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マネージャーの必須スキル。「イシューを見極める」プロジェクトのスタートの仕方(後編)

この記事はこちらの記事の後編になります

2.現状を可視化する

イシューの整理をして、オーナーを決め体制が整ったら次に行うことは、現状の可視化です。

現状の可視化には2つ種類があります。

2-1.かんばんの導入

かんばんの導入については、一般的なものがあるので、あまり語るつもりはありませんが、一応簡単に触れておきます。詳しくは「かんばん方式とは」などで検索して見てください


チームでプロジェクトを行う上で、大事なのがメンバー感の連携です。誰が何をやっていて、今どのような状態なのか?IT系の仕事の場合は企画→デザイン→開発という段階で進むので、自分の仕事はもう進められるのか?自分の仕事について、どういう議論がされているのか?特に開発メンバーは企画時点で、実現性が担保されているのか?ということがとても気になります。企画メンバーもこれは実現可能なのか?を聞きながら進めたいが、並行して進めている開発の妨げをしたくなく、聞くタイミングを逃すことも多いです。

というので、もし自分のチームがやっていない場合は、見よう見まねで大丈夫ですので、とりあえず導入してもらえればと思います。そして、導入して、1週間で、みんなでやってみてどうだったか?を話し、そのチームに合った形で導入していければ良いと思います

2-2.SQL等の分析スキルの向上

YKが次に行うメインの活動は、社内SQL講座です。メンバーが担当した案件の効果測定をメンバー自信がでできるようにします。YKは社内の各部署でSQL講座をして、述べ30人ぐらいの人に1からSQLを教えました。このnoteでSQLについて詳しく書くのは控えますが、教えるのはSELECT ~ FROM というぐらいの本当に基礎的なものだけです。
1つだけYKが教える時に重視することといえば、「コピペ禁止」で教えるということです。これだけ教えていて、上達する人と上達しない人の違いがはっきりわかり、上達しない人は「コピペ」を初めのうちによく使う人です。なので、面倒だとは思いますが、「コピペ禁止」でしばらSQLを書いてもらうと、SQLは簡単な言葉ですので、誰でも習得できます。


そして、ある程度SQLが書けるようになると、自分がやったものがどのような効果があったか、自然と調べたくなるものです。あとは、そのサポートをしていけば、みんな上達していきました。

2-3.KPIの可視化ダッシュボード作成


KPI議論の例

そして最後の仕上げは、チームでKPIツリーを作って、見るべきものの認識合わせをし、tableau等で日々見れるダッシュボードを作成するということをします。YKの考えでは、KPIツリーを一人で作ってもあまり意味がありません。
余談で言えば、「ペルソナ」など定性的な何か設定を作るものも同様で、これは作る過程に価値があります。メンバー間の認識統一、価値観の統一という価値です。誰か一人が作ったものに何も価値はないと思っています。この一緒に考えるという作業がチームを強くすると考えています。

ちなみに、プロダクトによっては、KPIをツリー構造にするのではなく、サークル構造にした方が良いやり方もありますので、こちらもご参考にしていただければと思います。

まとめ

まとめると現状の可視化のために以下の3つの活動を行います

ここまで来れば、あとはチームメンバーそれぞれが考えて自走するチームが出来上がります。多くのメンバー、特に若いメンバーはは自分の成長や自分で結果を出したくて会社で仕事をしており、言われたことをやってお金をもらうために会社に入ったわけではありません。

私の上司が「猿みたいな仕事をするな」と常に怒ってくれていました。人間は考えることが楽しい生き物です。マネージャーはそれを奪ってはいけないと思っています。できるだけ個人個人が考えて仕事を取り組んでくれれば必ず良いプロダクトになっていきます。メンバーの力を信じて、マネージャーはその力を最大化するように動くのがYKの考えるマネジメントです。

ぜひ、マネージャーの方は参考にしていただければと思います。


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