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薬の量を、増やしたり減らしたりするのはなぜ?

薬の用量ようりょうってどうやって決まるの?

• 薬の用量は、使う人の体質や状況にあわせて決められます。

• 初めて脳に作用する薬(発達障害や精神科の薬) を飲んだときは、最初のころに作用が強く出る場合があります。

• 脳を含めた身体が、 薬に助けてもらえる状態に変わるのには、時間が必要なのです。

また、薬の効き方(薬への感受性かんじゅせい) は人によって違うため、最初は少ない用量を処方されることが多いです。体質や状況にあわせて、どのぐらいの用量で飲み始めるかを主治医が判断します。

• 決められた用量には意味があります。必ず指示を守りましょう。

• 飲み始めの副作用は、少し我慢すればおさまることも多いですが、つらいときはどうしたらいいのか主治医に聞いておきましょう。

• もし脳に作用する薬を飲むのが初めてなら、薬を最初に使う日は、仕事や大切な予定がない日がいいかもしれません。

用量ってなに?

• 薬の用量は、体重 1kgあたり、何 mgの成分を摂取せっしゅするかで表されます。薬の効き方は、用量によって変わります。

• 同じ量の薬を飲んだ場合、体重 50kgの人は、体重 100kgの人の 2倍の用量を飲んだことになるわけです。

• SNS等で薬の量(〇〇 mg) だけが書いてあることがありますが、体重と薬の量、両方の情報がなければ、効き方を正しく比べることはできません。

(第三版/最終更新日:2024.4.7)

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