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自分との対話

例えば読書1つとっても、
「本って読んだ方がいいですか?」
というのを、
<他人に聞いてしまう人は、読まなくてもいいと思います。>
僕は上記のような質問をされると、そう答えています。

恐らく、あなたが本当に興味のある者は他人が抑制しようがもうとっくに行動しているはずです。
その自分の内から湧き出るニューロンの発火を大切にしてください。

あなたが、本当に心が動くものを追求していきゃいい。

たまたま僕はそれが「本」「論文」っていうだけの話です。


昨今は知識っていうならGoogle先生に聞けば一瞬です。
知識の為に読むっていうのなら、なおさら読まなくてもいい。

別に読書は義務でもなんでもない。
有名人でも政治家でも社長さんでも研究者でも、誰が読書をオススメしてようが、あなたが興味ないのなら読まなくてよいのですよ。

まあ元も子もない事を言いすぎる前に、少しだけロジックに言えば
「本屋にフラっと寄ってみるのは、ありです」
ってとこかな。(゜-゜) 
<本屋を10分だけと決めてタイマーとか設定してクルクル回ってみる。>
なんてのはRPGっぽくて面白かったりします。
「え!ナニコレ!!」と興味がでるかもしらん。
「おもしろそう・・・」となるかもしれん。
「うわ~これ何書いるんやろ・・」とかね。
そうなりゃ、買って読んでみりゃいいんですよ。
その本が「今、その瞬間に、あなたが心が動く内容」っていうシンプルな話です。

で、買ってみたが家で積読でもええし、結局読まんかったならそれでええねん。
別に本の読み方なんてほんまは一縷もないねんから、
好きなとこだけ読んでもいいし、一行でやめてもええし、好きな言葉を切り抜いてコレクションしてもいいねん。


年間500冊読んでまっせ('ω')・・みたいなんがおるけど、別に年間0冊でもええし、年間1億冊でもええねん。
そもそもどんな感じで読むかなんてのもあるし、何をもって「読破」と定義するのかも人それぞれですから(゜.゜)

正解とか、、ないねん!!!!
やから、迂闊に他人に聞いたらあかん!!!

で、もし10分本屋内を回ってみて、
「な~んも興味ないわ」ってなったら、今その瞬間はあなたは読書を求めていない。
ただ、、、それだけ、、、、

それがつまるところ、
「自分を生きる」って事の1つでもあるし、
「自分との対話」を意味するところでもあります。

本が今の自分にとってどうなのか?
を知るために「興味ない」「いらん」と判断してしまう前に、1度本屋を回ってみてから、「やっぱりええわ」ならそれでよし。
が、人間って絶えず変化する生き物です。
その本屋にあった本1冊で<人生の価値観が変えられる>という可能性はありますからね。
あなたも、あなたに言い聞かす前に、「どうかな?(゜.゜)」と自分に聞いてあげる事は必要かもしれません。

精神科で外来患者の相談とかにのってても多いのは
「本っていいんですよね?」
「本って読まないとダメですよね?」
「年間で200冊とか読んでいる人がいて、すごい」
っていう、なぜか本=博学 みたいな価値視点があります。

が、別にYouTubeでもいいし、他者との対話でもいいし、世の中の事象を観察するでもいいねんで('ω')

ボ~~っと世の中を観察するんじゃなくて、
スーパー行っても、公園ウォーキングしても、駅の改札おっても、コンビニおっても、
どんな客層がおって、どんな人達に価値を創造していて、どんな思考でその行動をしていて、
体型・服装・髪型・歩き方・歩行速度・表情からどんな事が推測できるか、とか、
人間は<考える>という行為が面白いのですよ。
やから、その癖があるんなら読書なんて別に無理してせんでもいい。

本を読むから賢いとかっていう印象論ではなくてね。
事象をどこまで<考えている>かどうか?だけです。

ニュース1つでも、
他人の会話一つでも、
そこからあなたが<どのように思考するのか?>という普段の思考癖が
あなたという人間を形成していくのです。

その媒体は何も、本である必要はないって事。

講演会とか、セミナーとか、何万冊の本とか、勉強会とか、
そんなので「自分らしさget!!!」なわけない。

ダイエットと似てる。
健康的な体型をキープしている人間は
<毎日毎日、意識している>事が大半です。
たまに意識している。。とかじゃなくて、
自分のロジックがあって、自分なりの法則があるんですよ。

体型も1日、2日、1カ月なんかで、簡単には変わらんでしょう。
変わってもすぐに戻るでしょう。

長い年月をかけて、自分と戦い続けた者だけが得れるモノってのが確実にあります。

思考力にせよ、体型にせよ、ね。

常に考え続ける事。終わりはない。


それだけです。


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