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「発達障害が安全に治るサプリメント」って本当に効果があるのかな? ①

効果があるなら副作用もありうる

• 法律上の区分が薬でなくても(「栄養補助食品えいようほじょしょくひん」など)、もし本当に発達障害やその他の病気などに効果がある成分なら、飲むときに気を付けることや副作用のリスクは、薬と同じです。

• つまり発達障害の薬と同じで、飲んでも定型発達(発達障害でない人)に生まれ変わるわけではありません。

• 「植物由来」「食品由来」 だから安全、という宣伝は多いですが、例えばジャガイモの芽やフグの肝臓のように、植物・食品由来でも人体に有害なものは沢山あります。

• 「薬じゃないから安心」「発達障害が治る」という書き方は、売っている側にリテラシー(科学の情報を正しく活用する力) がないか、あるいは意図的にだまそうとしているかのどちらかです。

飲むときの注意事項は薬と同じ

• 安全で体に良い成分が入っているサプリメントであってたとしても、飲み合わせや飲む量によっては有害な副作用をもたらすことがあります。必ず説明書の用法・用量を守りましょう。

• 他に薬などを飲んでいる場合は、 サプリメントを飲み始める前に、飲んでいる薬のリスト(おくすり手帳など) を薬局やドラッグストアにいる薬剤師さんに見せて、相談しましょう。

• また、サプリメントや栄養補助食品であっても、食べたり飲んだりした後、 体調が悪くなったらすぐに飲むのをやめ、 主治医か薬剤師さんに相談しましょう。

(第三版/最終更新日:2024.4.10)

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