発達障害の薬はじめてガイド

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発達障害の薬はじめてガイド

「発達障害の当事者とまわりの人のための薬はじめてガイド」の内容を記事にしています。 HPではパンフレットPDF版をDLしたり、読み上げ音声を聞くことができます。 HP: https://www.kuracilo.com 紙の冊子の送付は、HPのフォームからお申し込み下さい。

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発達障害の当事者とまわりの人のための 薬はじめてガイド

「発達障害の当事者とまわりの人のための薬はじめてガイド」は、発達障害のある方のための、薬や病院をうまく活用するコツが書いてあるパンフレットです。 「発達障害の薬はじめてガイド」ってなに? このパンフレットは、発達障害の専門病院で診療をしている小児科・精神科の医師である許斐博史先生(中川の郷療育センター・施設長)の監修のもと、自閉スペクトラム症(ASD)と注意欠如・多動症(ADHD)の当事者であり神経科学の研究者でもある仲田真理子(筑波大学・人間系助教)と、発達障害の家族を

    • 「感覚過敏」「易刺激性」って何?専門用語がわからないんだけど? ④

      【感覚過敏・感覚鈍麻】 • 音や光、味やにおい、感触などの感覚刺激に敏感すぎて困ることを感覚過敏という。大きな音が怖かったり、画面がまぶしくて辛かったり、決まったものしか食べられなかったり、服の肌ざわりに痛みを感じたりする。 • 感覚刺激に気づきにくいことを感覚鈍麻 という。味を感じにくく濃い味を 好んだり、ケガをしても痛みを感じにくかったり、体調を崩すまで暑さや寒さを感じにくかったりする。 • 一人の人が、感覚過敏と感覚鈍麻の両方を持っていることもある。 • なぜか

      • 困りごとっていうけど、「気のせい」「努力不足」じゃないの?

        • 「気のせい」「努力不足」 だと思っていたことが、発達障害からくる困りごとだったということはよくあります。少しでも気になることがあったら、まずは主治医に相談してみましょう。 • 困りごとの多くは、がむしゃらな努力だけでなんとなるものではありません。主治医は薬の調節だけでなく、困りごとを緩和するための方法もアドバイスしてくれます。 • 医療だけでなく、まわりの人の支援や工夫にも、うまく頼りましょう。伝え方の工夫や、よくある困りごとの例については以降の記事で紹介します。

        • 記事を第三版バージョンに更新中

          お久しぶりです。「発達障害の薬はじめてガイド」中の人1号仲田です。3月末に第三版ができあがりました!!クラウドファンディングのときにいただいたご意見を、第二版では間に合わなかったのですが、第三版でようやく形にすることができました。 2種類の薬、「エビリファイ」と「リスパダール」の追加、「感覚過敏・鈍麻」「易刺激性《いしげきせい》」の専門用語ページへの追加、「疲労(疲れやすさ)」に関する説明の追加などです。 感覚に関する項目は、沖縄での広報を主に担当してくれている、長濱さん

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        発達障害の当事者とまわりの人のための 薬はじめてガイド

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        • 薬はじめてガイド:お医者さんとのコミュニケーション
          15本
        • 薬はじめてガイド:薬を飲むかどうか、決めるときに知りたいこと
          11本
        • 活動日誌
          30本
        • 薬はじめてガイド:薬との上手な付き合い方
          12本

        記事

          発達障害の薬にはどんな種類があるの?~発達障害に使えるそのほかの薬~

          • ADHDの薬のほかにも、発達障害に対して使える薬があります。 • 必要なときには、眠りやすくするための薬を使うこともあります。 •発達障害の特性を完全になくす薬はありません。薬はあなたがあなたのまま、この刺激の多い世界で安心して暮らすためにあります。 【リスパダール】(一般名:リスペリドン) • リスパダール錠(1mg, 2mg)、OD錠*(0.5mg, 1mg, 2mg)、細粒 1%、内用液 1mg/1mL / ジェネリック:あり • 対象年齢:自閉スペクト

          発達障害の薬にはどんな種類があるの?~発達障害に使えるそのほかの薬~

          発達障害ってなんだろう

          • わたしたちは一人ひとり、性格や考え方、得意なことや苦手なことが違います。それは、脳の働き方(特性) がそれぞれ違うからです。 • 脳の特性によって、 普段の生活でとても困っていることがある場合、発達障害(神経発達症ともいいます) の診断を受けることができます。 • 発達障害には、注意欠如多動症(ADHD)、自閉スペクトラム症(ASD)など、いろいろなタイプがあります。発達性協調運動症(DCD)、限局性学習症(SLD) なども発達障害の一種です *。 • 同じ診

          発達障害ってなんだろう

          一般用医薬品セルフメディケーション振興財団の助成授与式

          10月6日に、一般用医薬品セルフメディケーション振興財団の助成授与式がありました。今年はなんと我々のプロジェクトが啓発事業助成の代表に選ばれまして、代表として仲田が現地で助成の目録をいただいてきました。 情報が氾濫する今の時代、医療情報を伝えるということに関しては、無数の課題があります。そのなかで発達障害をもつ私たちや、そのまわりの人々が直面している課題を重要なものであると認識し、心を寄せてくださる方々がいらっしゃるということはとても嬉しく、一人の障害当事者としても心強く感

          一般用医薬品セルフメディケーション振興財団の助成授与式

          富山よりパンフレット発送再開しました

          暑くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。中の人1号、仲田です。私のいるつくばは海も湖もないためとても暑く、まいにち鉄板焼きの気分で暮らしております。 さて、先日昨年末に行ったクラウドファンディングの終了報告を行いました。 クラファン終了報告記事 たくさんのご寄付と、応援の声や拡散をしていただき、多くの方にパンフレットを届けることができました。 パンフレットを受け取った方からも、沢山の感謝の声やお手紙をいただき、ありがたい限りです。長く服薬をされている方から「私

          富山よりパンフレット発送再開しました

          「発達障害の薬はじめてガイド」初のローカル版(千葉県・君津市版)発行!!

          お久しぶりの更新になってしまいました。中の人1号の仲田です。 ついに新年度がはじまりましたが、いかがお過ごしでしょうか。実は、3月15日に、千葉県の君津市手をつなぐ育成会さんと一緒につくった「発達障害の当事者とまわりの人の薬はじめてガイド・君津市版」が発行されました!! 「発達障害の薬はじめてガイド」君津市版 活動開始したときから「ローカル版」を作りたいと思っていたので、とても嬉しいです。本編(P39まで)は、第二版と同じ内容で、そこに君津市独自の福祉情報などを3ページ追

          「発達障害の薬はじめてガイド」初のローカル版(千葉県・君津市版)発行!!

          着払い発送オプション追加のご報告

          1月25日に毎日新聞に、紹介記事を載せていただきました。 結果として、1月25日の早朝から発送請求が殺到し、嬉しい悲鳴をあげておりました。特に最初の3日間、1月25日~27日の依頼件数は非常に多く、3日間の合計で500件を超える請求をいただきました。たくさんの方に読んでいただくことができ、とても嬉しく思っています。 先日、ようやく25日、26日、27日分の依頼を発送し終わり、それ以降の発送請求への対応を開始したところです。お待たせしてしまっていますが、もうしばらくお待ちく

          着払い発送オプション追加のご報告

          祝!パンフレット第二版完成!!

          こんにちは。「発達障害の薬はじめてガイド」中の人1号の仲田です。 ご報告が少し遅れましたが、先月末、ついにパンフレット第二版が納品されました!一度に2万部を刷ったため、納品された段ボールの数は何と60箱。巨大なトラックに乗ってやってきました。 昨年10月に初版の在庫がなくなったため、それ以降に発送のご依頼をくださった方へはだいぶ長い時間お待たせすることになってしまいました。早速梱包作業を開始し、1/24(毎日新聞記事掲載前)にご依頼いただいた方へは発送が完了しました! さ

          祝!パンフレット第二版完成!!

          毎日新聞に紹介記事が掲載されました!!

          本日、1月25日の毎日新聞朝刊の医療面に「発達障害の薬はじめてガイド」プロジェクトについての記事が掲載されました。 毎日新聞ニュースサイトでも読むことができます。 この機会にぜひお読みください。 また、本日未明より、印刷された冊子のお申込みが殺到しております。 まだ増刷ぶん(第二版)の本体が届いておらず、2月初旬からの発送作業になりますので、少々お待たせするかもしれません。本業の合間に発送しておりますので、ご了承ください。 とても寒い一日ですが、皆様気を付けてお過ごしく

          毎日新聞に紹介記事が掲載されました!!

          パンフレット第二版に向けて@みやの森カフェ

          こんにちは。 発達障害の薬はじめてガイド、中の人1号の仲田です。 寒くなってきましたね。私は、うつヌケの田中先生と同じく気温の低下にダメージを受けるタイプなので、今の季節が一番つらいです。 毎年、なんとかうつの底まで行かずに乗り切れますようにと祈っています。 今年もすでにだいぶ参っていますが、以前に比べて少しずつ、倒れる前に休んだり、周りの人に助を求めることができるようになり、活動できています。 さて、皆様のおかげでパンフレットを増刷できることになったので、第二版の入稿に

          パンフレット第二版に向けて@みやの森カフェ

          クラウドファンディング達成のお礼と今後の予定について

          クラウドファンディングが終わりました。 皆様の応援のおかげで、無事プロジェクトが成立し、パンフレットが増刷できることになりました。寄付してくださった皆様、拡散してくださった皆様、本当にありがとうございました! 最初の目標金額よりもかなり多くご寄付をいただくことができたため、10000部よりも多く刷れそうです。どのような配分で印刷するのが良いか、送料の見積もりなどに加えて、今後ありそうな展開(新薬承認や電子処方箋など)についても検討しつつ、作戦会議を進めています。 直近では

          クラウドファンディング達成のお礼と今後の予定について

          クラウドファンディング最終日です!

          9月12日からクラウドファンディングを始めて一か月半、本日10月31日で、ついに最終日となりました。長かったような短かったような一か月半でした。 おかげさまで、たくさんの方々に応援していただき、無事にプロジェクトが成立し、在庫がなくなってしまったパンフレットを増刷できることになりました。 最初から並走してくださっていた皆様、クラウドファンディングを機に「薬はじめてガイド」のことを知ってくださった皆様、そして、偶然この期間に発送請求してみたら、クラウドファンディングに遭遇し

          クラウドファンディング最終日です!

          【クラファン公開中】紙のパンフレット冊子の在庫がなくなりました

          こんにちは、中の人1号の仲田です。 「発達障害の薬はじめてガイド」プロジェクトでは、このたび、印刷費と活動継続資金を集めるため、クラウドファンディングに挑戦しています。 現在第一目標金額である、180万円の約63%のお金が集まりました。ご支援いただいた皆様、本当にありがとうございます。 プロジェクトページはこちらです。ご寄付をお願いいたします!なお、ご寄付をいただいた方へは筑波大学より寄附金受領証明書が発行され、確定申告を行うことで税制上の優遇措置が受けられます。 実は1

          【クラファン公開中】紙のパンフレット冊子の在庫がなくなりました