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「感覚過敏」「易刺激性」って何?専門用語がわからないんだけど? ④

感覚過敏かんかくかびん感覚鈍麻かんかくどんま

• 音や光、味やにおい、感触かんしょくなどの感覚刺激かんかくしげきに敏感すぎて困ることを感覚過敏という。大きな音が怖かったり、画面がまぶしくてつらかったり、決まったものしか食べられなかったり、服の肌ざわりに痛みを感じたりする。

• 感覚刺激に気づきにくいことを感覚鈍麻どんま という。味を感じにくく濃い味を 好んだり、ケガをしても痛みを感じにくかったり、体調を崩すまで暑さや寒さを感じにくかったりする。

• 一人の人が、感覚過敏と感覚鈍麻の両方を持っていることもある。

• なぜかわからないけれど苦手な場面がある人は、その場面に苦手な感覚刺激がないか探してみよう。苦手な感覚刺激に、むりやり慣れようとする必要はない。苦手な刺激を避けたりやわらげたりするための工夫のヒントが見つかると、楽に過ごせるようになるかもしれない。

易刺激性いしげきせい

• 音や光、誰かの行動、言葉の内容など、まわりから入ってくる刺激に対して敏感に反応しやすくなること。

易刺激性いしげきせいが強くなったとき、いつもは気にならないような刺激に対してイライラしたり腹が立ってしまうことがある。ソワソワして落ち着かなくなっ たり、気分が落ち込んだり、不安になったりすることもある。

• 人に対してイライラしたり怒ってしまうようなときは、一人になれる場所で深呼吸しんこきゅうやストレッチをしてゆったり休憩するのがよい。

耳栓みみせん、イヤーマフ、アイマスクなどで感覚刺激がはい らないようにしたり、 好きな感触かんしょくの毛布などにくるまったり、好きな音を聴いたりすると、イライラや不快感ふかいかんがやわらぐことがある。

(第三版/最終更新日:2024.4.17)

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