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消雲堂自分史 阿武隈川

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駄目な人間の私が、どうやって生きてきたのかを再確認するマガジンです。自分のためのものですが、興味のある方はどうぞご覧下さい。
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2024年7月の記事一覧

2ヶ月ぶりの目黒行から思うことあり

2ヶ月ぶりの目黒行から思うことあり


*見出し写真は、22歳頃の僕です。

「目黒で己の破滅ぶりを回想す」

昨日は2ヶ月ぶりで目黒での打ち合わせがありました。

少し早く到着して駅前を見ると、思い出しました。地下鉄の出口は旧東急目蒲線の駅舎があったところで、22歳に通っていた頃の情景とは違いますが、反対側の権之助坂入り口あたりはそれほど変わっていないんです。空気もね、あの頃と同じなんです。目黒っていうと芸能人が住み、外人が多く闊歩

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靉光「眼のある風景」が好き

靉光「眼のある風景」が好き

若い頃に靉光展に出かけて「眼のある風景」にガツンとやられちゃったんです。僕の中の絵という感覚では、あの絵が最高峰なんです。んで、抽象的つーか、何だかわからない的な落書きを描いてみたいなんて思ったのです。同時期に加納光於さんの版画を見て感動していましたから、鷹美術アトリエ村ではエッチングも囓ってみました。

たおえば、コレなんか墨の筆書きにペンでガリガリやって水彩とコピックと・・・あとは何だったけか

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芸術とは何だ!(でっかい太陽を歌いながらお読みください)

芸術とは何だ!(でっかい太陽を歌いながらお読みください)

AIによる芸術・・・たとえば「前衛で抽象的な絵画を描画してください」と入力すると以下の絵が現れました。

「絵筆による抽象的な絵をお願いします」と入力すると・・・

あ、なるほどね。言うこと聞かないから“筆”まで描いてある。カプチャギです。人間が手描きによって表現するモノとは違います。

イラストボードに筆で墨を載せてダラダラと下方に流れ落ちる、そこに先っぽをハサミでカットしたガラスペンでガリガリ

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東京万景「東中野DEN GALLERY」2024/7/19

東京万景「東中野DEN GALLERY」2024/7/19

https://www.randolphdenweb.com/

東中野から徒歩5分のDEN GALLERY(デンギャラリー)で、旧友の南谷明雄さんと北京一さんの2人展が明日の7月22日まで行なわれている。金曜日に行ってきたのだ。旧友に会うのは実に40年以上ぶりだ。僕が働いていた池袋西武百貨店の画材売り場にアルバイトとして入ってきたのが彼だった。

はじめはとっつきにくく、へたをすれば何もしないの

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東京万景「遅すぎた青春の街」1 新宿区上落合

東京万景「遅すぎた青春の街」1 新宿区上落合

今日は東京の東中野まで古い友人の作品展を見に行った。その前に少し脱線する。

東中野は、新宿、高田馬場、大久保に近く、いずれも歩いて行ける距離である。僕が親元から独立して住んだのは東西線の落合駅に近い上落合だったが、この上落合から東中野駅までは歩いて5分ほどと近い。そう、東中野からは落合も徒歩圏内だし、足をのばせば西武線の中井駅や下落合駅にも歩ける。中井駅を越して急坂を登れば目白駅にも行ける。東中

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カルチャースクール「AI研究会」脱線1

カルチャースクール「AI研究会」脱線1

「シニアのためのAI講座」は生徒さんは少ないが、その僅かな生徒さんからは評判がいいのである。「何故だろう?」と考えてもよくわからない。皆目見当がつかないのである。

しかし、本日、その一因がわかった。あくまでも一因に過ぎないが、判明したのである。それは、AIという新しい技術に関する好奇心と、僕のように人柄が良く朗らかで親切な美男爺のルックスに人気が集まっているのである・・・というのは嘘である。

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夜の中学管理人

夜の中学管理人

かみさんが請け負った仕事は、近所の中学校に併設されているコミュニティセンターの鍵の開け閉め業務だ。通常は隔週の土日のみ午前午後明るいうちの管理だったが、いきなり新しい案件として平日水曜日と土日の19時から21時までの鍵の開け閉め業務が追加された。

夜の19時から21時というのは中学校だけじゃなく、とにかくすべての建物ってのは真っ暗なのだ。真っ暗だから昼間は見えないU0(幽霊のこと)なんてものが現

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