薬を飲むことは本当に必要なの?
• 薬は、発達障害の人を定型発達の人に作り変えるためではなく、発達障害の人がより快適な生活を送るためにあります。
• 主治医は、どうすればあなたの困りごとを減らせるか、診察の時にあなたの希望や報告を聞いて一緒に考えます。薬で叶う希望もありますが、薬を使わなくても良い場合や、薬よりも、リハビリや、カウンセリングが必要な場合もあります。
• もし自由に選べるのなら、あなたはこれからどんな生活が送りたいですか?
• 今の生活で困っていることや、変えられたらいいな、と思うことは何ですか?
• 一緒に暮らす人や一緒に働く人の「こうなって欲しい」という思いは、もちろん大切です。
• でも一番大切なのは、薬を飲むあなた自身が、どういう人生を送りたいか、という希望です。希望は途中で変わっても大丈夫です。
• 薬やリハビリ、カウンセリングを試してみたら、通院や服薬の目標が変わることは、よくあります。
• 一瞬で全ての問題を解決する魔法の薬はありません。それは西洋医学の世界だけでなく、この世のどこにもありません。
• でも、お医者さんなどの医療者は、あなたの希望が叶えられる方法を、あなた自身や、まわりの人と一緒に考えることができます。
• だからまず、あなたがどうしたいかを伝えてください。あなたはこれからどんな生活が送りたいですか?
(第三版/最終更新日:2024.4.7)
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