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東京万景「遅すぎた青春の街」1 新宿区上落合

今日は東京の東中野まで古い友人の作品展を見に行った。その前に少し脱線する。

東中野は、新宿、高田馬場、大久保に近く、いずれも歩いて行ける距離である。僕が親元から独立して住んだのは東西線の落合駅に近い上落合だったが、この上落合から東中野駅までは歩いて5分ほどと近い。そう、東中野からは落合も徒歩圏内だし、足をのばせば西武線の中井駅や下落合駅にも歩ける。中井駅を越して急坂を登れば目白駅にも行ける。東中野と落合は便利な場所なのだ。

当時の仕事場は、池袋、大塚、新宿、目黒、湯島とコロコロと変わる。僕は秋っぽくて、こらえ性がないので、短くて1日、3日。長くても1年から2年とマトモじゃない。

住んでいたワンルームマンションへの入り口となる上落合一丁目交差点。左←は東中野、右→が落合、まっすぐ↑に行けば中野、戻れば↓大久保、高田馬場、新宿である。
上落合交差点を右折する。右奥に僕が住んでいたワンルームマンションがある。直進すれば下落合、前方の横断歩道辺りを左折すれば西武線の中井駅に至る。
右奥に歩くと、ワンルームマンションの入り口がある。
今日は改装工事のようでマンション全体に足場が組まれてネットで覆われていた。
入り口。今見ると軒が低い。僕は3階に住んでいた。

マトモじゃないから、色々な出来事が起きた。基本的にはブサイクだし貧乏だし頭も悪かったから異性にモテたことはないが、数人の女性たちが訪ねてきたし、そのなかのひとりとは一緒に住んだりもした。

そんなことだけではない。悪いことも良いこともたくさんあった。このワンルームマンションでの出来事の記憶は強く、忘れようとしても認知機能が低下でもしなければ忘れることはないだろう。

つづく

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