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自分らしい幸せな生き方

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自分らしく、幸せに生きるにはどうしたらいいのか。心悦ぶ幸せな人生とは。自由に生きられるようになった今だからこそ、私の体験を通じて得た自分らしい道の見極め方について綴ります。
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#君たちはどう生きるか

思っていても伝えないのは、ないのと同じ

思っていても伝えないのは、ないのと同じ

『君たちはどう生きるか』の
漫画も読んでみた。

原作をもとに、漫画は
独自に作者の伝えたいことを
わかりやすく表現してくれていた。

主人公はコペル君と呼ばれている。
おじさんが命名した。
コペル君は嬉しさをかくしきれない。
「あのコペルニクスみたいに
まわりの人にどれだけ間違っていると言われても
自分の考えを信じぬける立派な人間に僕もなってみたい」

コペル君は、銀座のデパートの屋上から見下ろ

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この世のたった1つの法則とは

この世のたった1つの法則とは

吉野源三郎の『君たちはどう生きるか』で
おじさんが問いかける。
君は自分では気づかないうちに
日々ある大きなものを生み出している。
それは何か?
読者にも問いかける。
答えを人に聞いてはいけないよ。
自分自身で見つけること。それが肝心だと。

最も心動かされるシーンは、
やはり雪の日の運動場のできごとだろう。

主人公のコペル君は、友だちが殴られたら
ともに守り、殴られようと約束した。
その数か月

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君たちはどう生きるか 吉野源三郎が最も伝えたかったこと

君たちはどう生きるか 吉野源三郎が最も伝えたかったこと

吉野源三郎の『君たちはどう生きるか』を読んだ。
映画を観て、原作を読みたくなった。

おじさんがコペル君宛に書いた、
「常に自分の体験から出発して正直に考えてゆけ」
という言葉が、私の心に響いた。

「ここにゴマ化しがあったり、どんなに偉そうなことを考えたり、
言ったりしても、みんな嘘になってしまう」
グサグサくる。
私は、ゴマ化して生きてきたのではないか。
怒られるのが怖いから、人目を気にして、

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宮崎駿の世界にあるほんとうの幸い

宮崎駿の世界にあるほんとうの幸い

「おそらく、訳が分からなかったことでしょう。私自身、訳が分からないところがありました」
という宮﨑駿監督のコメントは、
宮沢賢治の言葉を想起させた。

宮沢賢治の世界もわからないことばかりだ。
子どものころ『銀河鉄道の夜』を読んで
全然わからずおもしろくなくて読まなかった。

大人になって、『銀河鉄道の夜』を読んでびっくりした。
あの世へいく鉄道だったの?!
そんなに深いお話だったとは。

ラジオ

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人間が最初に選ぶ大切なもの

人間が最初に選ぶ大切なもの

映画を観た。
身体が震えてしまうほど泣いた。
そもそも、こんな映画をしていること自体
全然知らなかったのだけれど、
観た友人がずっと泣いていたというので
すぐ観たくなって、昨日チケットを買った。

夜帰宅したら、
いけばなの先生からお手紙が届いていた。
こどものころからの最初のいけばなの恩師で
実家の近所にお住まいだ。
先生の大好物をお贈りしたら
御礼とともに近況が書かれていたのだが、
私にとって

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