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なんでお医者さんに個人的なことを話さないといけないの?

• お医者さんが、診断をつけたり治療方針を決めたりするためには、患者さん(当事者とうじしゃ) の生活状況や生い立ちの情報が必要です。

• 同じような困りごとでも、なぜそれが起こっているのか、それを解決するためにどうしたらいいのかは、人によって違うからです。

なんで昔のことをあれこれ聞かれるの?

• 発達障害かもしれない、ということで病院に来た人には、「子供のころに、どのような生活を送っていたか」「何歳ぐらいから、どのような困りごとがあったか」を聞く必要があります。

• なぜなら、すぐに治療が必要な脳の病気でも、 発達障害に似た困りごとが起こる場合があるからです。正しい診断をするために、なるべく聞かれたことには答えましょう。

• 子供の頃のことを調べるために、 当時一緒に住んでいた人に、話を聞かなければいけない場合もあると思います。

• もし、 子供の頃一緒に住んでいた人に連絡を取りたくない場合は、無理をする必要はありません。事情があって小さい頃の情報をもらうのは難しいことをお医者さんに伝えましょう。

お医者さんには患者の情報を秘密にする義務がある

• お医者さんだけではなく、 医療にかかわる仕事をする人には、患者の個人情報を守る義務(守秘義務しゅひぎむ) があります。

• たとえ家族であったとしても、 あなたの秘密にしたいことが、勝手に伝えられることはありません。 誰かと一緒に病院に来ていたとしても、お医者さんにだけ話したいときには、遠慮なく席を外してもらうように言いましょう。

(第三版/最終更新日:2024.4.10)

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