと思います。

会期も残り少なくなってきております。(2023年9月24日まで)
残暑から抜け出して架空の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。

ということで
今回はこの辺りで失礼します。

Bubble Flowers 波の花

雑談にお付き合いくださりありがとうございました。

ではまた


▼美術手帖の記事も参考になります。


▼合わせてご覧ください


▼KURAMOCO SHOP
いっぱい想像してカタチにしていこうと思います。



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