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発達障害の当事者とまわりの人のための 薬はじめてガイド

「発達障害の当事者とまわりの人のための薬はじめてガイド」は、発達障害のある方のための、薬や病院をうまく活用するコツが書いてあるパンフレットです。

パンフレットの表紙

「発達障害の薬はじめてガイド」ってなに?

このパンフレットは、発達障害の専門病院で診療をしている小児科・精神科の医師である許斐博史先生(中川の郷療育センター・施設長)の監修のもと、自閉スペクトラム症(ASD)と注意欠如・多動症(ADHD)の当事者であり神経科学の研究者でもある仲田真理子(筑波大学・人間系助教)と、発達障害の家族を持つ瀬戸川剛(富山大学・医学部助教)が作りました。

このパンフレットは、中学生~成人の当事者を念頭に置いて書かれています。病院で、発達障害の診断がついた人が、これからどうするか考えるときのヒントになるように作ったものです。
薬を飲むときに気を付けることや、薬の作用の仕組みの簡単な解説に加えて、薬って本当に必要なの?、まわりの人が通院や服薬に反対していたら?、お医者さんにどうしたら困りごとが伝わる?など、通院や服薬のときに当事者が抱きがちな疑問や不安についてまとめてあります。

身近な人が、発達障害で医療や支援を受けようとしている方や、発達障害者向けの医療や教育、支援に関わる方にとっては、このパンフレットを読むことで、当事者がはじめて医療や支援を受けるとき、どんなことが気になっているのか、その一端を知ることができると思います。医療関係者や、家族、教育者や支援者の方もぜひ読んでみてください。

「発達障害の薬はじめてガイド」には何が書いてあるの?

パンフレットは一問一答形式になっています。noteには1項目ずつアップロードしますが、まとまったPDF版はホームページからダウンロードできます。また、紙の冊子が必要な方は、ホームページの請求フォームからご連絡ください。(紙の冊子は、いまのところ無料でお送りしております)
ホームページには、読み上げ音声が聞ける動画も置いています。文字を読むのがあまり好きではない/得意ではない方は、ぜひ聞いてみてください。

薬はじめてガイドの目次は以下の通りです。

目次

キャラクター紹介

パンフレットでは、かわいいキャラクターたちが、読者のみなさんといっしょに考えてくれます。イラストは「発達障害啓発マンガ」の作者であるダックスさんによるものです。3匹が活躍する発達障害啓発マンガもぜひお読みください。

謝辞

本パンフレットは、公益財団法人一般用医薬品セルフメディケーション振興財団の2021年度啓発事業助成を受けて製作されました。
制作にご協力いただいた皆様にも、心より感謝申し上げます。

(第三版/最終更新日:2024.4.10)

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