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祇園祭で夏が来る

今日も どんより曇り空で始まりましたが、午後は明るくなってきて、
久しぶりの青空、夕焼けです。

りこちゃんと こざる達は、
いつものように皆で一緒に夕飯を賑やかに食べて 夜のニュースを見ながら 
食後のお茶を飲んでいます。

「わあ すごいねー。」
「迫力 あるよ!」
「動く美術館って言われているんだね。」「山鉾は23基もあるんだよ、荘厳だね。」

テレビでは、京都の祇園祭の前祭、
山鉾巡行の様子が映し出されています。

「りこちゃん、見に行きたいね。」
「そうね、行きたいねー。」

りこちゃんは、旅が大好きで、
京都や奈良は特に大好きです。
こざる達も一緒に何度も行きました。

「でも祇園祭は行ったことないんだよね。」

暑いし、混むしで、この季節は行ったことがありません。

「京都は街全体が ちゃんと整備されて
いるから、こういう祭もやりやすいだろうし、また観客も見やすくていいよね。」
「大きな山鉾が 23基も堂々と 通ることが
できるんだもんね。」

今はホテルや駅など 高い建物も
いくつかありますが、それでも全体的には
低い建物が多くて、美しい景観を
保っています。

「前に りこちゃん 言ってたよね、
京都の人達が ずっと昔から大切に
時には頑固に 京の町を守っているからだって。」
りこちゃんが 頷きます。

京都の人達は、そうは思わないかもしれませんが、便利ではないこと、快適ではないことも いろいろあるのだと思います。
お金もかかるでしょうし、
人力も必要です。
そして絶えず続けていかないとなりません。歴史、伝統を守るというのは、
そう容易いことではありません。

「わー、観客は12万人もいたんだ!」
「海外から観に来ている人も多いね。」

京都は外国の方々にも
大人気の観光地ですからね。

りこちゃんは楽しそうに
その様子を じっと見ています。

こざるちゃんが言います。
「前に撮った京都特集の番組、皆で
ちょっと観ようか?」
皆、うんうん頷きます。
りこちゃんも 嬉しそうに頷きます。

「じゃあ お茶のお代わり、入れてくるね。」
「お願いねー。」

お茶当番のこざる達二人は、
台所で ラジオをつけて お茶の用意をします。

ラジオからは懐かしい歌が流れてきます。

「いつものあいさつなら どうぞしないで
言葉にしたくないよ 今朝の天気は
街角に立ち止まり 風を見送った時
季節がわかったよ」

松任谷由実の『生まれた街で』です。

こざる達は お茶を入れながら
聴いています。

「生まれた街の匂い やっと気づいた
もう遠いところへと ひかれはしない
小さなバイクを止め 風を見送った時
季節がわかったよ」

こざるカフェは、今日もゆっくりゆっくり
のんびり穏やかに時間が流れていきます。

読んで下さって、どうもありがとうございます。
京都は本当にとても魅力的な
奥が深いところだと思います。
よい毎日でありますように (^_^)


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ありがとうございます(^_^) またのご来店、お待ちしております。
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ひっそりと、こっそりと、空想でカフェを始めることにしました。 「ウールー」は、フランス語で heureux と綴り、「幸せな」という意味です。営業時間は不定期です。 こざる達は 人間のおばあさんの りこちゃんと 一緒に暮していて、時々、登場します。
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