給与は産業で決まる
稼いでいる金額規模の大きい会社の方が、社員への給与が高くなる傾向にあります。そのため、B to CよりもB to Bの方が、サービス業よりも製造業の方が、一般的に給与水準が高いです。
学習塾の教室長よりも、医薬品のMRの方が圧倒的に給与が高いです。
同じ不動産業であっても、賃貸マンションの仲介営業よりも投資用マンションの営業の方が、圧倒的に給与が高いです。
給与は産業でほぼ決まります。
年収が高い人が人物的に優れているというわけではありません。年収が高い業界で働いているからそうなっているのです。
(とはいえ傾向で言えば、年収が高い人の方が生活に余裕があるせいか、クレーマーとなることは少なく物わかりもよいので、顧客として接しやすい人物像であることが多い、とは思います)
崇高な想いを掲げた介護ヘルパーよりも、ペーペー新卒のコンサル見習いの方が、年収は高いのです。
特に新卒の就活においては、やりたい仕事を探そうとして業界や職種ばかりを見て検討しているように感じます。
また、学校教育においても、「将来やりたい仕事」を考えさせる際には、仕事内容だけを念頭においていた気がします。
現実社会では、仕事内容と年収は切り離せないほど密接な関係にあります。
そのため、業界や職種だけを独立して考えるのではなくて、あわせてどんな年収になるのか、もセットで考えていくとよりリアルな将来設計をするのに役立つのではないかなと思います。
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