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独裁国家と冷や汗と海外旅行


「明るい北朝鮮」

「死刑制度のあるディズニーランド」

ある人達からはそんな風に評されている、
面積は東京23区ほどの

亜熱帯の島国の独裁国家に去年行ってきました。

この📒はその時の下書きに少し手を加えました。



いざ行ってみるも

現地では思ったよりも日本語が通じない。

おれらはお金をいっぱい落とす日本人だぞ、どや。

と内心ちょっと思っていたからっと丁重に日本語で
扱ってくれるだろうと

慢心していました。

(10年くらい前にタイに行ったときは、

 しっかり日本語でセパタクローのボールを

 お土産を売りつけられました。)


現地で私がやりとりしたのは、ほとんどが英語と中国語でした。

(昔イギリスの植民地であった事から、英語が使われています。)


保たれた景観。

凛々しく逞しく、カラッとした瑞々しさのある木々。

観光客向けにこれでもかというくらいに
洗練された街並み。

平日夜の開放感の街の、日本には無いような、突き抜けた開放感。

石油王がたくさん居る城下町、みたいな雰囲気を醸し出すカジノ。

どうだ、やってやったぜオーラ全開のVIP達。

勝ち組インフィニティプール。

色々見て感じました。


自分たちはもう、アジアの中で一番裕福なわけでは無いんだろうな。もう、今は。
アジアの盟主と呼ばれていたのは過去の話なんだろうな。



1965年にマレーシアから独立して

資源も土地も持たない国が

ここまでの経済発展を遂げるのは、並大抵の事では
無かったと思います。

中華系、マレー系、インド系と
多民族の統制を執るために

とても厳しいな法律や規制が存在したそうです。

(街の景観を守るための法律にしても、
 本当に厳しいです)

厳しい法を整備し、大胆な政策を打てたのも独裁国家で

とても頭の切れるリーダーの存在があったから。

(国が英語に精通していたことも非常に大きい)



民主主義国の日本のリーダーが大ナタ振るって、

改革を行うのは現状、もういろいろがんじがらめで難しいでしょう。



亜熱帯に居ながら
背中の上に氷のつららを落とされる様な焦りは、

三連ホテルのてっぺんに乗っかった船の先端から
地上を見下ろした時以上の恐ろしさを感じました。


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